KORG KORG volca drum

volca drumにはベロシティ機能はありません。しかし、シーケンサーのアクセント機能を使用することで、ステップごとに音の強弱を調整し、擬似的にベロシティのような効果を得ることが可能です。よりダイナミックな表現を求める場合は、外部MIDIコントローラーとの併用を検討すると良いでしょう。

volca drumにはホイール機能は搭載されていません。そのため、リアルタイムでのピッチベンドやモジュレーションの操作はできませんが、シーケンサーのモーション・シーケンス機能を使用することで、ピッチやその他のパラメーターをステップごとに変化させることが可能です。

volca drumは、6パート構成のデジタル・パーカッション・シンセであり、各パートは個別に2つのレイヤーを持つことができます。これにより、複数の音色を重ねて複雑なサウンドを作り出すことが可能です。レイヤー機能により、音作りの幅が広がり、よりユニークなパーカッションサウンドを実現できます。

volca drumは、16ステップシーケンサーを搭載しており、各ステップごとにノート、アクセント、スライドを設定可能です。また、ACTIVE STEP機能を使用すると、ステップの抜き差しをパートごとに行うことができ、より複雑なリズムパターンを作成できます。スライス機能を使用すれば、ステップを細かく分割してドラムロールのような効果も得られます。

volca drumには、ウェーブガイド・レゾネーターというエフェクトが搭載されており、これにより独特の響きを加えることができます。また、ウェーブ・フォルダーやオーバードライブによる倍音や歪みを加えることも可能です。これらのエフェクトを組み合わせることで、他のリズムマシンにはない個性的なサウンドを作り出すことができます。

volca drumは、他のvolcaシリーズやelectribe、DAWと同期プレイが可能です。MIDI IN端子を使用することで、外部MIDI機器からのコントロールも可能です。ただし、USB MIDIには対応していないため、コンピューターとの直接接続には別途MIDIインターフェースが必要となります。