
KORG(コルグ) アナログ・モデリング・シンセサイザー multi/poly MULTIPOLY
の評価
商品概要
KORG multi/polyは、伝説的なMono/Polyの精神を受け継ぎつつ、コルグの次世代アナログ・モデリング・テクノロジーを駆使して開発されたシンセサイザーです。デジタル制御により、アナログシンセの持つ豊かなサウンドと、モジュラーシステムのような実験的な音作りをコンパクトなボディで実現しています。イースト・コースト、ウエスト・コースト、ウェーブテーブルといった多様なオシレータータイプに加え、ビンテージ名機をモデリングしたフィルター群、エンベロープ、VCA、ポルタメント回路のモデルを搭載。バーチャル・ボイス・カードによるアナログ的なバラツキや、Layer Rotate、Kaoss Physics、Motion Sequencing 2.0といった革新的な機能により、無限の音色バリエーションと表現力を提供します。付属のソフトケースで持ち運びも容易です。
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商品スペック
サイズ・重量
機能一覧
鍵盤を弾く強さによって音の大きさを変化させる機能です。弱く弾くと小さく、強く弾くと大きな音が出せるため、演奏に表情をつけることができます。より豊かな表現で演奏したい場合に役立ちます。
商品情報には鍵盤のベロシティ機能に関する直接的な記述がありません。シンセサイザーの鍵盤としては一般的に搭載されている機能ですが、明記されていないため、ここでは「なし」と判断します。演奏の強弱による音量変化や音色変化を重視する方は、別途確認が必要です。ただし、多くのモジュレーション機能により、他の方法で表現力を加えることは可能です。
音の高さを変えるピッチベンドホイールや、音にビブラートをかけるモジュレーションホイールを搭載する機能です。演奏中にリアルタイムで音色を変化させ、より表現力豊かな演奏ができます。ギターのチョーキングのような効果も出せます。
ピッチベンドホイールやモジュレーションホイールといった物理的なホイール機能に関する記述は商品情報に見当たりません。シンセサイザーの演奏表現において重要な要素ですが、本製品ではKaoss PhysicsやModノブ、Motion Sequencing 2.0といった独自のモジュレーション機能が豊富に用意されており、これらで音色変化や表現を代替することが可能です。
異なる音色を重ねて演奏できる機能です。例えば、ピアノとストリングスを重ねて、より豪華なサウンドを作り出すことができます。ライブ演奏や楽曲制作で、音の厚みを増したい場合に便利です。
multi/polyは「4つのレイヤーがあり、各レイヤーにはプログラムが含まれます」と明記されており、異なる音色を重ねて演奏するレイヤー機能に対応しています。さらに「Layer Rotate」機能により、キーを押すたびに新しいプログラムをトリガーする柔軟なラウンドロビンが可能で、より複雑でダイナミックなサウンドを生成できます。これにより、厚みのあるサウンドや、演奏ごとに変化するユニークな音色表現が可能です。
鍵盤を叩くタイミングや強さを記録し、自動的に再生する機能です。作曲のアイデアを記録したり、複雑なフレーズを練習したりするのに役立ちます。演奏が苦手な方でも、簡単に音楽制作を楽しめます。
本製品は、KORG独自の「Motion Sequencing 2.0」を搭載しています。これは、タイミング、ピッチ、シェイプ、4つのステップシーケンス値のセットを個別の「レーン」として扱い、それぞれに独自のループ設定を持たせることで、非常に複雑でカスタマイズ性の高いフレーズやモジュレーションの記録・再生を可能にします。これにより、単なる音符の羅列だけでなく、音色の変化やエフェクトの動きまで含めたダイナミックなシーケンスを作成でき、楽曲制作やライブパフォーマンスに新たな可能性をもたらします。
内蔵エフェクターで、音に様々な効果を加えられる機能です。リバーブで奥行きを出したり、コーラスで音を広げたりできます。音作りの幅が広がり、より個性的なサウンドを作り出せます。
商品情報には、リバーブやディレイ、コーラスといった一般的な「エフェクト」機能に関する具体的な記述がありません。しかし、「デュアル・モデリング・フィルター」や「ポスト・フィルターのアンチエイリアス・ドライブ回路」など、音色を大きく変化させる強力な音作り機能は豊富に搭載されています。これらは広義ではエフェクトと捉えられますが、テンプレートの定義する「内蔵エフェクター」とは異なるため、ここでは「なし」と判断します。外部エフェクターとの組み合わせを検討すると良いでしょう。
USBケーブルでパソコンと接続し、MIDI信号を送受信できる機能です。パソコンの音楽制作ソフトと連携して、シンセサイザーの音色を録音したり、ソフト上の音源をシンセサイザーで演奏したりできます。音楽制作の幅が広がります。
商品情報に「Editor/Librarianソフトウェアを使って独自のウェーブテーブルをロードすることも可能」と記載されており、PCとの連携が前提となっていることから、USB経由でのMIDIインターフェース機能に対応していると判断できます。これにより、本機をDAWのコントローラーとして使用したり、PC上のソフトウェア音源を本機で演奏したり、本機の音色データをPCで管理・編集したりすることが可能となり、音楽制作環境との統合性が高まります。
SHOPSTAFFによる評価スコア
KORG multi/polyは、デジタル技術を駆使してアナログシンセサイザーの深遠な音作りを可能にした、非常に高性能な製品です。従来のシンセサイザーでは実現が難しかったモジュラーシンセのような自由なパッチングと音色変化を、コンパクトな筐体で実現しています。価格帯としては高価ですが、その機能の豊富さと音質の高さはプロフェッショナルな現場でも十分に通用するレベルです。耐久性についてはKORGブランドの信頼性から長期的な使用が期待できます。主にスタジオでの楽曲制作やライブパフォーマンスにおいて、既存の音色に飽き足らず、深く音を追求したいユーザーに最適な一台と言えるでしょう。
ブランド・メーカー詳細
おすすめのポイント
- デジタル技術による驚異的なアナログ・モデリング・サウンドと、モジュラーシンセのような自由な音作りが可能な点。
- 4基のオシレーター、多様なフィルター、エンベロープ、VCA、ポルタメント回路のモデリングにより、非常に幅広い音色バリエーションを実現。
- Kaoss PhysicsやMotion Sequencing 2.0といった革新的な機能が、これまでにない表現力と自動変調の可能性を提供。
- ソフトケースが付属しており、持ち運びにも配慮されている点。
注意点
- 操作できる箇所が非常に多いため、初心者の方には使いこなすまでに時間がかかる可能性があります。
- ファクトリープリセットには独特で実験的な音色が多く含まれるため、一般的なポップスやロックの即戦力となる音色を求める場合は、自身での音作りが必要になる場合があります。
- 高度な音作り機能が豊富である反面、その全てを使いこなすには専門的な知識や経験が求められる可能性があります。
おすすめな人
- 深く音作りを追求したいサウンドデザイナーやプロデューサー。
- モジュラーシンセサイザーに興味があるが、よりコンパクトで統合されたシステムを求める方。
- KORG Mono/Polyのサウンドやコンセプトに魅力を感じ、現代的な進化形を求める方。
- ライブパフォーマンスでユニークな音色や自動変調を取り入れたいミュージシャン。
おすすめできない人
- シンセサイザー初心者で、すぐに使えるプリセット音色を重視する方。
- シンプルな操作性で手軽に演奏を楽しみたい方。
- 予算を抑えてシンセサイザーを探している方。
- ピアノやオルガンのようなリアルな楽器の音色を主に求める方。
おすすめの利用シーン
- スタジオでの楽曲制作やサウンドデザイン。
- 実験的な音楽ジャンルやアンビエント、テクノ、エレクトロニカなどのライブパフォーマンス。
- 既存の音色に満足せず、独自のサウンドを創造したいクリエイティブなセッション。
非推奨な利用シーン
- 手軽に持ち運んでカフェなどで気軽に演奏するようなシーン。
- 複雑な音作りをせず、シンプルなキーボードとして使用するシーン。
- アコースティック楽器とのアンサンブルで、リアルな音色を再現する必要があるシーン。
よくある質問(Q&A)
Q.このシンセサイザーの音色にはどのような特徴がありますか?特に「デジタルならではの驚異的なアナログ・サウンド」とは具体的にどういうことでしょうか?
Q.機能が非常に多いようですが、シンセサイザー初心者でも使いこなせるでしょうか?
Q.Kaoss PhysicsやMotion Sequencing 2.0など、独自の機能があるようですが、これらは音作りにどのように役立ちますか?
Q.ソフトケースが付属するとありますが、持ち運びや保管はしやすいですか?
Q.KORGのMono/Polyにインスパイアされたとありますが、具体的にどのような点が継承されているのでしょうか?また、他にモデリングされているものはありますか?
Q.このシンセサイザーはどのような人におすすめですか?
SHOPSTAFF 評価ランキング
KORG modwave mk IIは、ウェーブテーブルシンセシス、Kaoss Physics、モーション・シーケンシング2.0を搭載した多機能なデジタルシンセサイザーです。最大60ボイスのポリフォニーと豊富なモジュレーション機能で、複雑かつ表現力豊かなサウンドを創造できます。
鍵盤数 | 37 鍵 | 音源方式 | デジタル |
最大同時発音数 | 60 音 | 内蔵音色数 | - 音色 |
エフェクト数 | - 種類 | 入出力端子 | ヘッドホン端子, OUTPUT L/MONOとR端子, DAMPER端子, MIDI IN/OUT端子, USB B端子 |
本体重量 | 2.9 kg | 消費電力 | 5 W |
MIDI対応 | 対応 | シーケンサー機能 | モーション・シーケンシング2.0 |
Moog Museは、8ボイスのアナログ・バイティンブラル・ポリフォニック・シンセサイザーです。Moog Modularの回路に着想を得たディスクリート構成のオシレーターやフィルターを搭載し、躍動感あるアナログサウンドを提供します。直感的な操作性と豊富なモジュレーション機能、パワフルなシーケンサーとアルペジエーターを備え、スタジオからライブまであらゆるシーンでクリエイティブな表現を可能にします。
鍵盤数 | 61 鍵 | 音源方式 | アナログ |
最大同時発音数 | 8 音 | 内蔵音色数 | 256 パッチ |
エフェクト数 | 1 種類 | 入出力端子 | MIDI IN/OUT/THRU, USB-B, USB-Aホスト, AUDIO OUT (TRS L/R), ヘッドホン, ペダル入力 (サスティン, エクスプレッション), CV入力 (2), CV出力 (2), アナログクロック入出力 |
本体重量 | 14.55 kg | 消費電力 | 非公開 W |
MIDI対応 | 対応 | シーケンサー機能 | 16ステップシーケンサー (16バンク×64シーケンス) |
Moogの伝統的なモノシンセの系譜を受け継ぎ、革新的な回路をコンパクトな筐体に凝縮。クラシックなアナログサウンドに現代的な機能を加え、音楽制作を次のレベルへと導く高性能モノフォニック・アナログシンセサイザーです。
鍵盤数 | 32 鍵 | 音源方式 | アナログ |
最大同時発音数 | 1 音 | 内蔵音色数 | 256 音色 |
エフェクト数 | - | 入出力端子 | MIDI IN/OUT (DIN, USB-C), AUDIO IN/OUT, HEADPHONE OUT, CV/Gate x6, PEDAL IN x2 |
本体重量 | 4.95 kg | 消費電力 | - W |
MIDI対応 | 対応 | シーケンサー機能 | 64ステップシーケンサー |
KORG minilogueは、新開発の4ボイス・ポリフォニック・アナログシンセサイザーです。37鍵盤、16ステップシーケンサー、オシロスコープ機能を搭載し、本格的なアナログサウンドを直感的に楽しめます。
鍵盤数 | 37 鍵 | 音源方式 | アナログ |
最大同時発音数 | 4 音 | 内蔵音色数 | 200 音色 |
エフェクト数 | 1 種類 | 入出力端子 | ヘッドホン端子, OUTPUT端子, AUDIO IN端子, SYNC IN端子, SYNC OUT端子, MIDI IN端子, MIDI OUT端子, USB B端子 |
本体重量 | 2.8 kg | 消費電力 | 8 W |
MIDI対応 | 対応 | シーケンサー機能 | 16ステップ・ポリフォニック・シーケンサー |
KORG wavestate SEは、アフタータッチ付き61鍵盤と独自のウェーブ・シーケンシング2.0を搭載したフラッグシップシンセサイザーです。最大120ボイス、豊富なサウンド、専用ハードケース、音楽ソフトウェアバンドルが付属し、新しい創造性を刺激します。
鍵盤数 | 61 鍵 | 音源方式 | Wave Sequencing 2.0 |
最大同時発音数 | 120 ステレオ・ボイス 音 | 内蔵音色数 | 261 パフォーマンス、799 プログラム、1,042 ウェーブ・シーケンス 音色 |
エフェクト数 | 非公開 種類 | 入出力端子 | ヘッドフォン、オーディオ出力L/MONO, R、DAMPER、MIDI IN/OUT、USB B端子 |
本体重量 | 8.6 kg | 消費電力 | 5 W |
MIDI対応 | 対応 | シーケンサー機能 | Wave Sequencing 2.0 |