Austrian Audio OC818 Studio Set

OC818は、単一指向、超単一指向、無指向、双指向に加え、PolarPilotアプリでデザイン可能なプリセットを備えており、多様な録音環境に対応できます。アプリを使用することで、255段階での指向性デザインやリモートコントロールが可能です。これにより、録音場所や音源の種類に応じて最適な集音範囲を細かく設定でき、よりクリアで自然な音質での録音を実現します。特に、宅録環境での使用においては、部屋の反響音を抑え、目的の音源のみをクリアに捉えることができます。

OC818は、40Hz/80Hz/160Hzの3段階ハイパスフィルターを搭載しており、不要な低周波ノイズを効果的にカットできます。これにより、空調や空調機器のノイズ、床の振動など、録音環境に存在する様々な低周波ノイズを軽減し、よりクリアな音質での録音をサポートします。特に、ボーカル録音時にはポップノイズを抑え、楽器の音をよりクリアに際立たせることができます。

OC818は、-10dB/-20dBの2段階PAD（アッテネーター）機能を搭載しており、大音量の楽器やボーカルを録音する際に、マイクの過大入力を防ぎ、音の歪みを抑えることができます。ギターアンプやドラムなど、音圧の高い音源を録音する際に特に有効です。これにより、ダイナミックレンジを最大限に活かし、クリアで自然な音質での録音を実現します。

OC818にはショックマウントは内蔵されていませんが、OCS8スパイダーマウントが付属しています。外部からの振動を軽減するためには、このスパイダーマウントを使用する必要があります。特に、スタジオでのレコーディングや、振動が多い環境での使用には、ショックマウントの使用を推奨します。これにより、レコーディング中の不要なノイズを低減し、高品質なサウンドを得られます。

OC818は、ハンドメイドCKR12デュアル・セラミック・カプセルを搭載しています。このカプセルは、伝説的なCK12カプセルと同じクリティカル・ディメンションで設計され、オーストリアでハンドメイドされています。セラミック素材を使用することで、環境からの影響を受けにくく、高い品質を維持できます。また、サスペンション構造によりタッチノイズにも強いオープン・アコースティック・テクノロジーも搭載しています。これにより、OC818は、卓越したサウンド・クオリティとエンジニアリングへの情熱を結集したマイクロフォンとなっています。

OC818は、アナログ出力のみに対応しています。デジタル出力を使用する場合は、別途オーディオインターフェースなどを使用する必要があります。XLR端子から出力されるアナログ信号を、オーディオインターフェースでデジタル信号に変換し、PCなどに取り込みます。デジタル出力機能がないため、デジタル接続を希望する場合は、別途機材が必要になります。