キヤノン TR153

Wi-Fiダイレクト機能を使用すると、無線LANルーターがなくても、スマートフォンやタブレットから直接プリンターに接続して印刷できます。これにより、外出先や無線LAN環境がない場所でも、手軽に印刷できます。例えば、スマートフォンで撮影した写真をその場で印刷したり、クラウドストレージに保存した書類を印刷したりできます。ただし、プリンターとデバイスが直接通信するため、セキュリティー設定には注意が必要です。パスワードを設定するなど、不正アクセスを防ぐ対策を講じることが重要です。また、Wi-Fiダイレクト接続中は、インターネット接続が利用できなくなる場合があります。

この製品には自動両面印刷機能は搭載されていません。用紙を節約したい場合は、手動で両面に印刷する必要があります。具体的には、片面を印刷した後、用紙を裏返して再度給紙トレイにセットし、もう片面を印刷します。手動での両面印刷は手間がかかりますが、印刷コストを削減できます。また、両面印刷に対応した用紙を使用することで、よりきれいに印刷できます。両面印刷を行う際は、用紙のセット方向を間違えないように注意が必要です。間違った方向にセットすると、印刷がずれたり、裏面に印刷されたりする可能性があります。

用紙自動判別機能は搭載されていません。印刷する用紙の種類に合わせて、プリンタードライバーで用紙の種類を手動で設定する必要があります。例えば、写真用紙に印刷する場合は、プリンタードライバーで「写真用紙」を選択し、普通紙に印刷する場合は「普通紙」を選択します。用紙の種類を間違って設定すると、印刷品質が低下したり、用紙が正しく給紙されなかったりする可能性があります。用紙の種類は、プリンタードライバーの詳細設定で変更できます。また、用紙の種類によっては、印刷できない場合があります。取扱説明書に記載されている推奨用紙を使用してください。

インク残量検知機能が搭載されており、インク残量が少なくなると、プリンターの液晶パネルやパソコンの画面に警告が表示されます。これにより、インク切れによる印刷の中断を防ぎ、必要な時にインクを補充できます。インク残量警告が表示された場合は、速やかに新しいインクカートリッジを用意することをおすすめします。インク切れの状態で印刷を続けると、プリンターの故障の原因となる場合があります。また、インク残量検知機能は、あくまで目安として利用し、定期的にインク残量を確認することが重要です。

この製品にはスキャナー機能は搭載されていません。書類や写真をデータとして取り込むことはできません。スキャン機能が必要な場合は、別途スキャナーを購入するか、複合機タイプのプリンターを検討する必要があります。スマートフォンのカメラアプリなどを使用して書類をスキャンすることもできますが、専用のスキャナーに比べて画質や機能が劣る場合があります。スキャンしたデータを編集したり、OCR処理を行ったりする場合は、専用のスキャナーソフトが必要になる場合があります。

この製品には自動原稿送り機能（ADF）は搭載されていません。複数枚の書類をまとめてコピーやスキャンすることはできません。複数枚の書類を処理する場合は、一枚ずつ手動でセットする必要があります。大量の書類を処理する場合は、ADF機能が搭載された複合機タイプのプリンターを検討することをおすすめします。ADF機能を使用すると、書類をセットする手間を省き、効率的に作業を進めることができます。