WayPonDEV Tinker Board 2S 2GB

OS書き込み済みのSDカードは付属していません。別途OSをダウンロードし、microSDカードに書き込む必要があります。OSのインストール作業が必要になるため、初心者には少しハードルが高いかもしれません。ただし、OSの選択肢が広がるというメリットもあります。Android, Linuxなど様々なOSを試してみたい方にはおすすめです。

冷却機構は付属していません。高負荷な処理を長時間行う場合は、別途ヒートシンクを用意する必要があります。特に夏場や、ケースに組み込んで使用する場合は、熱対策が重要になります。ヒートシンクを取り付けることで、CPUの温度上昇を抑え、安定した動作を維持することができます。

無線LAN（Wi-Fi）とBluetoothが搭載されています。ワイヤレスでネットワークに接続したり、Bluetooth対応の周辺機器を使用することができます。IoTデバイスとして使用する際に、配線を気にせず設置できるのが魅力です。ただし、電波状況によっては通信が不安定になる場合があるため、注意が必要です。

RTCバッテリーバックアップ機能は搭載されていません。電源が切れると日時情報がリセットされるため、時刻合わせが必要になります。データロガーなど、時刻情報が重要な用途には不向きです。別途RTCモジュールを用意する必要があります。

USB Type-A 3.2 Gen1×3口、USB Type-C 3.2 Gen1×2を搭載しており、複数のUSB機器を接続できます。キーボードやマウス、USBメモリなど、様々な周辺機器を同時に使用することができます。USBハブを使用しなくても十分な数のポートが確保できるため、拡張性に優れています。

GPIOピンは搭載されていますが、カラー表示ではありません。ピン配置図を参照しながら、慎重に配線する必要があります。電子工作やプロトタイピングを行う際は、ピンの役割を間違えないように注意が必要です。GPIOピン配置がカラー表示されている製品と比較すると、初心者には少し難しいかもしれません。