WayPonDEV Tinker Board 2S 2GB Rockchip RK3399AI

本製品は16GBのeMMCストレージをオンボードで搭載しており、OSを直接インストールして使用できます。そのため、別途microSDカードにOSを書き込む手間が不要であり、より高速で安定した動作が期待できます。SDカードスロットも用意されているため、追加ストレージとして利用することも可能です。

製品にはヒートシンクが付属しており、Rockchip RK3399のような高性能SoCの熱対策が考慮されています。これにより、高負荷な処理を長時間実行する際でも、熱による性能低下や不安定な動作を防ぎ、安定したパフォーマンスを維持することが可能です。産業用途での連続稼働において重要な要素となります。

本製品はWi-Fi（802.11n対応）とBluetooth機能を内蔵しており、ワイヤレスでのネットワーク接続や周辺機器との連携が可能です。これにより、ケーブル配線を減らし、設置場所の自由度を高めることができます。IoTデバイスや組み込みシステムにおいて、無線通信は非常に重要な機能であり、多様な用途に対応できます。

リアルタイムクロック（RTC）の搭載およびバッテリーバックアップ機能に関する明確な記載はありません。電源が切れた際に時刻情報を保持する必要がある用途では、別途RTCモジュールの追加や、ネットワーク経由での時刻同期設定が必要になる可能性があります。

本製品はUSB 3.2 Gen1 Type-Aポートを3つ、USB 3.2 Gen1 Type-Cポートを2つ搭載しており、合計5つのUSBポートを利用できます。これにより、キーボード、マウス、USBメモリ、外付けHDDなど、複数の周辺機器を同時に接続することが可能で、高い拡張性を提供します。高速なデータ転送が必要なデバイスにも対応できます。

GPIOピンは搭載されており、センサーやアクチュエータなどの外部デバイスとの接続が可能です。しかし、GPIOピンの配置が色分けされているかについての具体的な記載はありません。電子工作初心者の方や、頻繁にピン配置を変更するような用途では、別途ピン配置図を参照しながら慎重に作業を行う必要があります。