GUERMOK GUERMOK ビデオキャプチャカード GCVC-1080p

本製品にはHDMIパススルー機能が搭載されていません。これは、入力した映像をキャプチャと同時に別のディスプレイに遅延なく出力する機能です。この機能がないため、ゲーム機などを接続した場合、プレイ画面はPCのキャプチャ画面で確認することになり、遅延が発生する可能性があります。特にタイミングが重要なゲームをプレイしながらキャプチャしたい場合には不向きです。キャプチャした映像を録画・配信する用途に限定されます。

HDMI入力には対応していますが、コンポジットやコンポーネントなどのアナログ入力端子や、DisplayPort、SDIなどの他の映像入力端子は搭載していません。このため、接続できる機器はHDMI出力を持つものに限定されます。古いビデオカメラやゲーム機など、HDMI以外の端子で出力する機器の映像を取り込みたい場合には、別途変換アダプターが必要になるか、あるいは本製品は使用できません。

製品本体には録画開始・停止用の物理ボタンは搭載されていません。録画操作は接続したPC上のキャプチャソフトウェア（OBS Studioなど）から行う必要があります。ボタン操作で手軽に録画を開始したい場合には不向きです。PC画面を見ながらソフトウェアを操作することに慣れているユーザー向けの仕様と言えます。

製品本体にマイク入力端子（3.5mmジャックなど）は搭載されていません。ゲーム実況などでマイクの音声とゲーム音声を同時に録音したい場合は、別途PCのマイク入力を使用するか、ミキサーなどを介してPCに取り込む必要があります。キャプチャデバイス単体で手軽に実況音声を録音したい場合には不向きです。

録画解像度として最大1080P/60Hzに対応しており、通常は接続したPCのキャプチャソフトウェア側で録画解像度やフレームレートを設定できます。例えばOBS Studioなどを使用すれば、1080P以外に720Pなど、対応している範囲で解像度を選択して録画することが可能です。これにより、用途やPCのスペックに合わせて録画データのサイズや品質を調整することができます。ただし、製品によっては特定の解像度に固定される場合もあるため、使用するソフトウェアとの組み合わせで確認が必要です。

OBS Studioやその他の主要なライブ配信・録画ソフトウェアとの互換性があると公式に謳われています。これにより、これらのソフトウェアを使用して、キャプチャした映像の録画、ライブ配信、簡単な編集などを手軽に行うことができます。多くの配信者やコンテンツクリエイターが利用しているソフトウェアに対応しているため、既に使い慣れている環境でシームレスに本製品を導入することが可能です。