CGOLDENWALL 剥線機 ワイヤーストリッパー Φ0.5-30mm

本製品は自動でワイヤー径を判断する機能は搭載していません。本体上部の3種類の調整金具（ネジ/ノブ）を操作して、手動で電線の太さに合わせて入線口の幅や刃の食い込み具合を調整する必要があります。これにより、様々な太さの電線に対応できる汎用性がありますが、ワイヤーの種類やサイズが変わるたびに調整が必要となり、慣れるまでは手間がかかる場合があります。調整が適切でないと、被覆がうまく剥けなかったり、芯線を傷つけたりする可能性があるので注意が必要です。

被覆を剥がす長さを一定に設定する機能は搭載されていません。電線を本体に挿入し、ハンドルを回すか電動ドリルで送ることで剥離しますが、剥がす長さはユーザーが電線を送り込む量や引き抜くタイミングによって決まります。そのため、複数の電線を同じ長さに剥きたい場合は、別途定規などで長さを測りながら作業する必要があります。コネクターへの接続など、正確なストリップ長が必要な作業には不向きな場合があります。

電線に端子を圧着する機能は搭載していません。本製品は電線の被覆を剥がす専用の工具です。剥離した電線に端子を取り付ける作業が必要な場合は、別途専用の圧着工具を用意して行う必要があります。多機能ツールではなく、剥線作業に特化することで、比較的シンプルな構造と価格を実現しています。

電線を切断するためのカッター機能は搭載していません。電線を必要な長さに切る場合は、ニッパーや電工ナイフなど、別の切断工具を使用する必要があります。本製品の刃は被覆を剥がすことに特化しており、切断用途に使用すると刃を傷める可能性があるので避けるべきです。剥線作業の前後に切断作業を行う場合は、工具を持ち替える必要があります。

本製品は据え置きまたは卓上固定して使用するタイプの工具であり、ハンドルなどを折りたたんで固定するロック機構は搭載していません。手持ちタイプのワイヤーストリッパーのような刃の不意な開きを防ぐための機能は本製品には不要なため省略されています。使用しない時も特にコンパクトに折りたためるわけではありません。

剥がされた電線の被覆くずを自動で収集する機能や機構は搭載していません。剥離された被覆くずはそのまま作業場所に落ちるため、作業中や作業後に都度清掃が必要です。特に屋内で作業する場合や、細かい部品が周囲にある場所で使用する場合は、被覆くずが飛び散らないように注意する必要があります。後片付けの手間を減らしたい場合は、作業場所に新聞紙などを敷くなどの対策が必要になります。