ハイパーエックス(HyperX) HyperX Pulsefire Hasteワイヤレスゲーミングマウス 4P5D7AA

左右クリック、ホイール、DPIボタン、左右サイドボタンの合計6個のボタンを搭載しています。HyperX NGENUITYソフトウェアを使用することで、これらのボタンにゲーム内のアクションやショートカットなどを割り当てることが可能です。Logicool G300Sなどの多ボタンマウスと比較するとボタン数は少なめですが、FPSやMOBAなど、多くのゲームジャンルで必要とされる最低限のプログラム可能ボタンは備えています。より多くのマクロやショートカットを割り当てたいMMORPGプレイヤーなどには物足りない可能性がありますが、シンプルな操作を好むユーザーには十分なボタン数と言えるでしょう。

マウスの天面にあるDPIボタンを押すことで、事前に設定した複数のDPI感度レベルを瞬時に切り替えることができます。HyperX NGENUITYソフトウェアを使用すれば、切り替えたいDPI値（最大16000DPIの範囲で調整可能）を細かく設定できます。ゲーム中に精密なエイムが必要な時は低DPIに、素早い視点移動が必要な時は高DPIにするなど、状況に合わせて感度を最適化できるため、様々なゲームシーンで有利に立ち回ることが可能です。DPI設定は視覚的に確認できるよう、マウスホイール部のLEDの色で判別できる機能も備えています。

製品情報やメーカーの説明には、ボタン設定やDPI設定などのプロファイルをマウス本体のオンボードメモリに直接保存できる機能についての明確な記載が見当たりません。したがって、設定の保存や管理は基本的にHyperX NGENUITYソフトウェアを通じて行う必要があり、異なるPCで使用する場合やソフトウェアのインストールができない環境では、設定をそのまま利用することが難しい可能性があります。オンボードメモリ機能は、環境が変わっても常に同じ設定で使用したいユーザーにとっては重要な機能であるため、この点は注意が必要です。

マウスホイール部分にRGB LEDを搭載しており、HyperX NGENUITYソフトウェアを使用して発光色やエフェクトをカスタマイズできます。単色表示はもちろん、呼吸、スペクトルウェーブなどのエフェクト設定も可能です。派手すぎない控えめな光り方ですが、ゲーミングマウスらしい雰囲気を演出し、DPI設定の状態を色で判別するインジケーターとしても機能します。デスク周りの他のゲーミングデバイスとライティングの色を合わせたい場合などにも対応可能です。

本製品は、超軽量設計（61g）を最大の特徴の一つとしており、ユーザーが任意にマウスの重さを調整できるウェイトシステム機能は搭載されていません。本体重量そのものが非常に軽いため、重量を加えて安定させたいというユーザーのニーズには対応できません。マウスの重さに対する強いこだわりがあり、細かく調整を行いたい場合は、ウェイトシステムを搭載した他のモデルを検討する必要があります。軽量マウスを求めるユーザーにとっては、この機能がないことはデメリットにはなりませんが、調整の自由度はありません。

製品説明に明確な記載はありませんが、公開されている画像やレビューから、HyperX Pulsefire Hasteワイヤレスは左右対称の形状を採用していると判断できます。このデザインは、右利き・左利きどちらのユーザーにも対応しやすく、特定の利き手に縛られずにマウスを選ぶことができます。また、手の大きさや持ち方（かぶせ持ち、つまみ持ち、つかみ持ち）に関わらず、比較的多くのユーザーにとって自然で快適なグリップ感を提供しやすい汎用性の高い形状と言えます。レビューにも持ちやすさに関する肯定的なコメントが見られました。