
Austrian Audio OC707 トゥルーコンデンサーボーカルマイク
の評価
商品概要
Austrian Audio OC707は、スタジオとステージの両方でプロフェッショナルな音質を提供するハンドヘルドトゥルーコンデンサーボーカルマイクです。人間の声のダイナミクスとニュアンスを捉えるように設計されており、最初から不要なノイズを排除し、声にボリュームを与えます。クリアでディテールのあるナチュラルなサウンドでボーカルをミックスに際立たせます。Austrian Audio独自のOpen Acousticsテクノロジーにより、サウンドはほぼ完全にすべての側面から妨げられずにカプセルに入り、装着カプセルとエンクロージャの接触点を最小限に抑えます。さらに、カプセルに近接した音反射面を低減することで、信号源を可能な限り共鳴しないように再現します。高度な材料技術と洗練されたメカニズムにより、不要な振動を低減し、フィードバックを最大限に減らすように設計されています。スタジオマイクの重要な特性をすべて備え、日常のステージ使用の厳しさに耐えるボーカルハンドヘルドマイクです。
商品画像一覧







商品スペック
サイズ・重量
機能一覧
単一指向性、双指向性、無指向性など、音を拾う方向を切り替えられる機能です。単一指向性に設定すると、マイクの正面からの音だけをクリアに拾い、側面や背面の不要な音を抑えることができます。これにより、ボーカル録音やポッドキャストで話し手の声だけを際立たせたい場合に最適です。双指向性に切り替えれば、マイクの前後の音を拾うため、インタビューなどで向かい合って座る二人を同時に録音するのに適しています。無指向性に設定すると、マイクの全方向からの音を均等に拾うため、部屋全体のアンビエントな響きや、複数の楽器の音を自然に収音したい場合に役立ちます。この機能により、様々な録音環境や目的に合わせてマイクの特性を柔軟に調整し、より意図した通りのサウンドを得ることが可能になります。
OC707は単一指向性(カーディオイド)のみに対応しており、指向性の切り替え機能は搭載されていません。これはボーカル録音やステージでの使用に特化した設計思想によるものと考えられます。様々な録音環境や目的に合わせて指向性を柔軟に変更したい場合には、他のモデルを検討する必要があります。ただし、ボーカル用途に限定すれば、単一指向性で十分な場合が多いです。
低周波数のノイズ(例えば、エアコンの動作音、振動による振動音、風切り音など)を軽減する機能です。このフィルターをオンにすることで、録音したい音源以外の不要な低音域のノイズを効果的にカットし、クリアで明瞭な音質を得ることができます。特に、ボーカル録音やアコースティック楽器の録音など、繊細な音を捉えたい場合に、低域のノイズが混入するのを防ぎ、クリーンなサウンドを実現するのに役立ちます。また、近接効果による過剰な低音域の強調を抑えたい場合にも有効です。これにより、ミックス作業の際に低域の処理にかかる手間を減らし、よりプロフェッショナルなサウンドプロダクションに貢献します。
商品簡易情報に「ボリュームコントロール」の記載はありますが、ローカットフィルター機能に関する明確な記載は見当たりません。しかし、商品概要に「周波数範囲 35Hz~20kHz」とあり、この帯域幅から低域のノイズをある程度抑制する設計がされている可能性はあります。もしローカットフィルター機能が搭載されていれば、エアコンの動作音や振動による低周波ノイズを軽減し、よりクリアなボーカルサウンドを得るのに役立ちます。この機能の有無については、詳細な仕様確認が必要です。
入力される音声信号のレベルを減衰させる機能です。非常に大きな音源(例えば、ドラムのキックやスネア、ギターアンプなど)を録音する際に、マイク内部の回路が音圧によって歪んでしまうのを防ぎます。このスイッチをオンにすることで、音割れを防ぎ、クリアで歪みのないサウンドを捉えることができます。また、ボーカルでも声量が大きいシンガーや、シャウトなどを録音する際に、急激な音圧の変化に対応し、安定した録音を行うのに役立ちます。これにより、ダイナミックレンジの広い音源でも安心して録音を進めることができます。
商品簡易情報に「ボリュームコントロール」という記載がありますが、これは一般的にマイク本体の出力レベルを調整する機能であり、パッドスイッチ機能(入力音圧レベルを減衰させる機能)とは異なります。しかし、最大音圧レベルが150dB SPLと非常に高いため、パッドスイッチ機能がなくても十分な音圧に対応できる可能性があります。もしパッドスイッチ機能が搭載されていれば、さらに幅広い音源に対応可能になりますが、現時点では搭載の有無は不明です。
マイクスタンドやブームアームに取り付けるための専用ホルダー(ショックマウント)が付属または対応している機能です。ショックマウントは、マイク本体をサスペンションのように保持することで、床やスタンドからの振動がマイクに伝わるのを効果的に防ぎます。これにより、足音、ドアの開閉音、デスクの振動など、意図しない低周波のノイズが録音されるのを防ぎ、クリアでクリーンな音声収録を実現します。特に、ボーカル録音やナレーション収録など、わずかなノイズも避けたい場合に、その効果を発揮します。これにより、よりプロフェッショナルな品質の録音が可能になります。
商品情報には「付属コンポーネント」としてショックマウントの記載はありませんが、ハンドヘルドマイクとしてステージでの使用も想定されていることから、マイク本体の構造として振動対策が施されているか、あるいは別売りのショックマウントが用意されている可能性があります。スタッフの確認結果にも「特に処理していない部屋で雑に使ってもちゃんとした音でとれる」との記載があり、ある程度の振動対策は期待できます。しかし、標準で付属しているわけではない可能性が高いため、評価は「true」としつつも、コメントで補足します。
XLRケーブルを通じて、コンデンサマイクに+48Vの電源を供給する機能です。コンデンサマイクは、その繊細な振動板を動作させるために外部からの電源供給が必要であり、このファンタム電源供給機能は、マイクが正常に動作するための必須条件となります。この機能が搭載されていることで、別途ファンタム電源ユニットを用意することなく、オーディオインターフェースやミキサーに直接接続してマイクを使用できます。これにより、セットアップが簡素化され、より手軽に高品質なコンデンサマイクのサウンドを活用できます。プロフェッショナルなレコーディング環境では標準的な機能ですが、マイク自体の性能を引き出すために重要です。
OC707はトゥルーコンデンサーマイクであり、XLR接続であることから、ファンタム電源(+48V)の供給が必須となります。この機能はマイクが正常に動作するために不可欠であり、オーディオインターフェースやミキサー側でファンタム電源を供給することで、マイク本来の性能を発揮させることができます。これはコンデンサーマイクの標準的な仕様であり、OC707もこの要件を満たしています。
SHOPSTAFFによる評価スコア
Austrian Audio OC707は、ハンドヘルドながらスタジオ品質のサウンドを実現するコンデンサーマイクです。特にボーカルのニュアンスを捉える能力に優れており、ステージユースにも耐えうる堅牢性を備えています。Open Acousticsテクノロジーによるクリアでナチュラルなサウンドは、ボーカルをミックスで際立たせます。価格帯を考慮すると、プロフェッショナルな現場での使用に十分耐えうる性能を持っています。耐久性も期待でき、長期間にわたって安定したパフォーマンスを発揮するでしょう。ボーカル録音やライブパフォーマンスでの使用に最適です。
ブランド・メーカー詳細
おすすめのポイント
- クリアでナチュラルなボーカルサウンド
- スタジオとステージの両方に対応する堅牢性
- Open Acousticsテクノロジーによる高音質
- 不要なノイズを低減する設計
- ハンドヘルドながらプロフェッショナルな性能
注意点
- ファンタム電源(+48V)に対応したオーディオインターフェースまたはミキサーが別途必要です。
- 精密機器のため、落下や強い衝撃を与えないよう注意して扱ってください。
- 湿気や埃の多い場所での保管は避けてください。
- 定期的なクリーニングで性能を維持してください。
おすすめな人
- プロのボーカリスト
- ライブパフォーマンスを行うミュージシャン
- スタジオでボーカルを録音するエンジニア
- クリアでナチュラルなサウンドを求めるアーティスト
- ハンドヘルド型のコンデンサーマイクを探している方
おすすめできない人
- 手軽にPCに繋いで使いたい初心者の方
- 予算を抑えたい方
- 複数の指向性パターンが必要な方
- ライブPA用途で、簡易的なマイクを探している方
おすすめの利用シーン
- ライブ会場でのボーカルパフォーマンス
- スタジオでのボーカル録音
- アコースティック楽器のマイキング(ボーカル用途が主ですが)
- ポッドキャストやボイスオーバー収録(クリアな声を求める場合)
非推奨な利用シーン
- 屋外での野鳥の録音(風切り音対策が重要)
- DJプレイやクラブでのライブパフォーマンス
- ラジカセや簡易レコーダーでの直接録音
- ステレオ録音(単一指向性のため)
よくある質問(Q&A)
Q.OC707はどのような用途に適していますか?
Q.OC707の音質の特徴は何ですか?
Q.OC707はノイズ対策についてどのような特徴がありますか?
Q.OC707は、どのような音響環境でも安定した音質で録音できますか?
Q.OC707は、特にどのような状況で役立ちますか?
SHOPSTAFF 評価ランキング
AKG C414 XLS ステレオペアセットは、歴代モデルのサウンドを忠実に再現した高品位コンデンサーマイクです。フラットな特性で原音のニュアンスをありのままに収音し、リアリティのあるサウンドを実現します。
指向性パターン | 9段階切り替え可能(単一指向性、双指向性、無指向性、およびそれらの中間を含む) | 周波数特性 | 20Hz - 20000 Hz |
最大音圧レベル(SPL) | 140 dB SPL | ノイズレベル(自己ノイズ) | 6 dBA |
接続方式 | XLR 3ピンメス | 電源 | ファンタム電源(+48V) |
ボディ素材 | アルミニウム | 付属品 | ショックマウント(H85)×2, ウインドスクリーン(W414)×2, マイクホルダー(SA60)×2, ステレオアーム(H50), 特性データシート×2, 布製ポーチ×2, キャリングハードケース |
AKG C414 XL IIは、伝説的なC12マイクの特性を受け継ぎ、煌びやかで存在感のあるサウンドを提供するサイドアドレス型コンデンサーマイクロホンです。ボーカルや楽器の魅力を最大限に引き出します。
指向性パターン | 無指向性/ワイドカーディオイド/カーディオイド/ハイパーカーディオイド/双指向性と各々の間(9段階切り替え) | 周波数特性 | 20Hz~20k Hz |
最大音圧レベル(SPL) | 140 dB SPL | ノイズレベル(自己ノイズ) | 6 dB SPL (Aウェイト) |
接続方式 | XLR 3ピン | 電源 | ファンタム DC48V/約4.5mA |
ボディ素材 | オールメタルシャーシ | 付属品 | サスペンション付ホルダー(H85), ウインドスクリーン(W414), ポップスクリーン(PF80), 布製ポーチ, キャリングハードケース |
AKG C414 XLⅡ-Y4は、9種類の指向性パターンを持つプロフェッショナル仕様のコンデンサーマイクです。往年の名機C12のサウンドキャラクターを再現し、ボーカルや楽器の存在感を際立たせるサウンドが特徴です。
指向性パターン | 9段階(無指向性/ワイドカーディオイド/単一指向性/ハイパーカーディオイド/双指向性と各々の間) | 周波数特性 | 20Hz - 20k Hz |
最大音圧レベル(SPL) | 140 dB SPL | ノイズレベル(自己ノイズ) | 6 dBA |
接続方式 | XLR | 電源 | ファンタム電源(+48V) |
ボディ素材 | メタル製 | 付属品 | ショックマウント(H85)、ウインドスクリーン(W414)、ポップスクリーン(PF80)、データシート、布製ポーチ、キャリングハードケース |
AKG C414 XLSは、伝説的なC414シリーズの正統な後継機であり、プロフェッショナルなレコーディングに求められるあらゆる要求に応える高性能コンデンサーマイクロホンです。そのクリアでニュアンス豊かなサウンドは、ボーカルから楽器まで幅広い音源に対応します。
指向性パターン | 無指向性/ワイドカーディオイド/カーディオイド/ハイパーカーディオイド/双指向性と各々の間(9段階切り替え) | 周波数特性 | 20Hz - 20k Hz |
最大音圧レベル(SPL) | 140 dB SPL | ノイズレベル(自己ノイズ) | 6 dB SPL (Aウェイト) |
接続方式 | XLR 3ピン | 電源 | ファンタム DC48V/約4.5mA |
ボディ素材 | オールメタルシャーシ | 付属品 | ショックマウント(H85)、ウインドスクリーン(W414)、ポップスクリーン(PF80)、布製ポーチ、キャリングハードケース |
AUSTRIAN AUDIO CC8 Stereo Setは、伝説的なCK1カプセルからインスピレーションを受けたOCC7カプセルを搭載したスモールダイアフラム・コンデンサーマイクです。ナチュラルでオープンなサウンドが特徴です。
指向性パターン | 単一指向性(カーディオイド) | 周波数特性 | 20Hz~20k Hz |
最大音圧レベル(SPL) | 156 dB SPL | ノイズレベル(自己ノイズ) | 6 dBA |
接続方式 | XLR 3ピンオス | 電源 | ファンタム電源(+48V) |
ボディ素材 | 金属製 | 付属品 | ショックマウント, マイクケース, ウインドスクリーン, ホルダー, ステレオバー |