Okdo ROCK 4 モデルC+ 4 GB RS114CP-D4

商品情報にはOS書き込み済みのmicroSDカードが付属するという記載はありません。通常、シングルボードコンピュータはOSを別途用意し、ユーザー自身でインストール作業を行う必要があります。この製品も同様に、OSイメージをダウンロードしてmicroSDカードやeMMCに書き込む手間が発生すると考えられます。初心者の方や、すぐに使い始めたい場合は、別途OS書き込み済みのストレージを購入するか、ご自身で準備する時間と手間を考慮する必要があります。

商品情報には「内蔵ファン制御」の記載がありますが、ヒートシンクや冷却ファン本体が製品に付属しているという明確な記載はありません。高性能なRockchip RK3399T SoCを搭載しているため、高負荷な処理を長時間行う際には発熱が予想されます。安定した動作を維持するためには、別途ヒートシンクや冷却ファンなどの冷却ソリューションを検討し、導入することをお勧めします。特に、ケースに収納して使用する場合は、適切なエアフローの確保も重要になります。

Bluetooth 5.0 (BLE対応) とワイヤレスLAN (802.11ac) が内蔵されており、無線接続機能は非常に充実しています。これにより、キーボードやマウスなどの周辺機器をワイヤレスで接続できるだけでなく、ネットワークへの接続も容易に行えます。ケーブル配線を減らしたい場合や、IoTデバイスとして使用する際に、柔軟な設置が可能になります。Bluetooth 5.0は低消費電力で高速なデータ転送が可能であり、IoTセンサーとの連携にも適しています。

リアルタイムクロック（RTC）の搭載や、バッテリーバックアップに対応しているという記載は商品情報にはありません。通常、RTC機能がない場合、電源が切れると日時情報がリセットされてしまいます。データロガーや、時刻情報が厳密に求められる用途で使用する際には、外部RTCモジュールを追加するか、ネットワーク経由で時刻同期を行うNTPサーバーを設定するなどの対策が必要になります。この点が、一部の組み込み用途では考慮すべき点となります。

商品情報には具体的なUSBポートの数や種類（Type-A、Type-Cなど）の記載がありません。ただし、「幅広いアクセサリとの幅広い互換性を実現」という記述から、複数のUSBポートが搭載されている可能性は高いです。しかし、明確な情報がないため、キーボード、マウス、USBメモリなど複数の周辺機器を同時に接続したい場合は、別途USBハブの購入を検討する必要があるかもしれません。用途に応じて必要なポート数を事前に確認することが重要です。

40P GPIO拡張ヘッダが搭載されていることは明記されていますが、ピン配置が色分けされているという記載は商品情報にはありません。色分けされたGPIOピンは、電子工作初心者にとってピンの役割を視覚的に理解しやすく、配線ミスを防ぐ上で非常に役立ちます。この製品を使用する際は、別途ピン配置図を参照しながら慎重に配線を行う必要があります。特に複雑な回路を組む場合や、初めてSBCを扱う場合は、この点に注意が必要です。