ASUS ROG STRIX B760-I GAMING WIFI

商品情報にはUSB BIOS FlashBack機能に関する明確な記載がありません。この機能はCPUやメモリがなくてもBIOSを更新できる便利な機能ですが、本製品に搭載されているかは確認できませんでした。BIOSのアップデートは通常、CPUとメモリが搭載された状態でOS上から行うか、BIOS設定画面から行うのが一般的です。この機能がない場合、BIOSの初期バージョンが古いと最新CPUに対応しない可能性があり、別途対応CPUを用意する必要がある場合があります。

本製品はオンボードでIntel Wi-Fi 6E (802.11ax) を搭載しています。Wi-Fi 6Eは、従来の2.4GHz帯と5GHz帯に加え、新たに6GHz帯を利用することで、より高速で安定した無線通信を実現します。これにより、混雑したワイヤレス環境でも高いパフォーマンスを発揮し、低遅延でのゲーミングや高解像度ビデオストリーミングを快適に行うことができます。別途Wi-Fiアダプターを用意する必要がなく、省スペースなMini-ITXシステムにおいて非常に便利な機能です。

本製品はIntel 2.5Gイーサネットポートを1つ搭載していますが、デュアルLAN機能（2つのLANポート）は搭載していません。2.5Gイーサネットは高速な有線ネットワーク接続を提供し、ゲーミングや大容量ファイルの転送に十分な性能を発揮しますが、異なるネットワークに同時に接続したり、ネットワーク冗長性を確保したりする用途には適していません。一般的な家庭での使用やゲーミングPCとしては問題ありませんが、特定のネットワーク構成を必要とする場合は注意が必要です。

本製品はM.2 SSDの発熱を抑制するためのヒートシンクを搭載しています。特に高速なNVMe SSDは高負荷時に発熱しやすく、サーマルスロットリング（熱による性能低下）が発生する可能性があります。M.2ヒートシンクは、この熱を効率的に放熱することで、SSDの安定した性能を維持し、長寿命化にも貢献します。本製品では、前面のM.2スロットの下にヒートシンクが配置されており、快適なストレージ環境を提供します。ただし、背面M.2スロットのヒートシンクについては、ケースとの兼ね合いで厚みに注意が必要です。

本製品はASUS独自のAura Sync RGBに対応したLEDイルミネーション機能を搭載しています。I/Oシュラウドに配置されたROGロゴが発光し、PCケース内部をスタイリッシュに彩ることができます。Aura Sync対応の他のコンポーネント（グラフィックカード、メモリ、ケースファンなど）と同期させることで、統一感のあるライティング効果を楽しめます。ゲーミングPCの見た目を重視するユーザーにとって、この機能は大きな魅力となるでしょう。視覚的なカスタマイズ性を高め、よりパーソナルなPCを構築できます。

本製品はROG SupremeFXオーディオ技術を搭載しており、S1220AコーデックとSavitechアンプを通じて、最大32ビット/192kHzの高解像度再生を可能にします。さらに、ASUS独自の双方向AIノイズキャンセリング機能により、ゲーム中や通話中の発着信音声から500万種類を超えるバックグラウンドノイズを低減し、クリアなコミュニケーションを確保します。オーディオ回路は他のコンポーネントから分離されており、ノイズの影響を最小限に抑える設計です。これにより、高品質なサウンド体験とクリアなボイスチャットを実現し、ゲーミングやコンテンツ消費の没入感を高めます。