Orange Pi Orange Pi 5 Plus 8GB

OSがプリインストールされたSDカードは付属していません。OSのインストール作業が必要になりますが、様々なOSを試せるというメリットもあります。公式OSのOrange Pi OSの他に、UbuntuやDebian、Androidなど、幅広い選択肢から目的に合ったOSを選ぶことが可能です。OSイメージの品質には注意が必要です。

ヒートシンクや冷却ファンなどの冷却機構は付属していません。CPUの性能が高いため、高負荷な処理を行う際には、別途ヒートシンクを用意することを推奨します。特に、夏場や長時間連続で使用する場合は、熱対策が必須です。冷却性能の高いヒートシンクを選び、安定した動作環境を構築しましょう。

2.4GHz帯の無線LANには対応していますが、5GHz帯には対応していません。また、Bluetoothのバージョンも不明です。最新の無線規格に対応していない点は、注意が必要です。無線LANを使用する場合は、通信速度や安定性を確認し、必要に応じて外付けの無線LANアダプターを使用することも検討しましょう。

RTCバッテリーバックアップ機能は搭載されていません。そのため、電源を切ると時刻情報がリセットされます。時刻を保持する必要がある場合は、別途RTCモジュールを用意し、GPIOピンに接続する必要があります。データロガーなど、時刻情報が重要な用途で使用する場合は、必ずRTCモジュールを追加しましょう。

USB3.0ポートが2つ、USB2.0ポートが2つ、Type-Cポートが1つ搭載されており、複数のUSB機器を接続できます。キーボードやマウス、USBメモリなど、周辺機器を同時に接続できるため、デスクトップPCのように使用することも可能です。ただし、ポートの配置によっては、隣接するポートに干渉する可能性があるため、注意が必要です。

GPIOピンは搭載されていますが、ピン配置がカラーで表示されているかどうかは不明です。GPIOピンを使用する際は、ピン配置図をよく確認し、間違った配線をしないように注意しましょう。特に、初心者の方は、GPIOピンの役割や配線方法を事前に学習しておくことをおすすめします。