Orange Pi 5 Plus 16GB 256GB eMMC

OS書き込み済みのSDカードは付属していません。OSはユーザー自身でインストールする必要があります。Orange Pi OS、Ubuntu、Debian、Androidなど、多様なOSに対応しています。OSのインストールに慣れていない初心者には少しハードルが高いかもしれません。メーカーのウェブサイトやコミュニティで情報収集を行い、手順を確認することをおすすめします。

冷却機構は付属していません。高負荷な処理を行う場合は、別途ヒートシンクや冷却ファンを用意する必要があります。特に、Rockchip RK3588は発熱が大きいため、安定した動作のためには冷却対策が重要です。M.2スロットにSSDを取り付ける場合も、SSDの発熱に注意が必要です。適切な冷却対策を行うことで、パフォーマンスを最大限に引き出すことができます。

無線LAN（Wi-Fi 6）とBluetooth 5.0を搭載しており、ワイヤレスでの接続が可能です。Wi-Fi 6は高速なデータ転送が可能で、オンラインゲームや動画ストリーミングも快適に利用できます。Bluetooth 5.0は、マウス、キーボード、ヘッドホンなどの周辺機器との接続に便利です。ただし、電波状況によっては接続が不安定になる場合があるため、注意が必要です。

RTCバッテリーバックアップ機能は搭載されていません。電源を切ると時刻情報がリセットされるため、時刻を保持する必要がある場合は、別途RTCモジュールを用意する必要があります。データロガーや、時刻情報が重要な用途には不向きです。NTPサーバーを利用して時刻を自動設定することも可能ですが、ネットワーク接続が必要になります。

USB 3.0ポートが2つ、USB 2.0ポートが2つ、Type-Cポートが2つ搭載されており、豊富な周辺機器を接続できます。USB 3.0ポートは高速なデータ転送が可能で、外付けSSDやUSBメモリの利用に便利です。Type-Cポートは、電源供給とデータ転送に対応しています。ただし、すべてのUSBポートが同時にフルスピードで動作するわけではないため、注意が必要です。

GPIOピンは搭載されていますが、ピン配置がカラーで表示されている機能はありません。ピン配置図を参考にしながら、慎重に配線する必要があります。初心者には少し難しいかもしれませんが、Orange Piのウェブサイトやコミュニティで情報収集を行うことで、スムーズに作業を進めることができます。GPIOピンを利用することで、様々な電子工作やIoTプロジェクトに挑戦できます。