AVerMedia Live Gamer ULTRA 2.1 GC553G2

HDMIパススルー機能に対応しており、入力された映像信号をほぼ遅延なく別のモニターに出力できます。最大4K@144fps、フルHD@360fpsという非常に高いリフレッシュレートでのパススルーに対応しているため、ゲームプレイ中の映像の滑らかさを損なわずに録画や配信が可能です。最新ゲーム機やハイスペックPCでの高フレームレート環境での利用に最適です。VRRおよびHDRパススルーにも対応しており、高品質な映像を維持できます。

本製品はHDMI入力のみに対応しており、コンポジットやS端子などの古いアナログ入力端子や、コンポーネント端子からの映像入力には対応していません。ゲーム機やPCなど、HDMI出力が可能な機器からの映像のみをキャプチャーできます。古いビデオデッキや一部のレガシーなゲーム機などを接続して映像を取り込みたい場合には、別途変換アダプターなどが必要になるか、そもそも利用できないため注意が必要です。

本製品の本体には、録画を開始・停止するための物理的なボタンは搭載されていません。録画の操作は、PC上で動作させるキャプチャーソフトウェア（RECentral 4やOBS Studioなど）を介して行う必要があります。ゲームプレイ中に手元で素早く録画を開始したい場合などは、PCでの操作が必要となるため、この点は利便性に影響する可能性があります。ソフトウェアからの操作に慣れているユーザーには問題ありません。

3.5mmの4極オーディオ端子（CTIA規格）を2つ搭載しており、ヘッドセットやマイク、パーティーチャット用オーディオの入出力に対応しています。これにより、ゲーム音声と自分の声、チャット相手の声をミックスして録画・配信に乗せることが可能です。ゲーム実況や友人との協力プレイを録画・配信する際に、手軽に音声を加えられるのは大きな利点です。ただし、一部ユーザーレビューでヘッドセット出力端子からの音声にノイズが乗る可能性が指摘されています。

キャプチャーソフトウェアを通じて、様々な録画解像度を選択することが可能です。最大4K@60fpsでの録画に対応しており、それ以下の解像度（例：1080p、720pなど）やフレームレート（30fpsなど）も選択できます。これにより、PCのストレージ容量や配信プラットフォームの制限、用途に合わせて、最適な画質やファイルサイズを選んで録画・配信を行うことができます。高画質からファイルサイズの抑制まで柔軟に対応できます。

メーカー純正のキャプチャー・配信ソフトウェアである「RECentral 4」に対応しているほか、OBS Studioなどの主要なサードパーティー製ソフトウェアにも対応しています。これにより、録画、ライブ配信、映像編集などの作業をスムーズに行うことができます。UVC (USB Video Class) に対応しているため、特別なドライバーなしでプラグアンドプレイでの基本的な利用も可能ですが、製品の全機能を引き出すには対応ソフトウェアの使用が推奨されます。