ソースネクスト AutoMemo R（オートメモ）

本製品には、周囲の不要な音を軽減し、話者の声をクリアに録音するためのノイズキャンセル機能に関する具体的な記載がありません。「スピーチ認識」機能はありますが、これは音声認識の精度に関わるもので、ノイズ抑制とは異なります。騒がしい環境での録音では、相手の声が聞き取りにくくなる可能性があり、クリアな音声を求める用途には不向きかもしれません。高度なノイズリダクション機能は搭載されていないと考えられます。

音声起動録音（VOR/VAS）機能についての記載がありません。そのため、話者の声に反応して自動で録音を開始・停止する機能は搭載されていない可能性が高いです。無音部分をスキップして録音データを節約したり、後で聞き返す際の効率を上げたりする機能がないため、会議などで話者がいない時間帯も録音し続けることになります。手動での録音開始・停止操作が必要となります。

録音した音声の再生速度を調整できる機能についての記載がありません。そのため、再生速度を速めたり遅くしたりする機能は搭載されていない可能性が高いです。講義や会議の内容を効率的に復習したい場合や、聞き取りにくい部分をゆっくり再生したい場合に、この機能は非常に役立ちますが、本製品では対応していないと考えられます。再生速度の変更はできないため、標準速度での再生となります。

あらかじめ設定した日時に自動で録音を開始するタイマー録音機能に関する記載がありません。そのため、決まった時間に始まる会議や講義、ラジオ番組などを録音し忘れることなく自動で開始させる機能は搭載されていない可能性が高いです。録音したい場合は、手動で録音を開始する必要があります。録音し忘れを防ぎたい場合には、別途タイマー機能付きのレコーダーを検討する必要があります。

会議、講義、インタビューなど、録音する環境に合わせて最適な録音設定を自動または手動で選択できる機能についての記載がありません。そのため、専門知識がないユーザーでも手軽にクリアな音質で録音できるようなシーン選択機能は搭載されていないと考えられます。録音品質を最大限に引き出すためには、ユーザー自身が手動で設定を調整する必要があるかもしれません。ただし、マイクはスピーチ認識に対応しています。

録音中に重要な箇所に目印（インデックスマーク）を付けられる機能に関する記載がありません。そのため、長時間の録音データの中から、後から聞きたい部分を素早く探し出すためのインデックスマーク機能は搭載されていない可能性が高いです。会議の決定事項や講義の要点などを記録する際に、この機能があると非常に便利ですが、本製品では手動でのマーク付けはできないと考えられます。データ管理はファイル単位で行うことになります。