UGREEN 4K HDMI キャプチャーボード パススルー機能 4K@60Hz /1080P 60Hz 低遅延 15390A

本製品は4K@60Hzでのパススルー出力に対応しています。これにより、キャプチャーと同時に別のモニターに低遅延で映像を表示しながらゲームなどをプレイすることが可能です。ただし、HDRやVRR（可変リフレッシュレート）には対応していません。高画質でのプレイを妨げにくい点は優れていますが、最新のディスプレイ技術に対応していない点は注意が必要です。特に高速な動きの映像やゲームでは、パススルー機能はプレイフィールに直結するため重要な機能と言えます。この価格帯でパススルー機能があるのは魅力的です。

本製品はHDMI入力を備えており、PlayStation、Xbox、Nintendo Switchなどの家庭用ゲーム機、ビデオカメラ、デジタルカメラ、PCなど、HDMI出力が可能な様々な外部機器からの映像入力に対応しています。古いゲーム機やビデオカメラの映像をパソコンに取り込んでデジタル化したり、Webカメラとして活用したりすることが可能です。幅広い機器と接続できるため、多様な用途で活用できる汎用性の高い機能です。ただし、HDCPで保護されたコンテンツの入力はサポートしていません。

本製品の仕様には、本体に物理的な録画開始・停止ボタンがあるという記載がありません。録画操作は接続したパソコン上のキャプチャーソフトウェア（OBS Studioなど）を介して行う必要があります。ゲームプレイ中など、迅速に録画を開始・停止したい場合には、ソフトウェア操作の手間が発生します。本体にボタンがあれば、パソコンから離れていても直感的に操作できて便利ですが、本製品ではその機能はありません。ソフトウェアからの操作に慣れている方であれば問題ありませんが、物理ボタンの手軽さを求める場合は別の製品を検討する必要があります。

本製品には3.5mmのマイク入力端子とオーディオ入力/出力端子（オーディオジャック）が搭載されています。これにより、ゲーム音声やPC音声をミックスして出力したり、実況音声用のマイクを直接接続して、映像と同時に実況音声を録音・配信することが可能です。別途ミキサーを用意することなく、手軽に音声付きのコンテンツを作成できる点がメリットです。コンデンサーマイクとダイナミックマイクの両方に対応しています。ライブ配信やゲーム実況、解説動画の作成において非常に役立つ機能と言えます。

本製品は最大1920x1080P@60Hzでのキャプチャに対応しており、複数の映像フォーマット（YUV2, MJPEG）もサポートしています。これは接続するキャプチャーソフトウェアの設定により、キャプチャ解像度やフレームレートをある程度選択・調整できることを意味します。例えば、フルHDでの録画や、より低い解像度での録画を選択できます。これにより、パソコンの処理能力やストレージ容量に合わせて最適な設定を選ぶことが可能です。ただし、選択できるのは本製品が対応している範囲内（最大1080p@60Hz）に限られます。

本製品は、UVC（USB Video Class）規格をサポートしており、OBS Studio, XSplit, Potplayer, QuickTime Playerなど、主要なサードパーティ製キャプチャー・配信ソフトウェアと高い互換性を持っています。これにより、普段使い慣れたソフトウェアで本製品を利用し、録画、編集、ライブ配信などをスムーズに行うことができます。特定の専用ソフトウェアに縛られず、自由度の高い環境で利用できる点は大きなメリットです。多くのユーザーが既に利用しているソフトウェアに対応しているため、導入も比較的容易です。