
Geekworm X1001 V1.1 PCIe NVMe M.2 SSD 2280拡張ボード
の評価
商品概要
Geekworm X1001 V1.1は、Raspberry Pi 5に高速なNVMe M.2 SSDを接続するための拡張ボードです。M KeyおよびB&M Keyの2230/2242/2260/2280サイズのNVMe SSDに対応しており、幅広い選択肢からSSDを選べます。PCIe接続によりSDカードを凌駕する速度でOS起動やデータアクセスが可能になります。ボードはRaspberry Pi 5本体の上に重ねて設置し、付属のFFCケーブルで接続します。大容量SSD使用時のためにXH2.54 5V外部電源コネクタも備えています。SSDアクティビティを示すLEDも搭載されており、動作状態の確認に役立ちます。
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商品スペック
サイズ・重量
機能一覧
Raspberry Pi 5に接続した高速なNVMe SSDから直接OSを起動できるようにする機能です。一般的なSDカードからの起動に比べて、OSやアプリケーションの立ち上がりが速くなり、全体的な応答性も向上します。データベースの処理や、負荷の高い作業を行う際に特に効果を発揮します。SDカードよりも耐久性も高く、24時間稼働させるような用途にも適しています。安定したシステム構築を目指すユーザーにとって、大きなメリットとなります。
本ボードはRaspberry Pi 5の公式機能を活用し、接続したNVMe M.2 SSDからのOS起動に対応しています。SDカードからの起動と比較して、OSの立ち上がりが格段に速くなり、全体的なシステムの応答性も飛躍的に向上します。特にサーバー用途やデスクトップとしての利用において、この機能の恩恵は非常に大きく、快適な操作感を実現できます。安定した高速ストレージからの起動は、Raspberry Pi 5のパフォーマンスを最大限に引き出す鍵となります。
NVMe SSDが高性能であるほど発生しやすい熱を効率的に逃がすためのヒートシンクやファンなどが、ボードにあらかじめ取り付けられている機能です。SSDの温度が上がりすぎると性能が低下することがありますが、この機能により温度上昇を抑え、本来の性能を安定して発揮させることができます。特に、動画のエンコードや大量のファイル転送など、SSDに連続的に負荷がかかるような作業を行う際に、速度低下を防ぎ、SSDを長持ちさせる助けとなります。
ボード自体にはヒートシンクやファンなどの冷却機構は標準搭載されていません。しかし、ボードの構造はNVMe SSDから発生する熱を逃がしやすく設計されており、Raspberry Pi 5本体の下部ファンによるエアフローを阻害しにくいように考慮されています。特にGen3で高速に動作させる場合や負荷の高い処理を行う場合は、SSDが発熱するため、別途適切なM.2 SSD用ヒートシンクや冷却ファンを追加することが強く推奨されます。冷却対策をユーザー側で行う必要があります。
拡張ボードに接続されたNVMe SSDへのデータの読み書きが行われている時に、光るLEDランプでその状態を知らせる機能です。Raspberry Pi 5が起動しているか、またはデータの処理が進行中なのかを視覚的に確認できます。システムが応答しないように見える時でも、このランプを見ればSSDが動作しているかどうかの判断材料になります。正常に動いているか、問題が発生していないかの確認に役立ちます。
本ボードには、接続されたNVMe M.2 SSDへのアクセス状況(読み書き中など)を示すACT LEDインジケーターが搭載されています。このLEDの点滅によって、SSDが正常に動作しているか、システムがストレージにアクセスしているかなどを視覚的に確認できます。OS起動時やデータ転送中にLEDの点滅を見ることで、システムのハングアップや問題の切り分けにある程度役立てることができます。シンプルですが便利な機能です。
拡張ボード自体に電力が正しく供給されているかどうかを、光るLEDランプで確認できる機能です。ボードをRaspberry Pi 5本体に取り付けた後、このランプが点灯しているかを見れば、物理的な接続や電源ケーブルに問題がないかを簡単にチェックできます。Raspberry Pi 5が起動しないなど、電源関連の問題が発生した場合に、原因がボードにあるのか、本体にあるのかなどの切り分けを素早く行うことができます。
ボード上のACT LEDが「点灯 - 電源OK/待機」を示すと記載されていますが、これはSSDのアクティビティと兼用されており、独立した電源状態のみを示す専用LEDの有無は明確ではありません。電源が正しく供給されているかどうかをより明確に示す専用LEDがあると、取り付け時の確認やトラブルシューティングがより容易になります。ACT LEDである程度の確認は可能ですが、専用の電源LEDと比較すると限定的と言えます。
接続された機器が必要以上に電力を消費しようとしたり、予期せぬ電気的なトラブル(ショートなど)が発生したりした場合に、自動的に回路を遮断または電流を制限して、機器を守るための安全機能です。これにより、故障したSSDやケーブルを誤って接続してしまった場合でも、大切なRaspberry Pi本体や拡張ボード自体が損傷するリスクを減らすことができます。安心してさまざまな機器を接続して使用するための保護機能です。
製品情報やスタッフレビューにおいて、過電流保護機能に関する明確な記載はありません。一般的な電子回路には何らかの保護回路が含まれている可能性はありますが、SSDやRaspberry Pi 5本体を電気的な異常から確実に保護するための特別な機能が搭載されているかどうかは不明です。予期せぬトラブルが発生した場合に、システム全体への影響を最小限に抑える保護機能は、特にDIY用途では重要になることがあります。
SHOPSTAFFによる評価スコア
このGeekworm X1001 V1.1ボードは、Raspberry Pi 5用のNVMe M.2 SSD拡張ボードとして、その手頃な価格が最大の魅力です。市場の他のボードと比較して非常に安価でありながら、NVMe SSDからのOS起動に対応し、特に2230から2280までの多様なSSDサイズに対応する柔軟性を持っています。これにより、ラズパイのストレージ性能を大きく向上させることができます。ただし、スタッフレビューでは、1TBクラスの大容量SSDを使用する際に電源容量不足が発生し、外部電源補助が必要になる場合があること、そして外部電源を使用しても安定性に課題が残る可能性が指摘されています。また、本ボードを装着すると純正ケースに収まらなくなる物理的な制約も無視できません。価格を最優先し、多少の制限や追加対策(電源、ケース、冷却)を許容できるユーザーにとっては、NVMe高速化を実現するための良い選択肢となります。主なユースケースであるデータアクセス速度は、適切な電源と冷却があれば高速ですが、安定稼働には個別の環境での確認が必要です。耐久性については、NVMe SSD自体の寿命に加え、適切な電源供給が重要になると考えられます。
ブランド・メーカー詳細
おすすめのポイント
- 圧倒的に安価な価格設定
- 幅広いM.2 NVMe SSDサイズ (2230/2242/2260/2280) に対応
- コストを抑えつつNVMe SSD起動を実現
注意点
- 特定のSSD (特に大容量) で電源容量不足の可能性あり、外部電源推奨
- 多くの一般的なRaspberry Pi 5用ケースには収まらない
- PCIe Gen3設定で無線LANが不安定または使用不可になる場合がある
- FFCケーブルの取り扱いとコネクタのタイプに注意が必要
- Raspberry Pi 5の公式ファンとの干渉は少ないが、他のHATやケースとの干渉は要確認
おすすめな人
- 予算を抑えてRaspberry Pi 5のストレージを高速化したいユーザー
- NVMe SSDからのOS起動を試したいユーザー
- DIYでケースを自作・加工できるユーザー
- 複数のM.2 SSDサイズに対応したボードを探しているユーザー
おすすめできない人
- 安定した電源供給を最優先するユーザー
- 純正または標準的なケースに収めたいユーザー
- PCパーツの扱いに慣れていない初心者
- 大容量のSSDを電源補助なしで確実に使いたいユーザー
おすすめの利用シーン
- 小型の自宅サーバー (消費電力に注意)
- 特定のSSDで高速アクセスが必要な用途
- プロトタイピング環境でのストレージテスト
非推奨な利用シーン
- バッテリー駆動のモバイル用途
- 標準的なケースに収める必要があるプロジェクト
- 電源の安定性が絶対条件となるミッションクリティカルな用途
- カメラやディスプレイとFFCケーブルを多用する環境
よくある質問(Q&A)
Q.Raspberry Pi 5以外でも使用できますか?
Q.どのようなM.2 SSDが使えますか?
Q.Raspberry Pi 5の純正ケースに収まりますか?
Q.大容量のSSDを接続した場合、電源供給は十分ですか?
Q.取り付けは簡単ですか?
Q.Raspberry Pi 5の純正ファンやカメラは同時に使用できますか?
Q.NVMe SSDで起動するとどれくらい速くなりますか?
Q.Gen3設定にすると何か影響がありますか?
SHOPSTAFF 評価ランキング
Raspberry Pi 5用多機能ケース。M.2 NVMe SSD拡張、アクティブクーラー内蔵、電源ボタン、フルサイズHDMI、USB-C背面配置に対応。
対応M.2 SSDタイプ | M.2 NVMe M Key (2230/2242/2260/2280サイズ) | 対応PCIeバージョン | PCIe x1 (Gen 不明) |
対応PCIeレーン数 | x1 | ボードサイズ | ケース一体型 mm |
コネクタタイプ | PCIe FFCコネクタ経由 | 電源方式 | Raspberry Pi 5より供給 (詳細不明) |
LEDインジケータ | 無し | ヒートシンク取付対応 | アクティブクーラー内蔵 |
Raspberry Pi 5向けのNVMe M.2 SSD拡張ボードです。複数のSSDサイズに対応し、高速なSSDストレージを安価に追加できます。OS起動も可能です。
対応M.2 SSDタイプ | M.2 NVMe M Key / B&M Key (2230/2242/2260/2280) | 対応PCIeバージョン | PCIe 3.0 |
対応PCIeレーン数 | x1 | ボードサイズ | 約95 x 65 mm |
コネクタタイプ | PCIe FFCコネクタ | 電源方式 | Raspberry Pi 5 PCIeコネクタより供給 (XH2.54 5V外部電源コネクタ有り) |
LEDインジケータ | 有り (SSDアクセス/電源待機) | ヒートシンク取付対応 | 有り (SSD上部) |
GeeekPi
P33 M.2 NVME M-Key PoE+ ハット 公式Pi 5アクティブクーラーとアルミニウムケース付き Raspberry Pi 5用
¥6,497(税込)2025-05-04 時点でのAmazonの価格です
Raspberry Pi 5向けM.2 NVMe SSD拡張ハット。PoE+給電に対応し、公式アクティブクーラーと専用アルミケースがセットになった一体型ソリューション。
対応M.2 SSDタイプ | M.2 NVMe M Key (2230/2242/2260/2280サイズ対応) | 対応PCIeバージョン | 情報なし |
対応PCIeレーン数 | 情報なし | ボードサイズ | 情報なし mm |
コネクタタイプ | 情報なし | 電源方式 | PoE+ |
LEDインジケータ | 情報なし | ヒートシンク取付対応 | 情報なし |
GeeekPi
メタルケース、N04 PCIe M.2 Key-M NVMe SSD PCIe ペリフェラルボード、Raspberry Pi 5 用、Raspberry Pi 5 公式アクティブクーラー付き
¥4,099(税込)2025-05-04 時点でのAmazonの価格です
Raspberry Pi 5用のメタルケース、N04 NVMe SSDボード、公式アクティブクーラーがセットになったキット。NVMe SSDによる高速ストレージ化と強力な冷却を同時に実現し、幅広いM.2 SSDサイズに対応。お求めやすい価格でPi 5の性能向上に貢献。
対応M.2 SSDタイプ | M.2 NVMe M Key (2230/2242/2260/2280) | 対応PCIeバージョン | Gen3 |
対応PCIeレーン数 | x1 | ボードサイズ | -サービス mm |
コネクタタイプ | PCIe FFCコネクタ | 電源方式 | -サービス |
LEDインジケータ | -サービス | ヒートシンク取付対応 | 有り (SSD上部) |
Raspberry Pi 5向けのクアッドM.2 NVMe SSD拡張ボード。2230/2242/2260/2280サイズに対応し最大4台接続可能。9V~20V PD入力に対応し、NASなどの多ストレージ用途に最適です。
対応M.2 SSDタイプ | M.2 NVMe M Key (2230, 2242, 2260, 2280サイズ対応) | 対応PCIeバージョン | PCIe |
対応PCIeレーン数 | 非公開 | ボードサイズ | 非公開 mm |
コネクタタイプ | PCIe FFCコネクタ | 電源方式 | 9V~20V 電力供給 (PD)入力 / Raspberry Pi 5 PCIeより供給 |
LEDインジケータ | 非公開 | ヒートシンク取付対応 | 非公開 |