Raspberry Pi Raspberrypi5 4G

OSが書き込まれたSDカードは付属していません。Raspberry Pi Imagerなどのツールを使用してOSを別途インストールする必要があります。初心者には少しハードルが高いかもしれませんが、OSの選択肢が広がるというメリットもあります。Raspberry Pi OSの他にUbuntuやWindows IoT Coreなども利用可能です。公式サイトには詳しいインストール手順が記載されているので、参考にしてください。

ヒートシンクや冷却ファンは付属していません。Raspberry Pi 5はRaspberry Pi 4と比較して発熱量が大きいため、高負荷な処理を行う場合は別途ヒートシンクを用意することを強く推奨します。特にケースに入れて使用する場合は、冷却性能の高いヒートシンクやファン付きのケースを選ぶようにしましょう。冷却対策を怠ると、CPUの温度が上昇し、パフォーマンスが低下する可能性があります。

デュアルバンドWi-Fi（802.11ac）とBluetooth 5.0を搭載しており、ワイヤレスでのネットワーク接続や周辺機器との接続が可能です。Wi-Fiは2.4GHz帯と5GHz帯の両方に対応しており、高速で安定した通信が可能です。Bluetoothはキーボードやマウス、スピーカーなどのデバイスをワイヤレスで接続する際に便利です。ただし、電波状況によっては通信が不安定になる場合があるので注意が必要です。

RTCバッテリーバックアップ機能は搭載されていません。そのため、電源を切ると時刻情報がリセットされます。常時時刻を保持する必要がある場合は、別途RTCモジュールをGPIOピンに接続する必要があります。RTCモジュールを使用することで、電源が切れても正確な時刻を維持し、データロガーなどの用途で役立ちます。ただし、RTCモジュールの設定や配線にはある程度の知識が必要です。

USB 3.0ポートが2つ、USB 2.0ポートが2つの合計4つのUSBポートを搭載しており、キーボード、マウス、USBメモリなどの周辺機器を同時に接続できます。USB 3.0ポートは高速なデータ転送が可能で、外付けSSDなどを接続する際に便利です。ただし、すべてのポートを同時に使用すると、電源供給が不足する可能性があるため、必要に応じてセルフパワーのUSBハブを使用してください。

40ピンのGPIOピンを搭載しており、電子工作やプロトタイピングに利用できます。ただし、ピン配置はカラー表示されていません。GPIOピンの配置図をよく確認して、間違った配線をしないように注意してください。特に初心者の方は、GPIOピンの役割を理解してから使用することをおすすめします。誤った配線をすると、Raspberry Pi本体を破損する可能性があります。