WayPonDEV NanoPi R2S Plus YSDPR2SPLUS

商品情報にはOS書き込み済みのmicroSDカードが付属するとの記載はありません。ユーザー自身でOSイメージをダウンロードし、microSDカードまたは内蔵eMMCに書き込む作業が必要です。これにより、好みのOSを選択できる自由度はありますが、SBCのセットアップに慣れていない初心者にとっては、追加の手間と知識が求められます。すぐに使い始めたい場合は、別途OSの準備が必要となる点に注意が必要です。

商品情報にはヒートシンクや冷却ファンなどの冷却機構が付属するとの記載はありません。Rockchip RK3328は比較的低消費電力ですが、高負荷なネットワーク処理を長時間行う場合や、密閉された環境で使用する際には、熱対策として別途ヒートシンクや小型ファンを検討する必要があるかもしれません。安定した動作を維持するためには、適切な放熱環境の確保が推奨されます。

本体には無線LAN（Wi-Fi）およびBluetooth機能は内蔵されていません。商品情報には「オプションのM.2 SDIO Wi-Fiモジュールを装備できる」と記載されており、別途対応するWi-Fiモジュールを購入・接続することで無線LAN機能を追加できます。Bluetoothについては記載がないため、利用できません。ワイヤレス接続が必要な場合は、追加の投資と設定が必要となる点に留意してください。

リアルタイムクロック（RTC）およびそのバッテリーバックアップ機能に関する記載はありません。通常、電源が切れると時刻情報がリセットされるため、起動時にネットワーク経由で時刻同期を行うか、手動で設定する必要があります。データロガーや時刻情報が厳密に求められる用途では、この点が制約となる可能性があります。

USB 3.0変換ポートが1つ、USB 2.0ホストポートが2つ搭載されており、合計3つのUSBポートを利用できます。これにより、キーボード、マウス、USBメモリ、USBカメラ、4Gモジュールなど、複数の周辺機器を同時に接続することが可能です。特にUSB 3.0ポートは高速なデータ転送に対応しており、外部ストレージや高速な通信モジュールの接続に役立ちます。

GPIOボタンの記載はありますが、GPIOピンの配置が色分けされているという具体的な記載はありません。電子工作やプロトタイピングでGPIOを使用する際には、別途ピン配置図を参照して接続する必要があります。初心者にとっては、ピンの役割を視覚的に把握しにくい可能性があるため、資料をよく確認することが重要です。