エプソン カラリオ EW-056A

Wi-Fi Direct機能により、無線LANルーターがなくても、スマートフォンやタブレットから直接プリンターに接続して印刷できます。これにより、ゲストが来た際に自分のWi-Fiパスワードを教えることなく、簡単に印刷してもらえます。また、外出先からスマートフォンで撮影した写真やドキュメントを、帰宅後すぐに印刷したい場合にも便利です。ただし、Wi-Fi Directは、プリンターとデバイスを1対1で直接接続するため、同時に複数のデバイスから接続することはできません。通常の使用においては、この制限が問題になることは少ないでしょう。

自動両面印刷機能は、用紙の表裏両面に自動で印刷する機能ですが、このモデルには搭載されていません。そのため、両面に印刷する場合は、手動で用紙を裏返す必要があります。この機能がないため、大量のドキュメントを印刷する際には、手間と時間がかかります。また、用紙の節約にも繋がらないため、環境に配慮したいユーザーにとっては、やや不便かもしれません。頻繁に両面印刷を行う場合は、自動両面印刷機能を搭載した上位モデルを検討することをおすすめします。

用紙自動判別機能は、プリンターが用紙の種類を自動で判別し、最適な印刷設定を行う機能ですが、このモデルには搭載されていません。そのため、印刷する用紙の種類に合わせて、手動で印刷設定を変更する必要があります。例えば、写真用紙に印刷する場合は、用紙の種類を「写真用紙」に設定し、印刷品質を「高画質」に設定する必要があります。この機能がないため、初心者にとっては、やや面倒に感じるかもしれません。ただし、プリンターに慣れてくれば、簡単に設定できるようになります。

インク残量検知機能は、インクカートリッジの残量を検知し、少なくなるとユーザーに通知する機能です。この機能があることで、インク切れによる印刷の中断を防ぎ、必要な時にインクを補充することができます。また、急な印刷にも対応できるため、非常に便利です。インク残量が少なくなると、プリンターの液晶画面に警告が表示されたり、パソコンやスマートフォンに通知が届いたりします。これにより、インクの買い忘れを防ぎ、常にスムーズな印刷環境を維持することができます。

スキャナー機能は、書類や写真などをスキャンして、デジタルデータとして保存できる機能です。このモデルには、スキャナー機能が搭載されており、複合機としての利用が可能です。スキャンしたデータは、パソコンに保存したり、メールで送信したり、クラウドストレージにアップロードしたりすることができます。また、スキャンしたデータを編集したり、加工したりすることも可能です。スキャナー機能は、書類の整理や共有に非常に役立ちます。

自動原稿送り機能（ADF）は、複数枚の原稿を自動で連続してスキャンまたはコピーできる機能ですが、このモデルには搭載されていません。そのため、複数枚の原稿をスキャンまたはコピーする場合は、1枚ずつ手動でセットする必要があります。この機能がないため、大量の原稿を処理する際には、手間と時間がかかります。頻繁に複数枚の原稿を処理する場合は、ADF機能を搭載した上位モデルを検討することをおすすめします。