LogicKeyboard Titan LKB-RESB-TM-US

本製品は、USB-Cケーブルによる有線接続に加え、ワイヤレス接続にも対応しています。これにより、デスク上からケーブルをなくしてすっきりと使ったり、キーボードを自由に配置したりすることが可能です。バッテリー内蔵式で、一度の充電で最大300時間（バックライト無効時）のワイヤレス使用が可能とされています。有線・無線の切り替えは簡単な操作で行えるため、環境や状況に合わせて使い分けられます。

一般的な複数のワイヤレスデバイス（PC、タブレット、スマホなど）とのペアリング情報を記憶し、瞬時に切り替えられるマルチペアリング機能については、製品情報に明記されていません。製品概要では「2台のMacに接続します。1つはワイヤレスで、もう1つは有線です。」とあるため、同時に2台まで接続し、接続方式を切り替える機能はありますが、複数のワイヤレスデバイス間での迅速な切り替えは想定されていないようです。この点は、複数デバイスを無線で頻繁に切り替えるユーザーにとっては注意が必要です。

キーキャップ自体が発光するバックライト機能を搭載しています。これにより、部屋の照明を落とした暗い環境でもキーの印字が見やすくなり、快適に作業を続けることができます。バックライトの明るさは5段階で調節可能なので、使用する環境の明るさに合わせて最適な視認性を確保できます。単色バックライトですが、デザイン性と機能性を兼ね備えた便利な機能と言えます。夜間作業や雰囲気を重視する方に役立ちます。

本製品の最大の特徴は、キーボード上に印刷されたDaVinci Resolve専用のショートカットキーを使用することです。これにより、複雑な操作を単一または少ないキー操作で行えます。一方で、ユーザーが自由に複数のキー入力や操作手順を記録し、一つのキーに割り当てて自動実行させる「マクロ登録機能」については製品情報に記載がありません。標準的なマクロ機能は搭載されていない可能性が高く、製品本来のショートカット機能に依存する仕様と思われます。

製品情報や仕様に、キースイッチの種類や静音性に関する特別な記述はありません。薄型アルミニウム筐体を採用しているため、一般的なメンブレン式やパンタグラフ式に近い打鍵感・打鍵音が予想されますが、静音設計がされているわけではありません。静かなオフィスや図書館など、タイピング音が周囲に響くのを避けたい環境での使用を想定している場合は、事前に打鍵音を確認するか、静音性を重視した他のキーボードと比較検討することをおすすめします。

複数のキーを同時に素早く押しても正確に認識される「複数キー同時認識機能（Nキーロールオーバーなど）」に関する情報は、製品情報に明記されていません。DaVinci Resolveでの編集作業では複数の修飾キーとファンクションキーなどを組み合わせたショートカットを多用するため、ある程度の同時押し認識能力は備わっていると考えられますが、一般的な高機能キーボード（特にゲーミング向けなど）が持つような全キー同時押し対応といったレベルかどうかは不明です。正確性や応答速度が求められる場面では注意が必要です。

本製品は、液体をこぼした場合に内部への浸入を防ぐ防水・防滴機能については、製品情報に記載がありません。アルミニウム筐体を採用しているため、多少の撥水性はあるかもしれませんが、意図的に液体をこぼしたり、多量の水をかけたりすると故障の原因となる可能性が高いです。デスク周りで飲み物を扱う際は、製品に液体がかからないよう十分注意する必要があります。キッチンなど水周りでの使用は避けるべきでしょう。