ELUTENG PCIe NVMe M.2 SSD 2280拡張ボード ラズベリーパイ5 M.2 NVMe SSD 2230 2242 2280用 SSD 拡張ボード Mキー Raspberry Pi 5に適用 1GB/2GB/4GB/8GB用

電源はRaspberry Pi 5本体のPCIe FFCケーブルから供給されます。最大5Wの供給が可能と謳われていますが、商品概要にも記載がある通り、消費電力の高いNVMe SSDでは電源供給が不足し、システムが不安定になったり起動しなかったりする可能性があります。スタッフレビューでも同様の指摘があり、この点は本製品の大きな注意点です。安定した動作のためには、消費電力の低いSSDを選ぶか、別の電源供給方式のボードを検討する必要があります。

ボード自体の正確なサイズは記載がありませんが、Raspberry Pi 5の拡張ボードとして設計されています。取り付けにはFFCケーブルを使用します。スタッフレビューで、SSD固定ネジや基板固定用のネジの一部が付属していない、または不足しているとの指摘が複数あります。これはユーザー自身で別途ネジを用意する必要があることを意味し、取り付けのハードルや手間を増やします。必要な部品が全て揃っていない可能性はマイナス評価となります。

本ボードには、NVMe SSDの冷却を促進するためのヒートシンクやファンを取り付ける構造、または同梱の冷却部品はありません。スタッフレビューでも「SSDの冷却については何も用意されていない」と指摘されています。NVMe SSDは特に高負荷時に発熱するため、冷却対策が全くない状態ではSSDのパフォーマンスが低下したり、寿命が短くなったりするリスクが高まります。安定した使用には、別途SSD用のヒートシンクなどを準備することが強く推奨されます。

電源LEDとSSDアクセスLEDを搭載しており、ボードやSSDの基本的な状態を視覚的に確認できる点は便利です。しかし、商品に説明書が付属していないとのスタッフレビューもあり、組み立てや設定方法について自分で情報収集する必要がある場合があります。特定の追加機能（例: GPIOパススルー、外部電源入力端子など）は搭載されていません。機能は最低限で、使い勝手はユーザーの知識に依存する部分が大きいと言えます。

ELUTENGはRaspberry Pi関連のアクセサリーなどを販売しているメーカーですが、電子部品や拡張ボードメーカーとしての認知度やコミュニティでの実績は、より専門的なメーカーと比較すると限定的です。スタッフレビューにも「素性不明の中華SSD」との言及があり、製品やメーカーに対する信頼性が懸念される可能性もあります。保証期間やサポート体制に関する情報も少ないため、何か問題が発生した場合の対応には不安が残ります。