Radxa Radxa Zero 3E 4GB with GPIO

商品情報には「付属コンポーネント：ボード本体」と記載されており、OSが書き込み済みのmicroSDカードが付属するという記述はありません。別途OSイメージをダウンロードし、ご自身でmicroSDカードに書き込む作業が必要です。シングルボードコンピュータの利用に慣れていない方や、すぐに使い始めたい方にとっては、初期設定の手間がかかる点に注意が必要です。

商品情報にはヒートシンクや冷却ファンなどの冷却機構が付属するという記載がありません。RK3566 SoCは比較的低消費電力ですが、高負荷な処理を長時間行う場合や、密閉された環境で使用する場合には、熱による性能低下や不安定な動作を防ぐために、別途ヒートシンクや冷却ファンなどの冷却ソリューションの導入を検討することをお勧めします。

商品簡易情報に「ブルートゥース」の記載はありますが、無線LAN（Wi-Fi）の具体的な規格や搭載の有無については明確な記載がありません。ワイヤレスネットワーク接続を前提としたプロジェクトや、Wi-Fi経由でのデータ転送を頻繁に行う場合は、別途USB Wi-Fiアダプターなどの追加が必要になる可能性があります。Bluetoothはワイヤレスキーボードやマウス、一部のセンサーとの接続には利用できますが、ネットワーク接続の主要な手段としては有線LANが推奨されます。

リアルタイムクロック（RTC）およびそのバッテリーバックアップ機能に関する記載はありません。この機能がない場合、電源が切れるとシステムの日時情報がリセットされてしまいます。データロガーや、正確な時刻情報が不可欠な用途で使用する際には、ネットワーク経由での時刻同期（NTP）を設定するか、別途RTCモジュールを追加することを検討する必要があります。

スペック情報には「USBポートの総数：1」と記載されています。商品概要には「USB 3.0 & USB 2.0」とありますが、総数が1であるため、Type-AとType-Cのいずれか1ポートのみ、または内部的に異なる規格のコントローラを持つが物理ポートは1つという可能性が考えられます。キーボード、マウス、USBメモリなど複数のUSBデバイスを同時に接続したい場合は、別途USBハブの購入が必須となります。これにより、配線が複雑になったり、追加の電源が必要になったりする場合があります。

GPIOピンは搭載されていますが、そのピン配置が色分けされているという具体的な記載はありません。GPIOピンは電子工作やセンサー、アクチュエータとの接続に非常に重要ですが、ピンの役割（電源、GND、データ入出力など）を正確に把握するためには、別途データシートや回路図を参照する必要があります。初心者の方にとっては、色分けされたピン配置の方が誤接続のリスクを減らし、開発をスムーズに進める上で役立つため、この点は注意が必要です。