X1011 PCIe NVMe 拡張ボード
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Geekworm

Geekworm X1011 PCIe NVMe 拡張ボード

の評価

型番:X1011
在庫切れ2025-10-07 時点での情報です
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商品概要

Geekworm X1011 PCIe NVMe拡張ボードは、Raspberry Pi 5向けに最大4台のM.2 NVMe SSDを接続できるユニークな製品です。2230/2242/2260/2280の様々なサイズに対応し、NVMe SSDからのOS起動もサポートします。これにより、Raspberry Pi 5のストレージ容量を大幅に拡張できます。ただし、Raspberry Pi 5との接続はPCIe Gen2 x1で行われ、その帯域を4台のSSDで共有するため、個々のSSD速度はGen3対応ボードに比べて大幅に制限されます。ハードウェアRAID機能はサポートせず、OSからは個別のドライブとして認識されます。4台のSSDを搭載する場合、十分な冷却対策が別途必要となります。

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商品画像一覧

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商品スペック

対応M.2 SSDタイプ
M.2 NVMe M Key (2230/2242/2260/2280)
対応PCIeバージョン
PCIe 2.0 (Gen2)
対応PCIeレーン数
x1 (Gen2 Upstream) / 4x x1 (Gen2 Downstream)
ボードサイズ
約13.1 x 10.7cm
コネクタタイプ
PCIe FFCコネクタ
電源方式
Raspberry Pi 5 PCIeコネクタより供給
LEDインジケータ
無し
ヒートシンク取付対応
無し

サイズ・重量

重量
91g
高さ
10.7 cm
10.7 cm
奥行
3.2 cm

機能一覧

NVMe SSD起動対応機能

Geekworm X1011は、Raspberry Pi 5の新しいeepromに対応しており、接続したM.2 NVMe SSDからのOS直接起動をサポートします。これにより、SDカードと比較してOSの起動時間やアプリケーションの実行速度が向上し、Raspberry Pi 5をより快適に使用できます。システムドライブとしてNVMe SSDを利用したい場合に必須となる機能であり、本ボードはこの要求に応えています。

冷却機構搭載機能

本ボード自体には、接続される4台のNVMe SSDを直接冷却するためのヒートシンクやファンは搭載されていません。商品説明には「純正のアクティブクーラーと他のHATと互換性があります」との記載がありますが、SSD自体の冷却対策はユーザー側で行う必要があります。特に4台のSSDはかなりの熱を発生するため、M.2 SSD用ヒートシンクの別途用意や、ケースと合わせた十分なエアフロー確保が不可欠です。この点は最上位製品と比較して劣ります。

SSDアクセス表示機能

Geekworm X1011ボードの商品情報や画像からは、接続したNVMe SSDのアクセス状態を示すLEDインジケーターが搭載されているか確認できません。明確な記載がないため、この機能はないと判断します。SSDへの読み書きが行われているか視覚的に確認できないため、システムが応答しない場合などのトラブルシューティングの際に、SSDが正常に動作しているかの判断がやや難しくなる可能性があります。

電源状態表示機能

本ボードの商品情報や画像からは、ボードへの電源供給状態を示すLEDインジケーターが搭載されているか確認できません。明確な記載がないため、この機能はないと判断します。ボードに正しく電力が供給されているか一目で確認できないため、取り付け後の初期確認や、電源関連のトラブルが発生した際に、問題の切り分けを行うのがやや手間になる可能性があります。多くの拡張ボードには搭載されている機能です。

過電流保護機能

Geekworm X1011ボードに過電流保護機能が搭載されているかどうかの情報は、商品情報からは確認できません。安全性を高めるための重要な機能ですが、記載がないため搭載されていないと判断します。この機能がない場合、接続したSSDやケーブルの不具合によって過電流が発生した場合に、Raspberry Pi 5本体やボード自体が損傷するリスクが考えられます。使用時には注意が必要です。

SHOPSTAFFによる評価スコア

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3.8
総合評価

Geekworm X1011はRaspberry Pi 5向けに4台のNVMe SSDを接続できる拡張ボードです。ストレージ容量を大幅に拡張したい場合に有効な選択肢となります。ただし、PCIe Gen2 x1の帯域を4台で共有するため、個々のSSD速度は最上位製品(Gen3 x1)に比べて大幅に制限されます。RAID機能もサポートせず、OSからは個別ドライブとして認識されます。価格は最上位製品と同程度でありながら、速度性能やRAID機能で劣るため、高速性や冗長性を求める用途には不向きです。特定の用途(大容量かつ個別ドライブでの運用など)に絞られる製品と言えます。冷却対策に関する情報も少なく、4台のSSDの熱対策はユーザー側での追加対応が必要です。

互換性(Raspberry Pi 5モデルとSSDサイズ)
5.0
Geekworm X1011ボードはRaspberry Pi 5の全てのモデルに対応しており、さらにM.2 NVMe SSDについては、一般的な2280サイズに加え、2230、2242、2260サイズにも対応しています。ネジ穴や固定部品を調整することで、様々な長さのSSDを物理的に装着できます。これは最上位製品が2280サイズ専用であるのに対し、より多くの種類のSSDを利用できる点で互換性が高いと言えます。お手持ちのSSDのサイズに合わせてボードを選べる柔軟性があります。
PCIeインターフェースの世代と速度
2.0
本ボードはRaspberry Pi 5のPCIeポートにPCIe Gen2 x1として接続されます。さらに、オンボードのスイッチチップ(ASM1184e)により、このGen2 x1の帯域を4つのGen2 x1ダウンストリームポートに分岐させ、それぞれにSSDを接続する構造です。つまり、4台のSSD全体で約500MB/sの帯域を共有するため、個々のSSD速度は理論上最大でも約125MB/s程度に制限されます。これは最上位製品が対応するPCIe Gen3 x1接続(約1000MB/s)と比較すると大幅に低速であり、高速なNVMe SSDの性能を全く活かせない点に注意が必要です。
電源供給方法と安定性
3.0
X1011ボードはRaspberry Pi 5のPCIeコネクタを通じて電力を供給される設計と思われます。4台のNVMe SSDを接続する場合、それらの合計消費電力がRaspberry Pi 5のPCIeポートからの供給能力を超える可能性があります。商品情報には追加電源に関する言及がなく、多くのSSDを接続した場合の安定性については懸念が残ります。安定稼働のためには、十分な容量を持つ高品質なRaspberry Pi 5用電源アダプターを使用することが重要です。
物理的なサイズと取り付けやすさ
4.0
本ボードは4台のM.2 SSDを搭載するため、一般的な1台用ボード(最上位製品など)よりも物理的なサイズが大きくなります。Raspberry Pi 5の上に重ねて取り付けるタイプですが、サイズによっては既存のRaspberry Pi 5用ケースと干渉する可能性があります。専用のケース(別売りのX1011-C1など)の使用が推奨されます。取り付け自体は付属のFFCケーブルとネジ、スペーサーで行いますが、ケーブルコネクタのタイプ違いに関する注意点があるため、取り付けにはある程度の注意と手間が必要です。
冷却対策と放熱性能
2.0
X1011ボードに4台の高性能NVMe SSDを搭載すると、かなりの熱が発生することが予想されます。商品情報には冷却対策に関する具体的な記載(ヒートシンク付属やファンコネクタなど)が見当たりません。公式アクティブクーラーとの互換性は謳われていますが、SSD自体の冷却についてはユーザー側で別途M.2 SSD用ヒートシンクを用意するなど、十分な対策を行う必要があります。特に高負荷での連続使用を想定する場合、適切な冷却がないとSSDの性能低下や寿命短縮のリスクが高まります。
追加機能と使い勝手
4.0
X1011の最大の特徴は、Raspberry Pi 5に最大4台のNVMe SSDを接続できるという点です。これにより、大容量のストレージ環境を構築できます。NVMeブートにも対応しており、接続したSSDからOSを起動できます。ただし、4台のSSDはOSからは個別のドライブとして認識され、ハードウェアレベルでのRAID機能はサポートしていません。また、SSDアクセスや電源状態を示すLEDインジケーターに関する情報も見当たりません。多台数接続というユニークな機能を持つ一方で、RAID非対応や基本的な表示機能がない点は使い勝手に影響する可能性があります。
メーカーの信頼性と保証
3.5
GeekwormはRaspberry Piやその他のシングルボードコンピュータ向けアクセサリを長年にわたり開発・販売しているメーカーであり、この分野では比較的認知度が高いブランドです。多くのユーザーに製品が利用されており、コミュニティでの情報交換も活発です。これにより、製品に関する基本的な信頼性や情報入手は比較的容易ですが、大手メーカーのような公式サポート体制ではない点に留意が必要です。製品に関する情報は公式サイトで確認できます。
コストパフォーマンス
3.0
本製品は¥7500という価格で、最上位製品(¥8000)とほぼ同等です。4台のNVMe SSDを接続できる拡張性という点では優れていますが、PCIe Gen2 x1共有による大幅な速度制限(単体SSD速度が遅い)、RAID非対応、冷却対策の不明瞭さなどを考慮すると、単に高速なストレージ環境を構築したい場合には最上位製品の方が適しており、本製品のコストパフォーマンスは限定的と言えます。特定の多台数接続ニーズがある場合に検討する製品です。

ブランド・メーカー詳細

Geekworm
Geekwormは、シングルボードコンピュータ(SBC)やオープンソースハードウェア向けの高性能アクセサリを専門に開発するメーカーです。Raspberry Piなどのプラットフォームに対応した製品は、高い互換性、安定性、革新的な設計で知られ、DIYプロジェクトから産業用途まで幅広く活用されています。

おすすめのポイント

  • 4台のM.2 NVMe SSDを接続可能
  • Raspberry Pi 5のストレージ容量を大幅に拡張可能
  • 複数の個別ドライブとして利用する用途に有効

注意点

  • PCIe Gen2 x1共有のため、各SSDの速度は非常に限定的
  • RAID機能はサポートしない(OSからは個別ドライブとして認識)
  • 4台のSSDの冷却対策を別途検討する必要がある
  • FFCケーブルのタイプ違いに注意が必要

おすすめな人

  • Raspberry Pi 5で容量の異なる複数のストレージを使いたいユーザー
  • 速度よりもストレージ台数を増やしたいユーザー
  • 個別のNVMe SSDをデータ保存用として利用したいユーザー

おすすめできない人

  • Raspberry Pi 5で高速なストレージ環境を構築したいユーザー
  • RAIDを組んで冗長性や高速化を図りたいユーザー
  • システムドライブとして高速なNVMe SSDの速度を最大限に活用したいユーザー
  • シンプルな構成を好むユーザー

おすすめの利用シーン

  • 容量の異なる複数のデータディスクを接続する必要がある用途
  • 低頻度アクセスまたは小容量のデータの保存用ストレージ
  • 開発用途での一時的なデータ置き場

非推奨な利用シーン

  • OSの起動ドライブとして高速性を求める用途
  • データベースサーバーなど、頻繁な高速アクセスが必要な用途
  • 動画編集や大容量ファイルの頻繁な転送
  • RAIDによる冗長性やパフォーマンス向上が必須の用途

よくある質問(Q&A)

Q.この拡張ボードは何に使用できますか?
A.このGeekworm X1011ボードは、Raspberry Pi 5のPCIeポートを拡張し、最大4台のM.2 NVMe SSDを接続するために使用できます。
Q.どのRaspberry Piモデルに対応していますか?
A.Raspberry Pi 5に適用されます。
Q.何台のM.2 NVMe SSDを接続できますか?
A.最大4台のM.2 NVMe 2230/2242/2260/2280 SSD(別途購入)を取り付け可能です。SSDはM.2 NVMe SSD Key M仕様が必要です。
Q.NVMeブートに対応していますか?
A.はい、最新のeeprom(2024/05/17 以降のバージョン)によりNVMeブートをサポートしています。
Q.このボードでRAID構成を構築できますか?
A.いいえ、本製品はRAID 1やZFSを含む全てのRAIDタイプをサポートしていません。RAID構築をご希望の場合はお薦めしません。OSからは個別のドライブとして認識されます。
Q.Raspberry Pi 5の純正アクティブクーラーと一緒に使用できますか?
A.はい、公式アクティブクーラーと他のHATと互換性があります。

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素材・耐久性-フォームファクタとデザイン-
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5.0総合評価
5.0互換性
3.5パフォーマンス
5.0放熱設計
4.0取り付けやすさ・使いやすさ
4.5素材・耐久性
5.0フォームファクタとデザイン
4.0メーカーの信頼性と保証
5.0コストパフォーマンス
2

SUNFOUNDER

Pironman 5

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対応機種Raspberry Pi 5カラーアルミニウム
製品型番DE-A-Pironman 5対応OSraspberry pi os
その他 機能タワークーラー、デュアルRGBファン素材アルミニウム, ステンレス鋼
製品サイズ15.49 x 13.46 x 9.4 cm製品重量380 g
アクティブ冷却ファン搭載機能統合型ヒートシンクケース機能ツールフリーSSD換装機能外付けSSDリーダー機能GPIOピンヘッダー露出機能SSDアクセスLED表示機能
4.8総合評価
3.5互換性
3.5パフォーマンス
4.5放熱設計
4.7取り付けやすさ・使いやすさ
5.0素材・耐久性
4.9フォームファクタとデザイン
4.0メーカーの信頼性と保証
4.0コストパフォーマンス
3

Raspberry Pi 5用のQuad M.2 NVMe SSDハット。メタルケースとアクティブクーラーを備え、最大4台のSSDを搭載可能。PD電源対応で、高速ストレージ拡張を実現します。

対応機種Raspberry Pi 5カラーブラック
電池付属いいえ電池使用いいえ
ブランド名GeeekPiメーカーGeeekPi
製品型番KZ-0080付属品N16 Quad M.2 M-Key NVMe SSDハット1個、メタルケース1個、アクティブクーラー1個、Type Cアダプター1個、FPCケーブル2個、ネジパック1個。
その他機能アクティブクーラー素材メタル
梱包サイズ16.21 x 11.71 x 6.71 cm; 431 g商品重量0.43 kg
商品モデル番号KZ-0080ASINB0DNH9R63H
取り扱い開始日2024/11/26電源供給サポート9V-20V PD対応
電源機能デュアルパーパス電源ストレージ拡張4台のM.2 NVMe SSD対応
SSDフォームファクタ互換性2230/2242/2260/2280
アクティブ冷却ファン搭載機能統合型ヒートシンクケース機能ツールフリーSSD換装機能外付けSSDリーダー機能GPIOピンヘッダー露出機能SSDアクセスLED表示機能
4.7総合評価
4.8互換性
5.0パフォーマンス
5.0放熱設計
4.0取り付けやすさ・使いやすさ
5.0素材・耐久性
4.5フォームファクタとデザイン
2.8メーカーの信頼性と保証
4.0コストパフォーマンス
4

GeeekPi

N05 PCIe M.2 NVMe SSD ボード、メタルケースセット Raspberry Pi 5 用

¥4,999(税込)2025-10-07 時点でのAmazonの価格です

GeeekPi N05はRaspberry Pi 5用のM.2 NVMe SSD拡張ボードとメタルケースのセットです。公式クーラーと電源も付属し、基本的な拡張を一台で完結できます。

互換性-パフォーマンス-
放熱設計-取り付けやすさ・使いやすさ-
素材・耐久性-フォームファクタとデザイン-
メーカーの信頼性と保証-コストパフォーマンス-
アクティブ冷却ファン搭載機能統合型ヒートシンクケース機能ツールフリーSSD換装機能外付けSSDリーダー機能GPIOピンヘッダー露出機能SSDアクセスLED表示機能
4.7総合評価
3.0互換性
4.5パフォーマンス
5.0放熱設計
4.7取り付けやすさ・使いやすさ
5.0素材・耐久性
4.8フォームファクタとデザイン
2.8メーカーの信頼性と保証
5.0コストパフォーマンス
5

GeeekPi

M.2 NVMe M-Key & POE+ HAT for Raspberry Pi 5 KZ-0066

¥5,299(税込)2025-10-15 時点でのAmazonの価格です

GeeekPi M.2 NVMe M-Key & POE+ HAT for Raspberry Pi 5は、公式Raspberry Pi 5アクティブクーラー付きで、高速NVMe SSDとPoE+機能を統合した拡張ボードです。PCIeインターフェースを利用し、Raspberry Pi 5に最適化されています。

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素材・耐久性-フォームファクタとデザイン-
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アクティブ冷却ファン搭載機能統合型ヒートシンクケース機能ツールフリーSSD換装機能外付けSSDリーダー機能GPIOピンヘッダー露出機能SSDアクセスLED表示機能
4.5総合評価
4.5互換性
4.0パフォーマンス
4.5放熱設計
4.7取り付けやすさ・使いやすさ
3.5素材・耐久性
4.8フォームファクタとデザイン
2.8メーカーの信頼性と保証
4.5コストパフォーマンス