ATK VXE Dragonfly R1 Pro Black

左右クリック、ホイールボタンに加え、通常的なゲーミングマウスに搭載されているサイドボタン2つを備えています。合計5個のボタンのうち、主要なボタンはソフトウェアでカスタマイズ可能ですが、一般的な多ボタンマウスのように多数のプログラマブルボタンは搭載しておらず、多ボタン機能を主目的とするユーザーには向きません。シンプルに必要なボタンが揃っているモデルです。

専用ソフトウェア「ATK V HUB」を使用することで、Pixart PAW3395センサーの能力を活かした広範囲なDPI設定が可能です。本体に搭載されたボタン（通常はホイール下など）を押すことで、ソフトウェアで設定した複数のDPI値を瞬時に切り替えることができます。ゲーム中の場面に応じて、低DPIでの精密なエイムや高DPIでの素早い視点移動など、最適な感度を選択できます。

ATK V HUBソフトウェアで設定したボタン割り当て、DPI、イルミネーションなどの内容は、マウス本体のオンボードメモリに保存することができます。これにより、異なるPCに接続した場合でも、専用ソフトウェアをインストールすることなく、普段使い慣れた設定でマウスを使用することが可能です。ゲーム大会への持ち込みや、複数のPCでの使用時に便利な機能です。

マウス本体の一部にLEDが搭載されており、専用ソフトウェア「ATK V HUB」からライティングの設定を変更できます。ゲーム環境を視覚的に彩ったり、他のゲーミングデバイスと色合いを合わせたりすることが可能です。派手すぎないデザインにアクセントを加える程度の光り方で、控えめなイルミネーションを好むユーザーにも適しています。

本製品は48gという極めて軽量な設計を最大の特徴としており、マウス本体の重量を調整するためのウェイトシステム機能は搭載されていません。購入時の重量が固定となるため、マウスを自分の好みに合わせて重くしたい、あるいは微妙な重量調整を行いたいユーザーには不向きです。軽量性を追求したモデルのため、この機能は省略されています。

コンパクトな左右対称の形状を採用しており、右利きユーザーだけでなく左利きユーザーでも違和感なく使用できます。また、かぶせ持ちやつまみ持ち、つかみ持ちなど、様々なグリップスタイルに対応しやすい汎用性の高さがあります。多くの人の手に馴染みやすいように設計されており、長時間のゲームプレイでも比較的疲れにくい形状と言えます。