ATK Blazing Sky F1 Extreme

本製品は、左右クリックとホイールクリックに加え、側面に2つのプログラム可能なボタンを搭載しています。これにより、ゲーム内で頻繁に使用するアクション（例：グレネード投擲、近接攻撃など）を割り当てることで、キーボードから指を離すことなく迅速な操作が可能です。ただし、より多くのマクロやスキル登録が必要なMMORPGなどのジャンルでは、ボタン数が不足する可能性があります。サイドボタンは親指で操作しやすい位置に配置されていますが、一般的な多ボタンマウスと比較すると数は少なめです。

最大30,000 DPI（オーバークロックで42,000 DPIまで対応）という非常に広い範囲で感度設定が可能です。専用ソフトウェアを使用することで、自分に最適なDPI値を細かく設定できます。ゲーム中にDPIを瞬時に切り替えるためのボタンがあるかは明確な記載がありませんが、通常高性能マウスではソフトウェアで設定したDPIプロファイルを切り替える機能が利用できます。非常に高感度まで対応するため、高解像度モニター環境でも快適なカーソル操作が期待できます。

マウス本体に設定プロファイルを保存するオンボードメモリ機能については、製品情報に記載がありません。そのため、別のPCで使用する場合や、専用ソフトウェアがインストールされていない環境では、設定が保持されず、デフォルト設定での使用となる可能性が高いです。複数の環境で同じ設定をすぐに利用したいユーザーにとっては、毎回ソフトウェアで設定を行う手間が発生するかもしれません。

製品情報や画像からは、派手なRGB LEDイルミネーションに関する特徴は確認できません。ゲーミングデバイスでよく見られるロゴやラインのライティング機能は搭載されていない可能性が高いです。デスク周りをカラフルな光で飾りたい方や、光るデバイスでゲーミング環境を演出したい方には物足りなく感じるかもしれません。機能性を重視し、外観の装飾は控えめなデザインと言えます。

本製品は約35gという極めて軽量な設計を最大の売りの一つとしており、重さを調整するためのウェイトシステム機能は搭載されていません。マウスの重さは固定されており、ユーザーが自由にカスタマイズすることはできません。超軽量マウスを求めるユーザーには最適ですが、ある程度の重さや、操作感の微調整に重りを使いたいという方には向いていません。出荷時の重量には個体差（±2g）があるとのことです。

マウスの物理的な形状自体は左右対称に見えますが、側面に搭載されている2つのプログラム可能ボタンは左側にのみ配置されています。このため、左利きユーザーがこれらのサイドボタンを親指で操作することは難しく、実質的には右利きユーザー向けのデザインと言えます。完全に左右どちらの手でも同じように使える真の意味での左右対称マウスではないため、左利きの方や、左右両方で使いたい方には推奨できません。