SensaBliss HDMI キャプチャーボード 4K 30Hz HDMI USB 2.0/Type C 2in1 ビデオキャプチャー

本製品にはHDMI出力端子が搭載されておらず、キャプチャー中の映像を遅延なく別のモニターに表示するパススルー機能はありません。キャプチャー映像はPC画面で確認することになり、PC側でのプレビューには遅延が発生します。特にアクション性の高いゲームなど、リアルタイムでの正確な操作が求められる用途には不向きです。ゲームをプレイしながら同時に録画・配信を行う場合は、別途HDMIスプリッターなどを使用し、ゲーム画面を直接モニターに出力する必要があります。

本製品はHDMI入力に対応しており、PS4 Pro、XBox One、Switch、Wii Uといったゲーム機はもちろん、カメラやビデオカメラ、携帯電話、ノートパソコン、PCなど、様々なHDMI出力対応機器からの映像を入力してキャプチャーできます。ただし、入力できる最大解像度は4K/30Hz、キャプチャーできる最大解像度は1080P/30Hzとなるため、4K/60Hz以上の出力が可能な最新ゲーム機などの高画質ソースをフルスペックで取り込むことはできません。幅広い機器に対応している点は利便性が高いです。

本製品には本体に物理的な録画開始/停止ボタンは搭載されていません。録画の開始や停止、その他の操作は、OBSやVLCなどのPC上で動作するキャプチャーソフトウェア側で行う必要があります。手元で直感的に録画操作を行いたい場合には不便を感じるかもしれません。PC操作に慣れている方や、ソフトウェア操作で問題ない用途であれば特に支障はありませんが、ハードウェアボタンの手軽さはありません。

本製品本体には、マイクを直接接続するための端子（3.5mmジャックなど）は搭載されていません。ゲーム実況などで自分の声を同時に録音したい場合は、別途PC側にマイクを接続し、キャプチャーソフトウェア（例: OBS）の設定でマイク音声を映像にミックスする必要があります。キャプチャーボード単体でマイク入力から音声を取り込むことはできないため、配線や設定がやや複雑になる可能性があります。手軽に実況音声を入れたい場合は、マイク入力付きのモデルを検討するか、PC側の設定で対応する必要があります。

製品仕様上、入力は最大4K/30Hzですが、出力（キャプチャーされる映像）は最大1080P/30Hzとなります。商品説明にユーザーがキャプチャー解像度を任意に選択できる旨の記載がないため、基本的に出力解像度は1080P/30Hzに固定される可能性が高いです。例えば、720pや標準画質など、PCのスペックや用途に合わせて低解像度でキャプチャしてファイルサイズを抑えたいといった細かいニーズには対応できない可能性があります。画質設定はソフトウェア側で限定的に行えるかもしれませんが、ハードウェアとしての解像度選択機能は期待できません。

本製品はUVC（USB Video Class）およびUAC（USB Audio Class）プロトコルに対応しており、OBS Studio、VLC Media Player、Amcap、Zoom、Potplayerなど、これらのプロトコルをサポートする多くのサードパーティ製キャプチャー・配信ソフトウェアと互換性があります。PCに接続すれば、特別なドライバーなしにこれらのソフトウェアから映像・音声を認識して利用開始できます。これにより、使い慣れたソフトウェアで録画やライブ配信、オンライン会議での画面共有などを行うことが可能です。幅広いソフトウェアに対応しているため、導入のハードルは低いです。