MSI PRO B650M-E

製品情報にはBIOS FlashBack機能に関する記載がありません。この機能はCPUやメモリがなくてもBIOSを更新できる便利な機能ですが、本製品には搭載されていない可能性が高いです。BIOSの更新が必要な場合は、CPUとメモリを搭載した状態で通常のBIOS更新手順を踏む必要があります。特に新しいCPUを導入する際に、BIOSのバージョンが古いと起動できない場合があるため、注意が必要です。

M.2ヒートシンクに関する記載が製品情報に見当たりません。M.2 SSDは高速動作時に発熱しやすく、適切な冷却がないと性能が低下するサーマルスロットリングが発生する可能性があります。本製品でM.2 SSDを使用する際は、別途ヒートシンク付きのSSDを選ぶか、汎用のM.2ヒートシンクを装着することを検討すると良いでしょう。これにより、SSDの性能を安定して維持し、長寿命化にも寄与します。

製品情報にはWi-Fi 6E対応機能の記載がありません。本製品は有線LANのみを搭載しており、無線LAN機能は内蔵されていません。Wi-Fi環境でPCを使用したい場合は、別途Wi-Fiアダプター（PCIeカードやUSBアダプター）を購入して取り付ける必要があります。Wi-Fi 6Eは最新の無線LAN規格で、高速かつ安定した通信が可能ですが、本製品ではその恩恵を受けることはできません。

本製品は1GbpsのLANコントローラーを搭載しており、2.5GbE LANポートには対応していません。1Gbps LANは一般的な家庭用ネットワーク環境では十分な速度ですが、大容量ファイルの頻繁な転送や、より高速なインターネット回線を最大限に活用したい場合には、2.5GbE LANと比較して速度が劣ります。高速なネットワーク環境を構築したい場合は、別途2.5GbE対応のLANカードを増設する必要があります。

製品情報にはUSB Type-Cポートに関する記載がありません。本製品の背面ポートにはUSB 3.2 Gen 1 Type-Aポートが搭載されていますが、リバーシブルで使いやすいType-Cポートは搭載されていないようです。最新のスマートフォンや外部ストレージなど、Type-C接続を前提としたデバイスを多く使用するユーザーにとっては、別途変換アダプターやType-Cハブが必要になる可能性があります。

本製品はプライマリーPCIe x16スロットがPCIe 4.0に対応しています。これにより、最新のグラフィックボードやPCIe 4.0対応のNVMe SSDの性能を十分に引き出すことが可能です。PCIe 4.0はPCIe 3.0の2倍の帯域幅を提供するため、ゲームや動画編集などの高負荷な作業において、データ転送速度のボトルネックを軽減し、よりスムーズな動作を実現します。