MAGEX 自撮り モニター GHEMM4-JP

自撮り撮影時に自分の姿が正しく映るように、画面の表示方向を水平・垂直に反転させる機能を搭載しています。これにより、カメラの向きに関わらず、画面を見ながら自然な構図や表情を確認しながら撮影を進めることができます。ただし、スタッフレビューによると、電源を切ると設定がリセットされてしまう場合があるため、撮影ごとに再設定が必要になる可能性があります。この機能は、自分自身を被写体とする撮影では特に重要です。

画面上に構図決めに役立つグリッド線やアスペクト比マーカーなどを表示する機能は搭載されていません。そのため、三分割法などの構図ガイドラインを目視で確認したり、特定のソーシャルメディア向けのアスペクト比での撮影範囲を厳密に把握したりするには不向きです。画面全体をシンプルに表示する機能はありますが、プロフェッショナルな構図を意識した撮影を行う際には、別途工夫が必要になるでしょう。

モニター本体に簡易的な折りたたみ式の自立スタンドは搭載されていません。テーブルなどに置いて単体でモニターを立てたい場合は、別途ミニ三脚やスタンドなどを用意する必要があります。MagSafeを利用して他の機材に固定することは可能ですが、スタンドがないため、設置場所を選ばずにモニターを立てて使うという手軽さはありません。必要に応じて外部のスタンドを用意する必要があります。

画面を指で直接触って操作するタッチパネル機能は搭載されていません。モニターの設定変更やメニュー操作は、本体側面の物理ボタンを使って行う必要があります。スマートフォンのような直感的な操作はできませんが、物理ボタンは誤操作が少なく、確実な操作が可能です。ただし、設定項目が多い場合や、素早く設定を変更したい場合には、タッチ操作に比べてやや手間がかかる可能性があります。

本体に搭載されたUSB Type-Cポートから、モバイルバッテリーやUSB充電器経由での給電に対応しています。内蔵バッテリーだけでなく外部からの電源供給が可能なので、バッテリー残量を気にすることなく、長時間の撮影やライブ配信などを安心して行うことができます。特に屋外での撮影や、電源コンセントが近くにない場所での使用において、この機能は非常に役立ちます。付属ケーブルは給電用と考えられます。

モニターにヘッドホンなどを接続して音声を確認するための音声出力端子（3.5mmジャックなど）は搭載されていません。接続元のスマートフォンやカメラからの音声をリアルタイムでモニター側で確認することはできません。そのため、動画撮影時にマイクが正しく音を拾っているか、周囲のノイズが入っていないかなどを確認するには、別途接続元デバイス側で音声を確認する必要があります。音声チェックを重視するユーザーには注意が必要です。

本体側面の物理ボタンに、特定の機能を自由に割り当ててショートカットとして利用するボタンカスタマイズ機能は搭載されていません。設定変更やメニュー操作は、各ボタンに固定された機能に従って行う必要があります。スタッフレビューではボタンの機能割当を覚えるのが大変という言及があり、カスタマイズできないことが操作性の一因となっているようです。よく使う機能をワンタッチで呼び出したい場合には不向きです。