Wüsthof クラシック 10インチ 料理用ナイフ

本製品は、刃から柄の先端まで一体の鋼材が通るフルタング構造を採用しており、柄の部分は合成素材がリベットで固定されています。これにより、刃と柄の間に隙間ができにくく、食材のカスが溜まりにくい設計となっており、衛生的に保ちやすいです。完全に一体成型された金属製ハンドルとは異なりますが、清掃のしやすさと耐久性を両立しています。

本製品のハンドルは耐久性のあるポリマー（合成素材）製であり、刃先から柄まで全てが金属で構成されているフルメタル構造ではありません。しかし、刃の根元から柄の先端まで鋼材が一体となっているフルタング構造を採用しているため、金属と合成素材の組み合わせながらも、非常に高い強度と耐久性を実現しています。金属製ハンドルに比べて軽量で、手への負担が少ないという利点もあります。

本製品の刃面には、食材の付着を軽減するような特殊な加工（ディンプル加工や槌目加工など）が施されているという明確な記載はありません。ただし、Wüsthof独自のPEtec（Precision Edge Technology）により、非常に鋭い切れ味を実現しており、スムーズな切断をサポートします。食材が刃に張り付くのを完全に防ぐ機能は期待できませんが、切れ味の良さ自体が調理の快適さに貢献します。

本製品には、明確なフィンガーレスト（指をかけるための突起）の記載はありませんが、刃とハンドルの間に位置するボルスター（鍔）部分が厚く設計されており、これが指を保護し、滑りにくくする役割を果たします。このボルスターにより、包丁をしっかりと握ることができ、切る際に指が刃に滑り込むのを防ぎ、安全性を高めます。特に硬い食材を切る際に力を入れやすく、安定した操作が可能です。

本製品は、左右対称の刃付けが施された両刃形状の包丁です。これにより、右利き・左利きを問わず、どちらの手で持っても食材に対してまっすぐ刃を入れることができ、安定した切断作業が可能です。特定の利き手に偏ることなく、均一な切れ味と操作性を提供するため、家庭での共有や、様々な調理シーンでの汎用性に優れています。

本製品の刃は、ロックウェル硬度58度という高い硬度を持つ高炭素ステンレス鋼で作られています。この高い硬度により、刃が摩耗しにくく、非常に鋭い切れ味を長期間維持することが可能です。頻繁に研ぎ直す手間を軽減し、常に高いパフォーマンスを発揮します。Wüsthof独自のPEtec技術と相まって、優れた刃持ちと切れ味の持続性を実現しており、プロの要求にも応える品質です。