ツヴィリングJ.A.ヘンケルス ツインセルマックス M66 三徳包丁 180mm

この包丁は、刃とハンドルが一体になった構造ではありません。そのため、隙間に汚れが溜まりやすく、洗いやすさの点では、一体構造の包丁に劣ります。しかし、ツバとエンドキャップは職人の手で磨き上げられており、手に吸い付くような持ち心地を実現しています。刃とハンドルの接合部は丁寧に作られており、耐久性に問題はありません。日々の手入れをしっかり行えば、清潔に保つことができます。

この包丁は、刃先から柄まで金属でできているフルメタル構造ではありません。ハンドルにはマイカルタが使用されており、金属製のハンドルに比べて手に馴染みやすく、温かみがあります。しかし、フルメタル構造に比べると、耐久性やメンテナンス性では劣る場合があります。マイカルタは木材と樹脂を重ね合わせた素材で、水に強く、比較的耐久性も高いですが、経年劣化による汚れが目立ちやすい可能性があります。

この包丁には、刃の表面に特殊な加工は施されていません。そのため、食材によっては刃にくっつきやすい場合があります。特に、柔らかい食材や粘り気のある食材を切る際には、少し工夫が必要かもしれません。しかし、切れ味が非常に優れているため、食材がくっつきやすい場合でも、スムーズに切ることができます。刃面加工がない分、研ぎやすいというメリットもあります。

この包丁には、フィンガーレスト（指をかけるための突起）は付いていません。そのため、包丁を握る際には、滑らないように注意が必要です。しかし、ハンドルは人間工学に基づいて設計されており、手に馴染みやすく、安定した状態で食材を切ることができます。フィンガーレストがない分、デザインがシンプルで美しいというメリットもあります。包丁の扱いに慣れていれば、フィンガーレストがなくても十分に安全に使用できます。

この包丁は、左右対称の両刃形状を採用しています。そのため、右利きでも左利きでも使いやすく、どちらの手でも同じように扱えます。家族で共有する場合にも便利です。両刃形状は、食材に対してまっすぐ刃が入りやすく、初心者でも扱いやすいのが特徴です。三徳包丁は様々な食材を切るため、この両刃形状は非常に適しています。プロの料理人にも愛用される形状です。

この包丁の刃には、MC66パウダースチールという非常に硬い鋼材が使用されています。これにより、切れ味が長持ちし、頻繁に研ぎ直す手間を減らすことができます。硬度が高い分、研ぎには専門的な技術が必要になりますが、その分、切れ味が長持ちするというメリットは大きいです。常に良い切れ味を保ちたい方におすすめです。プロの料理人にも愛用される硬度です。