Zwilling J.A. Henckels ツインセルマックス M66 三徳包丁 180mm 30867-180

刃とハンドルはマイカルタと金属の組み合わせで構成されており、完全に一体化したフルメタル構造ではありません。しかし、ツバとエンドキャップが職人の手で磨き上げられ、手に吸い付くような持ち心地を実現していることから、隙間が少なく清潔感を保ちやすい設計であると推測されます。一般的な木製ハンドルに比べれば、汚れが溜まりにくい構造と言えるでしょう。

ハンドル部分にマイカルタ素材が使用されているため、刃先から柄まで全てが金属で構成されるフルメタル構造ではありません。マイカルタは耐久性に優れた素材ですが、フルメタル構造が持つような、より高い一体感や食洗機対応といった特性は期待できません。手入れの際は、ハンドル素材の特性を考慮する必要があります。

刃部がMC66パウダースチールと高級刃物鋼で挟み合金化した3層プレート構造であることは明記されていますが、食材がくっつきにくいような特殊な刃面加工（例えばディンプル加工や槌目加工など）が施されているという記述はありません。そのため、食材によっては刃に張り付く可能性があります。

商品情報には、刃の根元部分に指をかけるための突起（フィンガーレスト）があるという記述は見当たりません。しかし、ハンドルの形状が「手に馴染む丸みを帯びたアーチ型」であり、ツバとエンドキャップが丁寧に磨かれていることから、握りやすさや安定性には配慮されていると考えられます。

本製品は三徳包丁であり、商品概要に「刃付け:本刃付け」と記載されています。三徳包丁は一般的に両刃が採用されており、この「本刃付け」も両刃であることを示唆しています。これにより、右利き・左利きを問わず、食材に対してまっすぐ刃が入りやすく、幅広い調理に対応できる汎用性の高い包丁として使用できます。

刃部にはMC66パウダースチールが使用され、硬度約66HRCという非常に高い硬度を実現しています。これは一般的なステンレス包丁の硬度を大きく上回る数値であり、切れ味が非常に長く持続するという大きなメリットがあります。頻繁に研ぎ直す手間を省きたい方や、常に鋭い切れ味を求める方にとって、この高硬度刃は非常に魅力的な機能です。