OLYMPUS ICレコーダー Voice-Trek 4GB リニアPCM対応 BLK ブラック LS-7

本製品は「VCVA」という名称で音声起動録音機能を搭載しています。これにより、音声入力があった時だけ自動的に録音を開始し、無音状態が続くと一時停止します。この機能は、会議や講義など、話していない空白時間が多い場面で特に有効です。無駄な録音時間を削減し、内蔵メモリの容量を節約できるだけでなく、後から録音を聞き返す際も必要な会話部分だけを効率的に確認できるため、議事録作成などの作業効率向上に役立ちます。

LS-7には、2段階でノイズをカットするローカットフィルター機能が搭載されています。これは、空調の音、プロジェクターのファンノイズ、屋外での風の音といった、録音時に発生しやすい低い周波数の環境ノイズを軽減するための機能です。このフィルターを有効にすることで、ノイズの中から人の声などの聞きたい音声をよりクリアに分離し、聞き取りやすい録音を行うことができます。特に、騒がしい環境での録音や、後から文字起こしを行う際に効果を実感できます。

再生速度を調整する機能として「早聞き」機能などが搭載されています。これにより、録音した音声の再生スピードを通常より速くしたり遅くしたりすることができます。例えば、会議の議事録作成で詳細を確認したい部分はゆっくりと、全体の流れを把握したい場合は早聞きで再生するなど、目的に応じて調整可能です。語学学習でのリスニング練習や、特定の箇所を繰り返し聞きたい場合にも便利で、効率的な音声確認をサポートします。

「インデックスマーク」機能として搭載されており、録音中や再生中に重要な箇所に目印（マーク）を付けることができます。これにより、後から録音データを聞き返す際に、このインデックスマーク間をスキップして聞きたい箇所に素早くジャンプすることが可能になります。長時間の録音データの中から、会議の決定事項やインタビューの重要な発言など、特定の情報を効率的に探し出す際に非常に便利な機能です。最大16個までマークを付けられるという情報もあります。

「多彩なモード設定」として提供されており、録音する状況に合わせて最適な設定（マイク感度、ノイズリダクションなど）を簡単に選択できる機能です。例えば、「会議」「音楽」といった特定のシーンモードを選択するだけで、専門的な録音知識がなくても、その場に合った最適な音質で録音を開始できます。これにより、設定に迷うことなく、誰でも簡単に高音質な録音を行うことが可能です。様々な録音シーンに対応できるよう、複数のモードが用意されています。

microSDカードスロットを搭載しており、最大32GBまでのmicroSDカードに対応しています。本体の内蔵メモリ（4GB）だけでは高音質での長時間録音に限界がありますが、microSDカードを追加することで、記録容量を大幅に拡張できます。これにより、ファイルサイズの大きいリニアPCM形式での録音も、容量不足を気にすることなく長時間を記録可能です。録音データをカードごと管理したり、パソコンへの転送を容易にしたりする上でも便利です。