MIYABI 6000MCT 三徳包丁 180mm

本製品は刃とハンドルが一体構造ではありません。刃は特殊ステンレス鋼、ハンドルはパッカーウッド製であり、接合部が存在します。一体構造の包丁と比較すると、接合部に食材のカスが溜まる可能性がわずかにありますが、MIYABIの製品は高い精度で製造されているため、日常的な手入れで清潔さを保つことは十分に可能です。食洗機には対応していないため、手洗いでの丁寧な洗浄が推奨されます。

本製品はフルメタル構造ではありません。刃は特殊ステンレス鋼ですが、ハンドルにはパッカーウッドが使用されています。フルメタル構造の包丁は全体が金属製であるため非常に衛生的で耐久性が高いですが、本製品のパッカーウッドハンドルも耐久性に優れ、手に馴染みやすいという利点があります。金属製ハンドルに比べて冬場に冷たくなりにくいというメリットもあります。

本製品のブレードには「ハンマーフィニッシュ仕上げ」が施されています。この槌目模様は、見た目の美しさだけでなく、食材を切る際に刃と食材の間に空気の層を作り出すことで、食材が刃に吸い付くのを軽減する効果が期待できます。特に、ジャガイモやキュウリなどの粘り気のある食材や、薄切りにしたい食材を切る際に、スムーズな作業をサポートし、快適な調理体験を提供します。

本製品には、明確なフィンガーレスト機能の記載はありません。しかし、ハンドルの形状は丸みがあり、手に吸い付くような握り心地と評価されています。これにより、指が自然な位置に収まり、安定したグリップ感を得られるため、フィンガーレストがなくても安全かつ快適に包丁を操作できる設計になっています。特に、長時間の調理や硬い食材を切る際にも、安定した力を伝えやすいでしょう。

本製品は三徳包丁として一般的な両刃形状を採用しています。両刃は刃の両側から研ぎ上げられているため、左右対称で、食材に対してまっすぐ刃が入りやすいという特徴があります。これにより、右利き・左利きを問わず、誰でも同じように安定して使用することが可能です。特に、日常的な野菜の千切りや肉のカットなど、幅広い食材に対応できる汎用性の高さが魅力です。

本製品の刃はMC63スチール製で、硬度約63HRCという非常に高い硬度を誇ります。この高硬度により、刃の摩耗が少なく、鋭い切れ味が長期間持続します。頻繁に研ぎ直す手間が省けるため、日常のメンテナンスが楽になります。また、硬い食材を切る際にも刃こぼれしにくく、安定した性能を発揮します。プロの料理人からも評価される永切れ性能は、この高硬度刃の大きなメリットです。