MIYABI 5000MCD67 三徳包丁 180mm

本製品のハンドルは天然木「メープル材」であり、刃部とハンドルは異なる素材で構成されています。そのため、刃と柄が一体となった構造ではありません。これにより、刃とハンドルの接合部にわずかな隙間が生じる可能性があり、食材のカスが入り込むことで衛生面での注意が必要になる場合があります。一体構造の包丁と比較すると、手入れの際に接合部をより丁寧に洗浄する必要がありますが、木製ハンドルの温かみや手に馴染む感触は一体構造では得られない魅力です。

本製品のハンドルは天然木「メープル材」であるため、刃先から柄まで全て金属で構成されるフルメタル構造ではありません。フルメタル構造の包丁は、全体が金属製であるため非常に衛生的で耐久性が高いという特徴がありますが、本製品は木製ハンドルを採用することで、金属にはない温かみや手に吸い付くような感触を提供します。これにより、長時間の使用でも手が疲れにくく、より快適な調理体験が期待できます。ただし、木製ハンドルの特性上、水濡れや乾燥には注意が必要です。

本製品のブレードには133層のダマスカス紋様が施されており、これは刃面加工の一種と見なせます。この多層構造は見た目の美しさだけでなく、食材の刃離れを良くする効果も期待できます。ダマスカス鋼の凹凸が食材との接触面積を減らし、切った食材が刃に張り付くのを軽減するため、スムーズな調理が可能です。特に、粘り気のある食材や薄切りにする際に、その効果を実感できるでしょう。この加工は、機能性と芸術性を両立させたMIYABIならではの特徴です。

商品情報には、刃の根元部分に指をかけるための突起（フィンガーレスト）に関する明確な記載はありません。一般的な三徳包丁の形状であり、フィンガーレストがなくても、ハンドルの形状やバランスによって安定した握り心地を提供します。ユーザーの握り方や手の大きさによっては、フィンガーレストがないことで、より自由な持ち方が可能になる場合もあります。安全性を高めるためには、包丁をしっかりと握り、指の位置に注意して使用することが重要です。

本製品は三徳包丁であり、刃付けが「本刃付け」と記載されています。三徳包丁は一般的に両刃形状が採用されており、商品簡易情報にも「ブレードのエッジプレーン」とあることから、左右対称の両刃であると判断できます。両刃は、食材に対してまっすぐ刃が入りやすく、右利き・左利きを問わず誰でも使いやすいのが特徴です。肉、魚、野菜など、様々な食材を効率よく切ることができ、日常の調理において非常に汎用性が高いです。この形状は、家庭用包丁として最も広く普及している理由の一つです。

本製品の刃部にはMC66スチールが使用されており、硬度約66HRCという非常に高い硬度を誇ります。これは一般的なステンレス包丁の硬度（約55-60HRC）を大きく上回る数値であり、優れた切れ味とその持続性を実現しています。高硬度であるため、頻繁に研ぎ直す手間が少なく、常に鋭い切れ味で快適に調理を続けることができます。ただし、硬度が高い分、衝撃には弱く、硬いものを無理に切ったり、落下させたりすると刃こぼれのリスクがあるため、取り扱いには注意が必要です。