パナソニック(Panasonic) オーブンレンジ NE-KA1-W

重量センサーは、食品の重さを検知して加熱時間を自動で調整する機能です。このモデルには搭載されており、食品の種類や量に応じた最適な加熱が可能です。特に、温め直しや解凍時に便利で、手動で時間を設定する手間が省けます。ただし、上位機種に搭載されている赤外線センサーと比較すると、食品の温度を直接測定するわけではないため、若干の誤差が生じる場合があります。しかし、日常的な使用においては十分な性能を発揮し、料理の失敗を防ぐことができます。

この機種には解凍機能が搭載されています。グラム設定が必要なタイプで、全解凍・半解凍に対応しています。上位機種のような、スイングサーチ赤外線センサーによる芯までほぐせる解凍機能はありませんが、必要十分な解凍が可能です。解凍ムラを抑えるために、途中で食品の状態を確認しながら加熱時間を調整することをおすすめします。

この機種には自動お手入れ機能は搭載されていません。そのため、使用後には手動で庫内を清掃する必要があります。庫内はフラットな構造ではないため、汚れが溜まりやすい箇所もあります。こまめな清掃を心がけることで、庫内を清潔に保ち、臭いの発生を防ぐことができます。上位機種に搭載されているスチームクリーニング機能はありませんが、重曹水などを使用することで、ある程度の汚れを落とすことができます。

この機種はコンベクション機能を搭載していません。ヒーター式で、熱風を循環させるファンがないため、焼きムラが発生しやすい可能性があります。そのため、本格的なオーブン料理には不向きです。上位機種に搭載されているコンベクションオーブンと比較すると、仕上がりに差が出ることがあります。お菓子やパン作りをする場合は、焼き加減をこまめに確認し、必要に応じて焼き位置を変えるなどの工夫が必要です。