Elgato Game Capture HD60 S+

HDMIパススルー機能を使用することで、キャプチャーボードを介してゲーム画面をモニターに出力する際に、遅延を最小限に抑えることが可能です。これにより、リアルタイムでのゲームプレイを快適に行いながら、同時に録画や配信を行うことができます。特に、アクションゲームや格闘ゲームなど、タイミングが重要なゲームをプレイする際には、この機能が非常に役立ちます。遅延を気にせずにゲームを楽しめるため、ストレスなくゲーム実況や配信を行えます。

この製品には外部入力に対応した機能はないため、HDMI以外のAV機器（ビデオカメラやゲーム機など）からの映像を録画することはできません。もし、昔のゲーム機やビデオテープの映像をデジタル化して保存したい場合は、外部入力に対応したビデオキャプチャーを選ぶ必要があります。ただし、HDMI接続が可能な機器であれば、問題なく使用できます。

録画ボタン機能は搭載されていません。録画を開始・停止するには、PC側のソフトウェアを操作する必要があります。ソフトウェアでの操作に慣れていない場合は、やや不便に感じるかもしれません。しかし、ソフトウェア側で詳細な設定ができるため、録画品質や配信設定を細かく調整したいユーザーにはおすすめです。

マイク入力端子は搭載されていないため、別途マイクを用意し、PCに接続する必要があります。ゲーム実況動画や解説動画を作成する際には、PCに接続したマイクから音声を入力することになります。少し手間はかかりますが、高品質なマイクを使用することで、よりクリアな音声を録音できます。

録画解像度選択機能により、キャプチャーする映像の解像度を柔軟に選択できます。1080p/60fpsでの録画が基本となりますが、PCのスペックや用途に合わせて、より低い解像度を選択することも可能です。これにより、PCへの負荷を軽減し、安定した録画を実現できます。また、ファイルサイズを小さくしたい場合にも、解像度を下げることで対応できます。

Elgato Game Capture HD60 S+は、専用のキャプチャーソフトだけでなく、OBS Studio、Streamlabs OBS、XSplitなどの主要な配信ソフトとの連携が可能です。これにより、録画した映像をすぐに編集したり、YouTubeなどのプラットフォームでライブ配信したりできます。動画制作の効率を向上させたい方には、非常に便利な機能です。