
RME Babyface Pro FS
の評価
商品概要
RME Babyface Pro FSは、2011年発売の初代モデルから進化を遂げたプロフェッショナル向けモバイルオーディオインターフェイスです。1000兆分の1秒精度を誇るSteadyClock FSテクノロジーにより、ジッターを極限まで抑制し、AD/DA変換時に最高品質のサウンドを実現します。アナログXLR入力2系統(マイク/ライン)、TS入力2系統(楽器/ライン)、XLR出力2系統、TRS/ミニジャックの2系統ヘッドフォン出力、ADAT/SPDIFオプティカル入出力を備え、合計12入力/12出力チャンネルを提供します。本体DSPで動作するTotalMix FXミキサー機能は、柔軟なルーティングとエフェクト処理を可能にし、プロフェッショナルなモニタリング環境を構築できます。クラス・コンプライアント・モードにも対応し、iPhoneやiPadとの接続も可能です。アルミ削り出しの堅牢な筐体と直感的なユーザーインターフェイスも特徴です。
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商品スペック
サイズ・重量
機能一覧
入力音の音量を調整できるインプットゲイン調整機能は、マイクや楽器など様々な音源レベルに対応するために不可欠です。レコーディング時に音割れを防ぎ、最適な音量で録音できます。特に、ダイナミックレンジの広い楽器を録音する際に便利です。
本製品は、マイク入力とライン入力の両方で、1dBステップで調整可能な76dBという広いゲインレンジを持つインプットゲイン調整機能を搭載しています。これにより、ダイナミックマイクからコンデンサーマイク、エレキギター、シンセサイザーなど、様々な音源の入力レベルに細かく対応できます。入力信号のレベルを最適に調整することで、音割れを防ぎ、ノイズの少ないクリアなサウンドで録音することが可能です。特に、繊細なボーカルやアコースティック楽器の録音において、微妙なニュアンスを捉えるために正確なゲイン調整は不可欠です。初心者から中級者にとっても、この精密なゲインコントロールは、高品質なレコーディングを実現するための重要な機能となります。
遅延を抑えたダイレクトモニタリング機能を使用すると、録音中の音声をリアルタイムで確認できます。これにより、演奏者は遅延を気にせずに演奏に集中できます。特にボーカル録音や、外部エフェクターを使用する際に有効です。
RME Babyface Pro FSは、TotalMix FXデジタルミキサー機能を活用した、レイテンシーの無いダイレクトモニタリング機能を提供します。これは、入力された音声をPCを介さずに直接モニター出力に送ることで、演奏者が自分の演奏をリアルタイムで聞くことができる機能です。PCの処理による遅延(レイテンシー)が発生しないため、演奏者はストレスなく集中してパフォーマンスを発揮できます。特にボーカルや楽器の録音時、自分の声や演奏が遅れて聞こえることによる違和感を完全に排除できるため、より自然で正確なテイクを録ることが可能です。また、TotalMix FX上でエフェクトをかけながらモニタリングすることもできるため、より快適な演奏環境を構築できます。初心者から中級者にとって、このダイレクトモニタリング機能は、レコーディングの品質と効率を向上させる上で不可欠な要素です。
ファンタム電源供給機能は、コンデンサーマイクを使用する際に必要な電源を供給する機能です。高品質なコンデンサーマイクを使用することで、よりクリアで繊細な音を録音できます。アコースティック楽器やボーカル録音に最適です。
本製品は、2系統のマイク入力に対して個別に切り替え可能な48Vファンタム電源供給機能を搭載しています。これにより、高感度でクリアな音質が特徴のコンデンサーマイクを接続して使用することが可能です。コンデンサーマイクは、アコースティックギター、ボーカル、ドラムのオーバーヘッドなど、幅広い音源の繊細なニュアンスを捉えるのに適しており、プロフェッショナルなレコーディングには欠かせません。ファンタム電源は、マイクケーブルを通じてマイクに電力を供給するため、別途電源を用意する必要がなく、シンプルなセットアップで高音質な録音を実現します。初心者から中級者にとって、コンデンサーマイクを使った本格的なレコーディングに挑戦する上で、この機能は非常に重要です。
ハイインピーダンス入力対応機能は、エレキギターやベースを直接接続できる機能です。ギターやベースの持つ本来の音色を、劣化させることなく忠実に録音できます。外部エフェクターを使わずに、アンプシミュレーターを使用したい場合に便利です。
本製品は、入力3〜4にハイインピーダンス入力に対応したTS端子を搭載しており、エレキギターやベースを直接接続して録音することが可能です。ハイインピーダンス入力は、ギターやベースのピックアップから出力される微弱な信号を、音質を損なうことなく最適なレベルで取り込むために設計されています。これにより、外部のDIボックスなどを介さずに、楽器本来の豊かな音色を忠実にデジタル化できます。PC上のアンプシミュレーターやエフェクトプラグインを使用する際にも、クリアな入力信号が得られるため、よりリアルなサウンドメイクが可能です。初心者から中級者にとって、ギターやベースの宅録を始める上で、この直接入力機能は非常に便利で、手軽に高品質な録音環境を構築できるメリットがあります。
ループバック機能は、インターフェイスに入力された音とPCからの再生音をミックスして配信できる機能です。これにより、ゲーム実況やライブ配信などを行う際に、自分の声とゲーム音声を同時に配信できます。手軽に高品質な配信環境を構築できます。
RME Babyface Pro FSは、内蔵のTotalMix FXデジタルミキサー機能を通じて、高度なループバック機能を提供します。この機能により、PCで再生されている音声(BGM、ゲーム音など)と、マイクや楽器から入力された音声をミックスし、そのミックスされた音声を再びPCに送り返して録音したり、ライブ配信ソフトウェアに入力したりすることが可能です。ゲーム実況、オンライン会議、ポッドキャスト制作、ライブストリーミングなど、様々な用途で自分の声とPC音声を同時に配信・録音したい場合に非常に役立ちます。TotalMix FXの柔軟なルーティング機能と組み合わせることで、複雑なオーディオ信号の流れも直感的に設定でき、高品質な配信環境を簡単に構築できます。初心者から中級者にとって、このループバック機能は、コンテンツ制作の幅を大きく広げる強力なツールとなるでしょう。
ASIOドライバー対応機能は、Windows環境において低遅延を実現するためのドライバーに対応する機能です。音楽制作ソフトを使用する際に、レイテンシーを最小限に抑え、快適な作業環境を提供します。特に、ソフトウェア音源をリアルタイムで演奏する際に重要です。
本製品は、Windows環境において低レイテンシーを実現するためのASIOドライバーに完全に対応しています。ASIO(Audio Stream Input/Output)ドライバーは、Windowsの標準オーディオシステム(WASAPIやDirectSoundなど)よりも、オーディオインターフェイスとDAWソフトウェア間のデータ転送を効率化し、大幅な遅延の削減を可能にします。これにより、ソフトウェア音源のリアルタイム演奏時や、エフェクトプラグインを多用するミキシング作業時でも、快適でストレスの少ない操作感を実現します。RMEのASIOドライバーは、その安定性とパフォーマンスの高さで定評があり、プロフェッショナルな音楽制作環境において不可欠な要素です。初心者から中級者にとって、ASIOドライバーの恩恵は、制作の効率とクオリティを向上させる上で非常に大きなメリットとなります。
SHOPSTAFFによる評価スコア
RME Babyface Pro FSは、その価格帯において非常に高い音質と安定性を提供するプロフェッショナル向けオーディオインターフェイスです。特にSteadyClock FSによるジッター抑制と、高品位なAD/DAコンバーター、そしてTotalMix FXによる柔軟なルーティング機能は、プロの現場でも通用するクオリティを誇ります。上位機種と比較しても、モバイル用途での利便性と音質のバランスが非常に優れており、多くのユーザーがその音の解像度と透明感に驚いています。耐久性についても、アルミ削り出しの堅牢な筐体から長期的な使用が期待できます。
ブランド・メーカー詳細
おすすめのポイント
- フェムト秒精度のSteadyClock FSによる圧倒的な音質と解像度
- プロフェッショナルなモニタリング環境を構築できるTotalMix FXミキサー機能
- ハイインピーダンス/ローインピーダンス両対応の独立したヘッドフォン出力
- 堅牢なアルミ削り出し筐体と高い信頼性
- クラス・コンプライアント・モードによるモバイルデバイスとの連携
注意点
- ファンタム電源のオンオフ操作は、ハードウェアスイッチだけでなくTotalMix FXからも可能ですが、一部ユーザーレビューで誤解が生じている点に注意が必要です。
- 価格が高価であるため、予算が限られている初心者には導入のハードルが高い可能性があります。
- TotalMix FXの多機能さは、慣れるまでに時間がかかる場合があります。
おすすめな人
- プロフェッショナルな音質を求めるDTMクリエイター
- 高品位な録音・ミックス環境を構築したいエンジニア
- モバイル環境でも妥協のない音質を求めるユーザー
- ライブ配信やゲーム実況で高品質なオーディオルーティングが必要な配信者
おすすめできない人
- オーディオインターフェイスに最低限の機能と低価格を求める初心者
- 複雑なルーティングやDSPミキサー機能を必要としないライトユーザー
- 非常に多くの同時入力チャンネルを必要とする大規模なレコーディングスタジオ
おすすめの利用シーン
- 自宅スタジオでのボーカル、楽器録音
- プロフェッショナルなミックス・マスタリング作業
- モバイル環境での高品質なフィールドレコーディング
- 高音質でのライブ配信やポッドキャスト制作
非推奨な利用シーン
- 非常にシンプルなプラグアンドプレイを求めるカジュアルな音楽鑑賞
- 多数のドラムマイクなど、8チャンネル以上の同時アナログ入力を必要とする大規模なバンドレコーディング(ADAT拡張なしの場合)
よくある質問(Q&A)
Q.このオーディオインターフェイスの音質はどのくらい優れていますか?
Q.どのような入力・出力端子があり、マイクや楽器、ヘッドホンは接続できますか?
Q.PCやタブレットとの互換性はどうですか?
Q.マイクのファンタム電源はどのように操作するのですか?
Q.価格が高いですが、それに見合った価値はありますか?
SHOPSTAFF 評価ランキング
Focusrite Scarlett 4i4は、4入力4出力のUSBオーディオインターフェイスに、マイク、ヘッドホン、モニター、DAWソフトが付属するフルスタジオバンドルです。
入力チャンネル数 | 6 ch | 出力チャンネル数 | 4 ch |
最大サンプリングレート | 192 kHz | 最大ビット深度 | 24 bit |
対応OS | MacOS, Windows, iOS | 接続端子 | USB Type B |
ファンタム電源 | 対応 | 本体サイズ | ‐ mm |
本体重量 | ‐ kg | 入出力端子 | XLR/TRSコンボ入力 x2, TRSライン入力 x4, TRSバランス出力 x4, MIDI I/O |
RMEの最新テクノロジーを凝縮したプロフェッショナル・モバイル・オーディオ・インターフェイス。12入力/12出力チャンネル、SteadyClock FSによる超高精度ジッター抑制、TotalMix FXミキサー機能を搭載し、最高品質の録音・再生環境を提供します。
入力チャンネル数 | 12 ch | 出力チャンネル数 | 12 ch |
最大サンプリングレート | 192 kHz | 最大ビット深度 | 24 bit |
対応OS | Android, MacOS, Windows, iOS | 接続端子 | USB |
ファンタム電源 | 対応 | 本体サイズ | - mm |
本体重量 | - kg | 入出力端子 | アナログXLR入力 x 2, アナログTS入力 x 2, アナログXLR出力 x 2, ヘッドフォン・ステレオ出力 x 2 (TRS 6.3mm & 3.5mm), ADAT/SPDIFオプティカル入出力 x 1, MIDI入出力 x 1 |
最大32bit/192kHz録音再生に対応し、USB 3.0(Type-C)接続、dspMixFxテクノロジー搭載のオーディオインターフェイスです。
入力チャンネル数 | 2 ch | 出力チャンネル数 | 2 ch |
最大サンプリングレート | 192 kHz | 最大ビット深度 | 32 bit |
対応OS | MacOS, Windows, iOS/iPadOS | 接続端子 | USB Type-C (USB 3.0 / USB 3.1 Gen 1) |
ファンタム電源 | 対応 | 本体サイズ | 159 (幅)×159(奥行)×47(高さ) mm |
本体重量 | 1.0 kg | 入出力端子 | XLR/TRSコンボ入力, TRS出力, ヘッドホン出力, MIDI入出力 |
最大32bit/192kHzの高解像度録音再生に対応し、USB 3.0(USB Type-C)接続で高音質・高機能を実現するオーディオインターフェイス。dspMixFxテクノロジーによるレイテンシーフリーモニタリングとDSPエフェクト処理が特徴です。
入力チャンネル数 | 4 ch | 出力チャンネル数 | 4 ch |
最大サンプリングレート | 192 kHz | 最大ビット深度 | 32 bit |
対応OS | MacOS, Windows, iOS, iPadOS | 接続端子 | USB Type-C |
ファンタム電源 | 対応 | 本体サイズ | 252(幅)×159(奥行)×47(高さ) mm |
本体重量 | 1.5 kg | 入出力端子 | XLR/TRSコンボ, TRSライン, MIDI |
24bit/192kHzの高解像度録音再生に対応し、モバイルに最適なコンパクトなUSB2.0オーディオインターフェイスです。マルチプラットフォーム対応で、レイテンシーフリーのモニタリングとループバック機能を搭載し、配信や音楽制作に活躍します。
入力チャンネル数 | 2 ch | 出力チャンネル数 | 2 ch |
最大サンプリングレート | 192 kHz | 最大ビット深度 | 24 bit |
対応OS | Windows, macOS, iOS, iPadOS | 接続端子 | USB Type-C |
ファンタム電源 | 対応 | 本体サイズ | 幅158mm x 高さ47mm x 奥行き102 mm |
本体重量 | 0.45 kg | 入出力端子 | XLR/TRSコンボ入力, TRS出力, ヘッドホン出力 |