AKG AKG K712 PRO-Y3

K712 PRO-Y3はハイレゾ音源に対応しており、CD音源よりもさらに高解像度で繊細なサウンドを楽しむことができます。ハイレゾ音源ならではの、楽器の細かなニュアンスやアーティストの息遣いまでリアルに再現されるため、まるでレコーディングスタジオにいるかのような臨場感を味わうことができます。特に、クラシック音楽やジャズなど、音のディテールを重視する音楽ジャンルとの相性が抜群です。ただし、ハイレゾ音源を再生するには、対応した再生環境（DAPやDACなど）が必要となる点に注意が必要です。

K712 PRO-Y3にはノイズキャンセリング機能は搭載されていません。開放型ヘッドホンのため、外部の音を遮断するのではなく、自然な音の広がりを楽しむことを重視した設計となっています。そのため、周囲の騒音が気になる環境での使用には不向きです。静かな環境で音楽鑑賞に集中したい場合は、別途ノイズキャンセリングヘッドホンの使用を検討するか、イヤーマフなどを使用することをおすすめします。

K712 PRO-Y3には外音取り込み機能は搭載されていません。開放型ヘッドホンのため、ヘッドホンをしていても周囲の音をある程度は把握できますが、会話やアナウンスなどを明瞭に聞き取ることは難しい場合があります。そのため、音楽を聴きながら周囲の状況に注意する必要がある場合は、音量を控えめにするか、片耳を空けておくなどの工夫が必要です。特に、外出先や公共交通機関での使用には注意が必要です。

K712 PRO-Y3にはハンズフリー通話機能は搭載されていません。音楽鑑賞や楽器演奏など、音質を重視する用途に特化しているため、通話機能は搭載されていません。スマートフォンでの通話やオンライン会議などを行う場合は、別途マイク付きのイヤホンやヘッドセットを使用する必要があります。

K712 PRO-Y3にはマルチポイント接続機能は搭載されていません。複数のBluetooth機器との同時接続はできないため、使用する機器を切り替える際には、その都度ペアリングを行う必要があります。複数のデバイスを頻繁に切り替えて使用するユーザーにとっては、やや不便に感じるかもしれません。

K712 PRO-Y3には自動一時停止機能は搭載されていません。ヘッドホンを外しても音楽は自動的に停止しないため、手動で停止する必要があります。音楽を聴きながら作業をする場合など、一時的に音を止めたい場合に、毎回手動で操作する必要があるため、やや不便に感じるかもしれません。