Locatis TENBT02-BK

最大3台のデバイスとペアリング設定を記憶し、簡単に切り替えて使用できる機能です。これにより、仕事用のPCとプライベート用のタブレットなど、複数の機器を一台のテンキーで効率的に使い分けることが可能になります。その都度、機器の再ペアリングを行う手間が省けるため、作業の合間の切り替えがスムーズになり、生産性の向上に貢献します。この機能は、複数のデバイスを頻繁に利用するユーザーにとって非常に便利です。

本製品はUSB充電機能に対応していません。電源は単4アルカリ電池2本を使用します。そのため、電池切れの際には電池を交換する必要があります。USB充電式ではないため、充電の手間がなく、電池さえあればすぐに使用できるというメリットがある一方で、ランニングコストがかかり、環境への配慮という点ではUSB充電式に劣ります。外出先などで充電が必要になった場合、USB充電ケーブルを持ち歩く必要がないのは利点ですが、充電式バッテリーの利便性はありません。

本製品には静音設計機能は搭載されていません。キースイッチ方式はアイソレーションパンタグラフ方式を採用しており、一般的なノートPCのキーボードに近い打鍵感を提供しますが、タイピング音を特に抑えるような設計はされていません。そのため、静かなオフィスや図書館など、周囲に配慮が必要な環境での使用には注意が必要です。タイピング音は使用環境によっては気になる可能性があります。静音性を重視する場合は、静音設計を謳っている製品を選ぶことをお勧めします。

本製品はNumLock連動機能について、仕様上は連動するはずですが、実際の使用において不安定な動作が報告されています。具体的には、テンキーで数字を入力した後にノートPCのキーボードを使用する際に、NumLockの状態が意図せず切り替わってしまうという現象が確認されています。この不安定さは、数字入力とカーソル操作の切り替えをスムーズに行いたいユーザーにとって、作業効率を低下させる原因となり得ます。そのため、NumLock連動機能が確実に動作することを期待するユーザーには不向きと言えます。

本製品には、特定のキーにアプリケーションの起動やショートカット操作などを割り当ててカスタマイズできるホットキー機能は搭載されていません。そのため、よく行う作業を素早く実行するためにキーをカスタマイズしたいユーザーには不向きです。この製品は、標準的なテンキー機能と、搭載されている特殊キー（ESC, (), Tab, , , 電卓キーなど）の利用に限定されます。カスタマイズ可能なホットキー機能は、より高機能なテンキーに多く見られる機能であり、本製品のターゲットユーザー層や価格帯では一般的ではないと考えられます。

本製品には、独立したカーソルキー（上下左右）は搭載されていません。テンキーの数字キーが、Fnキーとの組み合わせによってカーソル移動などの機能と切り替わる方式を採用していると考えられます。一部のレビューでは、Fnキーが意図せず動作し、数字入力の代わりにカーソル移動などが誤って入力されてしまうという問題が報告されています。これは、独立したカーソルキーがないことによる操作の制約や、Fnキーの誤動作が原因である可能性があります。表計算ソフトなどで数字入力とカーソル操作を頻繁に切り替えるユーザーにとっては、操作性がやや煩雑になる可能性があります。