シュナイダーエレクトリック(APC) BK750M-JP

停電発生時にバッテリーからの電力供給に自動で切り替わり、接続された機器の電源を維持する機能です。この製品はラインインタラクティブ方式を採用しており、通常時は商用電源を使用し、電圧変動を自動調整しつつ、停電時にはバッテリーへスムーズに切り替えます。これにより、家庭やオフィスで使用するPCやNAS、ルーターなどの機器を、突然のシャットダウンによるデータ消失や故障から保護します。バックアップ時間は接続機器の消費電力に依存しますが、数分から数十分程度の猶予が得られるため、安全なシャットダウンやデータ保存を行う時間を確保できます。

雷サージ保護機能は、落雷などによって発生する瞬間的な高電圧から、接続された電子機器を保護する機能です。雷サージは、電源線や通信線を伝って侵入し、電子機器の内部回路を破壊する可能性があります。この製品は、雷サージ保護回路を内蔵しており、これらの過電圧から機器を保護します。これにより、雷が多い地域や、電源環境が不安定な場所でも、安心して電子機器を使用できます。ネットワーク回線からのサージ保護機能も搭載しており、より安全性を高めています。

バッテリー残量表示機能は、UPSのバッテリー残量を視覚的に確認できる機能です。LEDインジケーターやディスプレイを通じて、バッテリーの残量や使用状況を把握できます。これにより、停電時にどのくらいの時間、機器をバックアップできるかを予測し、計画的なシャットダウンやデータ保存の時間を確保できます。また、バッテリーの劣化状況も確認できる場合があり、バッテリー交換の時期を判断するのに役立ちます。計画的な電源管理に役立つ機能です。

バッテリー寿命通知機能は、UPSの内蔵バッテリーの寿命が近づいた際に、ユーザーに通知する機能です。バッテリーは消耗品であり、使用年数とともに性能が劣化していきます。劣化したバッテリーを使い続けると、期待されるバックアップ時間が得られなくなる可能性があります。この機能は、LEDインジケーターやアラーム音、専用ソフトウェアなどを通じて、バッテリーの交換時期を知らせます。これにより、バッテリーの性能低下によるトラブルを未然に防ぎ、常に安定した電源供給を維持できます。

自動シャットダウン機能は、停電発生時にUPSに接続されたPCを自動的に安全なシャットダウンさせる機能です。停電が長引くと、バッテリー残量がなくなり、PCが強制終了してしまう可能性があります。この機能は、専用ソフトウェア（PowerChute）と連携し、バッテリー残量が一定値を下回ると、自動的にPCのシャットダウンシーケンスを開始します。これにより、作業中のデータやシステムを安全に保護し、データ損失やシステム破損のリスクを低減します。不在時でもシステムを安全に保護できる便利な機能です。

自動電圧調整機能（AVR）は、入力される電圧の変動を自動的に調整し、安定した電圧を接続機器に供給する機能です。商用電源の電圧は、時間帯や地域によって変動することがあります。電圧が低すぎると機器が正常に動作しなかったり、高すぎると故障の原因になることがあります。AVR機能は、これらの電圧変動を自動的に補正し、常に安定した電圧を供給することで、機器の安定動作を支援します。バッテリーを無駄に消費しないため、バッテリーの長寿命化にも貢献します。