Supermicro MBD-X12SCV-LVDS

LGA1200ソケットは、第10世代および第11世代のIntel Coreプロセッサ、Pentium、Celeronシリーズをサポートします。このソケットを使用することで、幅広い選択肢の中からCPUを選ぶことができます。ただし、最新世代のCPUには対応していないため、将来的なアップグレードを考慮する場合は注意が必要です。CPUクーラーもLGA1200に対応したものを選ぶ必要があります。

Intel W480Eチップセットは、ワークステーション向けの機能を備えており、信頼性と安定性を重視する用途に適しています。ECCメモリのサポートや、より高度なセキュリティ機能などが利用可能です。一般的なデスクトップPC向けのチップセットと比較して、ビジネス用途や産業用途に適した選択肢となります。

DDR4 SO-DIMMスロットを2基搭載しており、最大64GBまでのメモリをサポートします。SO-DIMMは小型のメモリ規格で、Mini ITXマザーボードに適しています。ECCメモリにも対応しており、データの信頼性を高めることができます。ただし、デスクトップPC向けのDIMMと比較して、入手性がやや低い場合があります。

背面パネルには、USB 3.2 Gen1ポート、USB 2.0ポート、HDMIポート、DisplayPort、LANポート、オーディオ入出力などが搭載されています。必要なポートは一通り揃っていますが、USB Type-Cポートは搭載されていません。周辺機器の接続に必要なポート数を満たしているか確認しましょう。

VRM（電圧レギュレータモジュール）は、CPUに安定した電力を供給するために重要な役割を果たします。Supermicroのマザーボードは、高品質なVRMを搭載していることが期待できますが、具体的なフェーズ数や部品の品質に関する情報は公開されていません。CPUのTDP（熱設計電力）を確認し、VRMの性能が十分か確認しましょう。