OM SYSTEM/オリンパス WS-883 BLK

商品情報やスタッフレビューに、音声に反応して自動で録音を開始・停止するV-REC（音声起動録音）機能に関する明確な記載はありません。ボイスチェイサー（自動レベル調整）機能はありますが、これは音声起動とは異なります。このモデルは、シンプルな操作性を重視しており、この機能は搭載されていない可能性が高いです。不要な無音部分をカットしたい場合は、手動での操作が必要になります。高機能なモデルに比べると、この点では手間がかかる場合がありますが、意図しない録音開始・停止を防ぐとも言えます。

エアコンやプロジェクターの動作音といった低周波ノイズを軽減するローカットフィルター機能については、商品情報やスタッフレビューに明記されていません。「ノイズキャンセル機能」は搭載されていますが、これは再生時のノイズを軽減する機能である可能性が高いです（録音時ノイズキャンセルについても明確な記載なし）。録音時に特定の周波数帯ノイズを効果的にカットする機能は、このモデルの価格帯では限定的かもしれません。静かな環境での録音を推奨します。騒がしい環境では、人の声以外の雑音が入りやすい可能性があります。

「早聞き・遅聞き再生」機能として搭載されています。録音した音声ファイルを、聞き取りやすい速度に調整して再生することができます。語学学習でのリスニング練習や、長い会議の録音内容を効率的に確認したい場合に非常に便利です。自分のペースに合わせて再生速度を変更できるため、復習や聞き直しの作業効率が向上します。この機能は、本モデルが語学学習用途にも適しているポイントの一つです。

録音中の重要箇所に目印をつけて、後から素早くジャンプできる標準的なマーカー機能については、商品情報やスタッフレビューに明確な記載がありません。「未再生ファイルマーキング」機能はありますが、これはファイルの再生状況を示すもので、特定の時間位置を示すマーカーとは異なります。重要な発言や議題の切り替わりなどを記録したい場合は、手動で一時停止したり、別途メモを取ったりする必要があります。後から聞きたい箇所へピンポイントでアクセスする機能は期待できない可能性があります。

録音する状況（会議、講義、音楽など）に合わせて最適な設定を自動で選択するシーンセレクト機能については、商品情報に明確な記載がありません。このモデルは操作のシンプルさを重視しており、複雑な録音設定のプリセット機能は搭載されていない可能性が高いです。基本的な録音レベル調整やノイズキャンセル機能はありますが、環境に応じた細かな設定はユーザー自身で行うか、自動調整機能に任せる形になります。様々な環境で最適な録音を簡単に行いたい場合は、上位モデルを検討するのが良いかもしれません。

microSDカードスロットを搭載しており、内蔵の8GBメモリに加えて記録容量を拡張できます。ただし、対応するmicroSDカードは最大32GBまでとなります。大容量の録音データを扱いたい場合や、長時間の高音質録音を行う場合は、32GBの制限があるため、カードの交換頻度が高くなる可能性があります。特に高音質（PCM）録音を頻繁に行う場合は、容量不足にならないよう注意が必要です。外部メモリが使える点は便利ですが、最新の大容量SDXCカードには非対応です。