Topcony TY08

本製品は動きを検知した際に、対象を自動で追跡する機能を搭載しています。ただし、製品情報に「上下できない、左右しか追尾しません」と明記されている通り、追跡は水平方向（パン）のみに対応しており、垂直方向（チルト）の追尾は行いません。ペットや人の水平方向の動きを捉えるのには役立ちますが、上下の動きには対応できないため、設置場所や監視対象の動きによっては追尾範囲に制限があります。

遠隔操作による首振り（PTZ）機能を備えており、スマートフォンアプリからカメラの向きを操作できます。水平方向は355°、垂直方向は120°と広い範囲をカバーできるため、一台で部屋の広範囲を見渡すことが可能です。手動で自由に角度を調整し、気になる場所をピンポイントで確認できるため、設置場所を固定しても広い空間を監視したい場合に非常に便利です。

高感度マイクとスピーカーを内蔵しており、カメラが設置された場所と離れた場所にいる方とリアルタイムで会話ができる双方向音声機能を搭載しています。アプリを通じて、留守中の家族やペットに話しかけたり、インターホン代わりに使ったりすることが可能です。音声も比較的クリアで、映像と合わせて状況を把握し、コミュニケーションを取るのに役立ちます。

製品情報からは、映像内の特定のエリアを指定して検知を行う機能についての記述は確認できませんでした。一般的に、動きや音を検知する際は映像全体を対象とするか、基本的なエリア設定機能が搭載されていることがありますが、本製品に関する情報では詳細が不明です。誤検知を減らすための細かい検知エリア設定が必要な場合は注意が必要です。機能の有無については取扱説明書などで確認してください。

製品情報に「音声の3種類のセンサーを搭載」という記載があり、異常な音を検知してスマートフォンに通知を送る機能に対応しています。赤ちゃんの泣き声や大きな物音など、映像に映らない場所での異変や音で状況を把握したい場合に役立ちます。感度調節が可能かどうかなど、詳細はアプリ設定で確認する必要がありますが、音による監視も行える点は便利です。

物理的にレンズを覆い隠す、または一時的に録画・監視を完全に停止するプライバシーモードに関する明確な記載は製品情報にありませんでした。多くの屋内カメラに搭載されている機能ですが、本製品に同様の機能があるかは不明です。家族が家にいる時間帯など、常に監視される状態を避けたい場合は、手動で電源を切るなどの対応が必要になる可能性があります。プライバシーへの配慮が必要な場合は確認が必要です。

撮影した映像データの保存方法として、本体に挿入したMicroSDカードへのローカル録画に加え、クラウドストレージへの保存にも対応しています。クラウド保存は有料のオプションサービスとして提供されており、契約することでカメラ本体が破損したり盗難されたりした場合でも、録画データが安全に保護されるメリットがあります。外出先からいつでも録画データを確認したい場合にも便利です。