ieGeek 825

動体を検知すると自動でカメラが首を振り、対象を追跡する機能を搭載しています。商品情報によると、人や動物の動きを追尾し、人体検知で人を識別して通知や録画を行うことが可能です。スタッフレビューでは「追尾したりしてくれ」「自動追尾もちゃんと被写体とらえてます」と動作が確認されていますが、一部「左右には動くのですが上下に追尾しない」という声もあり、垂直方向の追跡には制限がある可能性があります。日中のペットや子供の見守り、簡易的な防犯には役立ちますが、天井付近など上下移動が多い場所での使用では追跡範囲に注意が必要です。

アプリからの遠隔操作でカメラの向きを上下左右に調整できるPTZ（パン/チルト/ズーム）機能を備えています。商品概要には「PTZ全方位見守り」「パンチルト機能で室内の隅々まで防犯できる」と記載されており、スタッフレビューでも「アプリのPTZ機能を活用して、どこでも漏れなくみまもりします」と広い範囲を見渡せる点が評価されています。水平方向は360°対応と記載があり、これにより一台で部屋全体に近い範囲をカバーできます。垂直方向の可動域については詳細な記載がなく、水平方向ほどではない可能性があります。

カメラ本体にマイクとスピーカーが内蔵されており、スマートフォンアプリを介してリアルタイムでカメラ越しの音声通話が可能です。商品概要には「スピーカーとマイク内蔵、遠方の親友とも会話、コミュニケーションがスムーズに出来ます」と記載されています。これにより、留守番中の家族やペットに話しかけたり、不審者への警告に使用したりできます。ただし、スタッフレビューの中には「マイクの感度が悪く音を拾えない」という声もあり、環境によっては音声品質にばらつきがある可能性も考慮する必要があります。

商品情報やスペック、スタッフレビューを確認したところ、映像内の特定のエリアを指定して、そのエリア内でのみ動きや異常を検知し通知する機能（特定エリア検知）に関する明確な記載が見つかりませんでした。動体、人体、サウンド検知機能は搭載されていますが、検知エリアを細かくカスタマイズして不要な通知を減らすような機能は、本製品の主要な機能としては広告されていないようです。そのため、特定の出入り口や窓際だけを高精度に監視したい場合には、誤検知を含む広範囲の通知を受ける可能性があります。

カメラ周辺の音をマイクで拾い、設定した音量レベルや特定の種類の音（例えば大きな音）を検知すると、ユーザーのスマートフォンに通知を送信する機能です。商品情報には「サウンド検知周囲の音量を検知し、音声が大きいと検出された場合、通知を送ります」と記載されています。これにより、映像に映らない場所での異変や、赤ちゃんの泣き声、ペットの鳴き声などを音で把握できます。感度調整が可能かは不明ですが、音による異常検知は映像検知と組み合わせて使用することで、より多角的な監視が可能になります。

カメラのレンズを物理的に覆い隠したり、設定した時間帯に自動で録画や監視を停止したりするプライバシーモード機能に関する明確な記載は、商品情報やスペック、レビューに見当たりませんでした。常に監視状態を避けたい時間がある場合（例えば家族が帰宅した際など）に、手動で電源を切るなどの対応が必要になる可能性があります。自宅でのリラックスタイムなどにカメラが作動していない状態を確保したい場合は、この機能がない点を考慮する必要があります。

カメラで撮影した映像を、インターネット経由でieGeekが提供するクラウドストレージに保存する機能に対応しています。ただし、商品情報に「クラウドサービス（有料）もあり」と記載があるように、この機能を利用するには別途費用が発生するサブスクリプション契約が必要となります。クラウド保存は、カメラ本体が盗難や破損した場合でもデータが安全に残るというメリットがあります。ローカル保存（MicroSDカード）と組み合わせて、バックアップとして利用することも可能です。