MSI PRO B760M-A DDR4 II

複数のグラフィックボードを搭載することで、より高いグラフィック性能を発揮できますが、このマザーボードではPCIeスロットの構成がx16とx4であるため、2枚目のグラフィックボードの性能は十分に発揮できません。ハイエンドなゲーミングPCを構築したい場合は、より上位のチップセットを搭載したマザーボードを検討する必要があります。また、Micro-ATXフォームファクタのため、物理的なスペースにも制限があります。

高速なNVMe SSDを複数搭載することで、OSやゲームの起動時間を短縮できます。このマザーボードは2つのM.2スロットを搭載しており、そのうち1つはM.2 Shield Frozrによって冷却されます。これにより、SSDのサーマルスロットリングを抑制し、安定したパフォーマンスを維持できます。ただし、すべてのM.2スロットが最新のPCIe Gen5に対応しているわけではないため、最速のSSDを使用したい場合は注意が必要です。

無線LAN機能は搭載されていません。Wi-Fi環境でPCを使用したい場合は、別途Wi-Fiアダプターを用意する必要があります。USB接続のWi-Fiアダプターや、PCIeスロットに挿すタイプのWi-Fiカードなど、様々な選択肢があります。ただし、内蔵Wi-Fiに比べて、パフォーマンスや安定性に劣る場合があります。無線LANを使用する頻度が高い場合は、Wi-Fi機能内蔵のマザーボードを検討する方が良いでしょう。

Bluetooth機能は搭載されていません。ワイヤレスイヤホンやキーボード、マウスなどを使用したい場合は、別途Bluetoothアダプターを用意する必要があります。USB接続のBluetoothアダプターが一般的ですが、PCIeスロットに挿すタイプのBluetoothカードもあります。ただし、内蔵Bluetoothに比べて、パフォーマンスや安定性に劣る場合があります。Bluetoothデバイスを頻繁に使用する場合は、Bluetooth機能内蔵のマザーボードを検討する方が良いでしょう。

USB Type-Cポートを搭載しており、最新のスマートフォンや周辺機器を接続できます。高速なデータ転送や充電が可能です。前面ポートにもUSB Type-Cが搭載されているため、利便性が高いです。ただし、USB Type-Cポートの数には限りがあるため、多くのType-Cデバイスを使用する場合は、USBハブなどを利用する必要があります。

LEDイルミネーション機能は搭載されていません。PCの見た目を重視するユーザーには物足りないかもしれません。ただし、LEDイルミネーション機能は、PCの性能には直接影響しません。見た目よりも性能やコストパフォーマンスを重視する場合は、LEDイルミネーション機能がなくても問題ありません。ARGBファンなどを別途取り付けることで、PCのライティングをカスタマイズすることも可能です。