MSI B760M PROJECT ZERO

本製品はPCIe 5.0 x16スロットを1つ搭載していますが、複数のグラフィックボードを連携させるマルチグラフィックス（NVIDIA SLIやAMD CrossFireなど）には対応していません。そのため、複数の高性能グラフィックボードを組み合わせて、より高いグラフィック処理能力を求めるユーザーには適していません。しかし、最新の高性能グラフィックボード1枚であれば、PCIe 5.0の帯域幅を活かして十分な性能を発揮できます。

2つのM.2スロットを搭載しており、高速なNVMe SSDを複数接続することが可能です。これにより、OSドライブとデータドライブをM.2 SSDで構成したり、RAID構成を組んでさらなる高速化や冗長性を確保したりすることができます。M.2スロットには大型ヒートシンクが付属しているため、長時間の高負荷時でもSSDの性能低下を抑制し、安定した動作を維持できます。大容量のストレージを高速で利用したいユーザーにとって非常に便利な機能です。

最新の無線LAN規格であるIntel WiFi 6Eを搭載しており、高速かつ安定したワイヤレスインターネット接続が可能です。6GHz帯の利用により、従来の2.4GHz/5GHz帯よりも混雑が少なく、低遅延で快適な通信環境を提供します。これにより、LANケーブルの配線が難しい場所でもPCを自由に設置でき、オンラインゲームや高画質ストリーミングもスムーズに楽しめます。配線をすっきりさせたいユーザーや、設置場所の自由度を求めるユーザーに最適な機能です。

Bluetooth 5.3を搭載しており、ワイヤレスイヤホン、キーボード、マウス、ゲームコントローラーなど、様々なBluetooth対応周辺機器をケーブルなしで接続できます。Bluetooth 5.3は、従来のバージョンよりも接続の安定性が向上し、消費電力も抑えられています。これにより、デスク周りをすっきりと保ちながら、快適なワイヤレス環境を構築できます。特に、ワイヤレスオーディオ機器を使用する際に、低遅延で高品質なサウンド体験を提供します。

リアパネルにUSB3.2 Gen2x2 Type-Cポートを1つ、フロントパネル用ヘッダーにUSB3.2 Gen2 Type-Cポートを1つ搭載しています。USB3.2 Gen2x2は最大20Gbpsの超高速データ転送に対応し、大容量データのバックアップや高速な外部ストレージとの接続に最適です。USB Type-Cは上下の向きを気にせず接続できるため利便性が高く、最新のスマートフォンや周辺機器との接続にも対応します。高速なデータ転送を求めるユーザーにとって非常に有用なインターフェースです。

商品情報には直接的なLEDイルミネーションの記載はありませんが、スタッフレビューにて「RGBのマザーボード側の制御は長押しです。」「カラーも同一に出来て満足しています。」との記述があるため、マザーボード自体にRGB LEDが搭載されているか、または対応するRGBヘッダーを通じてLED機器を制御できる機能があると判断できます。これにより、PCケース内の照明をカスタマイズし、自分好みの美しいPCを構築することが可能です。見た目を重視するユーザーにとって、PCのドレスアップに貢献する機能です。