TP-Link Tapo C212 パンチルト ネットワークWi-Fiカメラ

本製品は、視野角内にある動き（人やモノ）を検知して自動的に追跡する機能を搭載しています。アプリで機能を有効にすると、カメラが動く対象を画面中央に捉え続けようと自動で向きを変えます。これにより、部屋の中を動き回るペットやお子様の様子、あるいは侵入者の動きなどを継続的に記録することが可能です。スタッフレビューでもこの機能に言及があり、価格に対して基本的な追跡性能は備わっていると言えます。ただし、上位モデルにあるような特定の対象（人物やペット）をAIで識別して追跡する高度な機能かどうかは不明確です。

スマートフォンアプリから遠隔操作でカメラのレンズを動かせる、パン/チルト（首振り）機能を搭載しています。水平方向に360度、垂直方向には114度まで広範囲に動かせるため、部屋の隅に設置しても一台で広いエリアを見渡すことができます。アプリの操作で簡単に見たい場所にレンズを向けられるので、設置場所を変えずに様々な角度を確認したい場合に非常に便利です。この機能により、一台で広範囲の見守りや監視が可能になり、設置場所の制約を減らすことができます。

カメラ本体にマイクとスピーカーを内蔵しており、離れた場所からスマートフォンアプリを通じて、カメラが設置されている場所にいる人とリアルタイムで会話することができます。留守番中のペットに声をかけたり、お子様と短い会話をしたり、不審な動きがあった際に警告音を出したりするのに役立ちます。スタッフレビューでは音質について「ハッキリ聞こえない時もある」との指摘がありますが、基本的な双方向音声機能は備わっています。映像だけでなく音声でのやり取りができることで、見守りの安心感が高まります。

製品情報には、映像内の特定のエリアのみを監視対象として設定し、そのエリア内でのみ動きを検知して通知を送る機能に関する明確な記載がありません。一般的な動作検知は広範囲の動きに反応するため、設定したエリアのみに絞って通知を受けることで、カーテンの揺れなど無関係な動きによる誤通知を減らし、より効率的な監視が可能となりますが、本製品ではこの機能は期待できない可能性があります。製品仕様に記載がないため、この機能の有無や詳細は確認できません。

製品情報には、周囲の特定の音（赤ちゃんの泣き声やガラスの割れる音など）を識別して検知・通知する機能に関する詳細な記載がありません。「アラーム機能」として音と光で警告する機能はありますが、これが高度な音声識別を伴うものかは不明です。音による異常検知は、映像に映りにくい場所での出来事や、静寂の中での異変に気づく上で役立つ機能ですが、本製品で特定の音の種類を識別して通知する機能があるかは確認できません。一般的な物音への反応はある可能性もありますが、高度な音声検知機能は搭載されていないと考えられます。

製品情報およびスタッフレビューにおいて、カメラのレンズを物理的に覆い隠す、または映像の記録・送信を一時的に停止するプライバシーモード機能に関する明確な記載がありません。自宅にいる時や来客時など、監視されたくない場面でカメラを停止できるプライバシー機能は、屋内に設置するカメラにおいて重要な安心材料となりますが、本製品にこのような機能が搭載されているかは確認できません。常に映像が記録される可能性があるため、プライバシーを重視する場合は注意が必要です。

撮影した映像データは、カメラ本体に挿入したmicroSDカード（最大512GBまで対応）に保存できるほか、TP-Linkが提供するクラウドストレージサービスに保存することも可能です（通常、有料のサブスクリプションが必要です）。クラウド保存を利用すれば、カメラ本体が破損したり盗難にあったりしても、録画データは安全に保管されるため、重要な証拠映像を失うリスクを減らせます。また、インターネット経由でどこからでも過去の映像を確認できるメリットもあります。利用には月額費用がかかる可能性があるため、事前にサービスの詳細を確認することが重要です。