
ヤマハ(YAMAHA) reface CS
の評価
商品概要
ヤマハ refase CSは、アナログシンセサイザーをモデリングしたAN音源(Analog Physical Modeling音源)を搭載し、マルチソー、パルス、オシレーターシンク、リングモジュレーション、フリーケンシーモジュレーションの5タイプのオシレーターで、アナログシンセ特有の豊かな音色変化をシンプルな操作で楽しめます。鍵盤には、フラッグシップモデルのフィーリングを継承した37鍵のHQ Mini鍵盤を採用し、コンパクトながらも高い演奏性を実現。音の強弱を細やかに表現できます。また、外装やノブ、スライダーにはハイグレードな質感が追求されており、操作する喜びを感じられます。2W×2の内蔵スピーカーと電池駆動に対応しているため、ヘッドホンや外部スピーカーがなくても、いつでもどこでも気軽に演奏や音作りが可能です。フレーズルーパー機能も搭載しており、手軽にフレーズを重ねて音楽的なアイデアを試すことができます。プロフェッショナルな現場から趣味の演奏まで、幅広いシーンで活躍する一台です。
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商品スペック
サイズ・重量
機能一覧
鍵盤を弾く強さによって音の大きさを変化させる機能です。弱く弾くと小さく、強く弾くと大きな音が出せるため、演奏に表情をつけることができます。より豊かな表現で演奏したい場合に役立ちます。
ヤマハ reface CSに搭載されている「HQ Mini」鍵盤は、フラッグシップシンセサイザーのフィーリングを継承しており、音の細やかな強弱をタッチで表現できるベロシティ機能に対応しています。これにより、鍵盤を弾く強さに応じて音の大きさが変化するため、単調な演奏ではなく、より表情豊かでダイナミックなパフォーマンスが可能です。シンセサイザーの音色に生命感を与え、演奏者の感情を音に込めることができるため、表現力を重視するプレイヤーにとって非常に重要な機能です。
音の高さを変えるピッチベンドホイールや、音にビブラートをかけるモジュレーションホイールを搭載する機能です。演奏中にリアルタイムで音色を変化させ、より表現力豊かな演奏ができます。ギターのチョーキングのような効果も出せます。
本製品には、ピッチベンドホイールやモジュレーションホイールといった物理的なホイールは搭載されていません。しかし、音色変化の核となるモジュレーション機能は、本体のスライダーやノブを使って直感的に操作できます。例えば、LFOやフィルター、エンベロープなどをリアルタイムで調整することで、ホイールと同様に音に揺らぎや変化を加えることが可能です。ホイールがないことでパネルがシンプルになり、コンパクトなデザインに貢献していますが、演奏中にピッチやモジュレーションを瞬時にコントロールしたい場合は、外部MIDIコントローラーの接続を検討する必要があります。
異なる音色を重ねて演奏できる機能です。例えば、ピアノとストリングスを重ねて、より豪華なサウンドを作り出すことができます。ライブ演奏や楽曲制作で、音の厚みを増したい場合に便利です。
ヤマハ reface CSは、複数の音色を同時に重ねて演奏するレイヤー機能は搭載していません。本製品は、AN音源によるバーチャルアナログシンセサイザーとして、単一の音色を深く作り込み、その音色をポリフォニック(最大8音同時発音)で演奏することに特化しています。そのため、ピアノとストリングスを重ねるような豪華なサウンドを一台で作り出すことはできません。しかし、その分、一つの音色に対する音作りの自由度が高く、アナログシンセ特有の太く存在感のあるサウンドを追求できます。複数の音色を重ねたい場合は、外部の音源モジュールやDAWと連携する必要があります。
鍵盤を叩くタイミングや強さを記録し、自動的に再生する機能です。作曲のアイデアを記録したり、複雑なフレーズを練習したりするのに役立ちます。演奏が苦手な方でも、簡単に音楽制作を楽しめます。
reface CSには、演奏したフレーズを記録し、ループ再生できる「フレーズルーパー」機能が搭載されています。この機能を使えば、ベースラインやリズムパターンを録音し、その上にメロディやリードサウンドを重ねていくことで、手軽に楽曲のアイデアを試したり、一人でセッションを楽しんだりできます。最上位製品のような多機能なステップシーケンサーとは異なりますが、直感的な操作で即興的なパフォーマンスや練習に活用できる点が魅力です。複雑な楽曲構築よりも、気軽にフレーズを重ねて遊ぶことに重点を置いた機能と言えます。
内蔵エフェクターで、音に様々な効果を加えられる機能です。リバーブで奥行きを出したり、コーラスで音を広げたりできます。音作りの幅が広がり、より個性的なサウンドを作り出せます。
本製品には、音作りの幅を広げるための内蔵エフェクターが搭載されています。具体的には、ディストーション、コーラス/フランジャー、フェイザー、ディレイといった種類のエフェクトを内蔵しており、これらを組み合わせることで、音色に奥行きや広がり、歪みなどの効果を加えることができます。これらのエフェクトは、本体のスライダーやノブで直感的に調整できるため、リアルタイムで音色を変化させながら、より個性的なサウンドを作り出すことが可能です。プロフェッショナルな現場でも通用する高品質なエフェクトは、楽曲の表現力を高める上で非常に有効です。
USBケーブルでパソコンと接続し、MIDI信号を送受信できる機能です。パソコンの音楽制作ソフトと連携して、シンセサイザーの音色を録音したり、ソフト上の音源をシンセサイザーで演奏したりできます。音楽制作の幅が広がります。
ヤマハ reface CSは、MIDI(ミニDIN IN/OUT)端子とUSB TO HOST端子を搭載しており、外部機器とのMIDI連携が可能です。これにより、コンピューターのDAW(デジタルオーディオワークステーション)ソフトウェアと接続して、reface CSを音源モジュールとして使用したり、ソフトウェアシンセサイザーをreface CSの鍵盤で演奏したりすることができます。また、他のMIDIキーボードやコントローラーと接続して、演奏の幅を広げることも可能です。音楽制作環境への統合が容易であり、現代の音楽制作において不可欠な機能と言えます。
SHOPSTAFFによる評価スコア
ヤマハ reface CSは、コンパクトなボディにプロフェッショナルグレードのAN音源を凝縮したバーチャルアナログシンセサイザーです。上位機種のような多機能なシーケンサーやサンプラー、ボコーダー機能は搭載されていませんが、その分、音作りの核となる部分に特化し、直感的な操作でアナログシンセ特有の太く豊かなサウンドを追求できます。55,000円という価格帯において、ヤマハの高い品質と本格的なサウンド、そして優れた演奏性を兼ね備えており、コストパフォーマンスは非常に高いです。想定される使用期間は長く、耐久性もヤマハ製品として信頼できます。主なユースケースとしては、自宅での気軽な音作りや練習、小規模なライブパフォーマンス、DAWと連携した楽曲制作の音源モジュールとしての活用が挙げられます。
ブランド・メーカー詳細
おすすめのポイント
- プロフェッショナル・ハイグレードなAN音源による本格的なアナログサウンド
- コンパクトながら優れた演奏性を誇るHQ Mini鍵盤
- 内蔵スピーカーと電池駆動対応で場所を選ばない自由な演奏性
- 直感的なスライダー操作で音作りの面白さを体感できるインターフェース
- フレーズルーパー機能による手軽な楽曲アイデア構築とパフォーマンス
注意点
- 作成した音色を本体に直接保存する機能がないため、音色管理にはライブラリアンアプリや外部機器との連携が必要です。
- ボコーダー、サンプラー、多機能なステップシーケンサーは搭載されていません。
- ピッチベンド/モジュレーションホイールは搭載されていないため、リアルタイムでのホイール操作を重視する場合は外部コントローラーが必要です。
おすすめな人
- アナログシンセサイザーの音作りに興味がある初心者
- コンパクトで持ち運びやすいシンセサイザーを探している人
- 直感的な操作で音色変化を楽しみたい人
- 自宅での練習や小規模なライブで使いたいミュージシャン
- DAWと連携して本格的なサウンドを求めるクリエイター
おすすめできない人
- ボコーダー、サンプラー、多機能シーケンサーを必須とするユーザー
- 作成した音色を本体に直接保存したいユーザー
- ピッチベンド/モジュレーションホイールによるリアルタイム操作を重視するユーザー
おすすめの利用シーン
- 自宅での気軽な音作りや練習
- カフェや外出先でのインスピレーションを形にする時
- 小規模なライブやセッション
- DAWと連携した楽曲制作の音源モジュールとして
- シンセサイザーの音作りの基礎を学ぶ学習用途
非推奨な利用シーン
- 複雑な楽曲を一台で完結させたい制作現場
- ボコーダーやサンプリングを多用するライブパフォーマンス
- 音色を頻繁に切り替えて保存する必要があるスタジオワーク
よくある質問(Q&A)
Q.このシンセサイザーでどのような音作りができますか?初心者でも楽しめますか?
Q.鍵盤の弾き心地はどうですか?
Q.持ち運んで外出先でも演奏できますか?
Q.作った音色を本体に保存できますか?
Q.ボコーダーやシーケンサーなどの機能は搭載されていますか?
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KORG modwave mk IIは、ウェーブテーブルシンセシス、Kaoss Physics、モーション・シーケンシング2.0を搭載した多機能なデジタルシンセサイザーです。最大60ボイスのポリフォニーと豊富なモジュレーション機能で、複雑かつ表現力豊かなサウンドを創造できます。
鍵盤数 | 37 鍵 | 音源方式 | デジタル |
最大同時発音数 | 60 音 | 内蔵音色数 | - 音色 |
エフェクト数 | - 種類 | 入出力端子 | ヘッドホン端子, OUTPUT L/MONOとR端子, DAMPER端子, MIDI IN/OUT端子, USB B端子 |
本体重量 | 2.9 kg | 消費電力 | 5 W |
MIDI対応 | 対応 | シーケンサー機能 | モーション・シーケンシング2.0 |
Moog Museは、8ボイスのアナログ・バイティンブラル・ポリフォニック・シンセサイザーです。Moog Modularの回路に着想を得たディスクリート構成のオシレーターやフィルターを搭載し、躍動感あるアナログサウンドを提供します。直感的な操作性と豊富なモジュレーション機能、パワフルなシーケンサーとアルペジエーターを備え、スタジオからライブまであらゆるシーンでクリエイティブな表現を可能にします。
鍵盤数 | 61 鍵 | 音源方式 | アナログ |
最大同時発音数 | 8 音 | 内蔵音色数 | 256 パッチ |
エフェクト数 | 1 種類 | 入出力端子 | MIDI IN/OUT/THRU, USB-B, USB-Aホスト, AUDIO OUT (TRS L/R), ヘッドホン, ペダル入力 (サスティン, エクスプレッション), CV入力 (2), CV出力 (2), アナログクロック入出力 |
本体重量 | 14.55 kg | 消費電力 | 非公開 W |
MIDI対応 | 対応 | シーケンサー機能 | 16ステップシーケンサー (16バンク×64シーケンス) |
Moogの伝統的なモノシンセの系譜を受け継ぎ、革新的な回路をコンパクトな筐体に凝縮。クラシックなアナログサウンドに現代的な機能を加え、音楽制作を次のレベルへと導く高性能モノフォニック・アナログシンセサイザーです。
鍵盤数 | 32 鍵 | 音源方式 | アナログ |
最大同時発音数 | 1 音 | 内蔵音色数 | 256 音色 |
エフェクト数 | - | 入出力端子 | MIDI IN/OUT (DIN, USB-C), AUDIO IN/OUT, HEADPHONE OUT, CV/Gate x6, PEDAL IN x2 |
本体重量 | 4.95 kg | 消費電力 | - W |
MIDI対応 | 対応 | シーケンサー機能 | 64ステップシーケンサー |
KORG minilogueは、新開発の4ボイス・ポリフォニック・アナログシンセサイザーです。37鍵盤、16ステップシーケンサー、オシロスコープ機能を搭載し、本格的なアナログサウンドを直感的に楽しめます。
鍵盤数 | 37 鍵 | 音源方式 | アナログ |
最大同時発音数 | 4 音 | 内蔵音色数 | 200 音色 |
エフェクト数 | 1 種類 | 入出力端子 | ヘッドホン端子, OUTPUT端子, AUDIO IN端子, SYNC IN端子, SYNC OUT端子, MIDI IN端子, MIDI OUT端子, USB B端子 |
本体重量 | 2.8 kg | 消費電力 | 8 W |
MIDI対応 | 対応 | シーケンサー機能 | 16ステップ・ポリフォニック・シーケンサー |
KORG wavestate SEは、アフタータッチ付き61鍵盤と独自のウェーブ・シーケンシング2.0を搭載したフラッグシップシンセサイザーです。最大120ボイス、豊富なサウンド、専用ハードケース、音楽ソフトウェアバンドルが付属し、新しい創造性を刺激します。
鍵盤数 | 61 鍵 | 音源方式 | Wave Sequencing 2.0 |
最大同時発音数 | 120 ステレオ・ボイス 音 | 内蔵音色数 | 261 パフォーマンス、799 プログラム、1,042 ウェーブ・シーケンス 音色 |
エフェクト数 | 非公開 種類 | 入出力端子 | ヘッドフォン、オーディオ出力L/MONO, R、DAMPER、MIDI IN/OUT、USB B端子 |
本体重量 | 8.6 kg | 消費電力 | 5 W |
MIDI対応 | 対応 | シーケンサー機能 | Wave Sequencing 2.0 |