
Blackmagic Design ATEM Mini Pro ISO
の評価
商品概要
Blackmagic DesignのATEM Mini Pro ISOは、4系統のHDMI入力を備え、コンパクトながら多機能なライブプロダクションスイッチャーです。最大1080p60のHD映像に対応し、入力ソースの個別収録(ISO録画)および本体単体での直接ライブ配信が可能です。基本的なカット、フェード、ワイプに加え、クロマキー合成やPinP(ワイプ)といった映像エフェクトも内蔵。マイク入力(3.5mmステレオミニ)も2系統あり、音声ミキシング機能も利用できます。USBウェブカメラ出力にも対応し、PCとの連携も容易です。手頃な価格でマルチカム配信・収録環境を構築したい初心者から中級者に最適なモデルです。
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商品スペック
サイズ・重量
機能一覧
複数の映像の中から一つを小さく表示し、別の映像の上に重ねて同時に見せる機能です。例えば、ゲーム実況でゲーム画面の上に自分の顔の映像を小さく表示したり、プレゼンテーションで資料映像の隅に話している人の映像を映したりできます。視聴者はメインの映像を見ながら、もう一つの映像で解説や話し手の様子を同時に確認できるため、より分かりやすく、臨場感のある映像コンテンツを作成できます。特に、複数の視点を同時に見せたい場合に役立ちます。
画面の任意の位置に別の映像を子画面として表示するPinP(ワイプ)に対応しています。基本的なレイアウトやサイズ調整は可能ですが、より複雑な複数レイヤーの合成や自由な配置は制限されます。簡易的な映像合成には十分な機能です。
特定の色(多くは緑や青)の背景を透過させて、別の映像や画像をそこに表示させる機能です。ニュース番組で天気予報士の後ろに地図が表示されたり、Web会議でバーチャル背景を使ったりするのと同じ原理です。自宅の壁に緑の布などを貼れば、まるで別の場所にいるかのような映像を配信できます。部屋の様子を見せたくない場合や、特定の演出をしたい場合に有効で、手軽に映像の質感を向上させられます。
グリーンバックやブルーバックを使ったクロマキー合成に対応しています。人物やオブジェクトの背景を透過させて、別の映像や静止画と合成することが可能です。ただし、クロマキーとPinPなどのDVE合成は同時に使用できないなど、一部制限があります。
ライブ配信している映像や、スイッチャーを通して切り替え・合成された映像を、外部の録画機器やパソコンを使わずに、スイッチャー本体に直接記録できる機能です。多くの場合、SDカードやUSBストレージに記録されます。配信と同時に高画質な映像ファイルを保存できるため、後から編集して別の動画コンテンツを作ったり、配信を見られなかった人に共有したりする際に便利ですのです。手軽に配信の記録を残せます。
スイッチング後のプログラム映像だけでなく、入力された全4系統の映像ソースを個別ファイルとしてSDカードやUSB-C接続の外付けSSDに同時収録するISO録画機能に対応しています。これにより、ライブ配信後に自由にアングルを選んで編集し直すことが可能になります。
パソコンを経由せず、スイッチャー単体でインターネット上の動画配信プラットフォームに直接、映像と音声を送ることができる機能です。通常、配信には高性能なパソコンが必要ですが、この機能があればスイッチャーとインターネット回線だけで配信が完結します。機材の準備や接続がシンプルになり、配信の手間を大幅に減らせます。パソコンが苦手な方でも、手軽にライブ配信を始められます。
イーサネットポートを備えており、PCを介さずに本体単体でYouTubeやFacebookなどの主要プラットフォームに直接ライブ配信が可能です。内蔵エンコーダーにより、手軽に高画質な配信を開始できます。配信用PCの負荷を軽減できる点がメリットです。
あらかじめ用意しておいた画像ファイル(写真、ロゴなど)や、文字情報を入力して作成したテロップ(画面下部に表示される説明文など)を、配信中の映像に重ねて表示できる機能です。配信中に、話している人の名前、チャンネル名、ウェブサイトのアドレス、伝えたい情報などを画面に表示できます。視聴者にとって情報が分かりやすくなり、配信の質を高めたり、プロフェッショナルな印象を与えたりするのに役立ちます。
最大20枚の静止画をメディアプールに保存し、テロップやロゴとして映像に重ねて表示できます。ソフトウェアコントロールパネルから管理や表示の操作を行います。配信中に画面に必要な情報を手軽に追加できます。
複数の音声入力(例えば、話者のマイク音声、BGM、効果音など)をスイッチャー本体で受け取り、それぞれの音量を調整したり、バランスを整えたりして、一つの音声として出力できる機能です。映像の切り替えと同時に、音声もスムーズに切り替えたり混ぜたりできます。外部に別途オーディオミキサーを用意する必要がなくなるため、機材がシンプルになり、配線も簡単になります。映像と音声の一元管理が可能です。
入力された映像ソースのエンベデッドオーディオや、本体の3.5mmステレオミニ入力(2系統)からの音声をミックスできます。EQやダイナミクス処理にも対応しており、各音源のレベル調整や簡単な音質補正が可能です。ただし、プロ用マイクなどで一般的なXLR端子は搭載していません。
スイッチャーで複数のカメラ映像を切り替えたり、合成したりして作成した最終的な映像を、パソコンにUSBケーブルで接続した際に、パソコンからはまるで一つのウェブカメラの映像のように認識させる機能です。この機能を使えば、ZoomやSkype、Google Meetといったビデオ会議ツールや、OBS Studioなどの配信用ソフトウェアで、複数のカメラを使った本格的な映像を簡単に利用できます。オンラインミーティングやウェビナー、様々なPCを使った配信で映像表現の幅が広がります。
USB-CポートはUVC(USB Video Class)に対応しており、PCに接続するとウェブカメラとして認識されます。これにより、ZoomやMicrosoft TeamsといったWeb会議ツールや、OBS Studioなどの配信ソフトで、本機でスイッチングされた映像を簡単に利用できます。別途キャプチャーデバイスは不要です。
SHOPSTAFFによる評価スコア
本製品は、手頃な価格ながらHDMI入力を4系統搭載し、ISO録画と本体直接配信機能を備えたライブプロダクションスイッチャーです。基本的なスイッチングに加え、クロマキーやDVEによる簡単な映像合成も可能です。価格帯を考慮すると非常にコストパフォーマンスが高く、多カメ配信の入門機として、また小規模なイベントやセミナー向けに強力な選択肢となります。ただし、入出力端子の種類や数、オーディオ機能、エフェクトなど、プロ向けのより高度な機能は上位機種に譲ります。長時間の使用で本体が高温になる場合があり、冷却対策を検討するとより安定した運用が期待できます。
ブランド・メーカー詳細
おすすめのポイント
- 手頃な価格で多カメ(最大4台)でのライブ配信・収録が可能
- 全入力を個別に収録できるISO録画機能搭載(後編集に有利)
- PC不要で本体単体で直接ライブ配信が可能
- USBウェブカメラ出力でPC会議ツールなどと連携しやすい
- 直感的なボタン配置で操作しやすい
- コストパフォーマンスに優れている
注意点
- 長時間の使用で本体が高温になる場合があるため、必要に応じて冷却対策を推奨
- 特定の機器(Nintendo Switchなど)の音声入力でグランドループノイズが発生する可能性があり、対策が必要な場合がある
- 映像ソースと音声ソースの接続方法によっては音声遅延が発生する場合がある
- HDMI出力は1系統のみのため、PGMとマルチビューを同時に別モニターに出力するには別途分配器などが必要
- クロマキーとワイプ(PinP)は同時に使用できない
- 外部オーディオ入力は3.5mmステレオミニ端子のみ(XLR接続には変換が必要)
- 高度なトランジションや複数のDVE合成など、一部の映像演出には制限がある
おすすめな人
- オンラインセミナーやウェビナーを複数のカメラで行いたい個人・法人
- YouTubeやTwitchなどでマルチカムを使ったゲーム実況やライブ配信をしたいユーザー
- 小規模なイベントやプレゼンテーションで映像切り替えを行いたい担当者
- 予算を抑えつつ、本格的な多カメ配信環境を構築したい初心者〜中級者
- HDMI出力を持つ複数のカメラやPCを使用するユーザー
- 後からマルチカム編集を行いたいユーザー
おすすめできない人
- SDI入力/出力が必須のプロフェッショナルな現場
- 5台以上のカメラやソースを同時に接続する必要があるユーザー
- 高度なキーイングや複雑な映像合成(複数レイヤーの合成など)を頻繁に行うユーザー
- 物理フェーダーなど、より放送業務に近い操作性を求めるユーザー
- 4K以上の解像度での制作・配信が必須のユーザー
- 映像機器に関する専門知識が全くなく、完全に手軽なシステムを求めるユーザー
おすすめの利用シーン
- オンラインセミナー・ウェビナーの開催
- YouTube・Twitchでのゲーム実況やトークバラエティ配信
- 小規模オフィスの簡易スタジオからの情報発信
- オンライン学習・授業の配信
- 小規模な音楽ライブや舞台の配信
非推奨な利用シーン
- 大規模放送局やプロフェッショナルなプロダクション現場
- 高い信頼性や冗長性が求められるミッションクリティカルな配信
- 多数のSDIカメラを使用するスポーツ中継など
- 高度なバーチャルスタジオ構築
よくある質問(Q&A)
Q.ライブ配信やオンラインイベントでの使用はできますか?
Q.映像の切り替えや操作は難しいですか?
Q.ライブ配信と同時に録画もできますか?
Q.どんな機器を接続できますか?
Q.PCと連携させて使うことはできますか?
Q.ゲーム実況で使用することは可能ですか?
Q.日本語の取扱説明書は付属していますか?
Q.ATEM MiniやATEM Mini Proとの違いは何ですか?
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8系統SDI入力、4系統SDI出力、全入力+PGMのISO収録に対応。本体単体での直接配信や高度な合成・オーディオ処理が可能。DaVinci Resolveプロジェクトファイルも保存。多カメ収録・配信・後編集に最適なプロ仕様モデル。
ビデオ入力数 | 8 | ビデオ出力数 | 4 (SDI PGM/Aux) + 1 (HDMIマルチビュー) |
対応ビデオフォーマット | 1080p60までのHD | ビデオ入力端子種類 | 3G-SDI |
ビデオ出力端子種類 | 3G-SDI, HDMI | キーヤー数 | 4(アップストリーム) + 2(ダウンストリーム) |
マルチビュー出力数 | 1 | オーディオ入力数 | 2(3.5mmステレオミニ) |
オーディオミキサー機能 | 対応(Fairlight内蔵) | 本体サイズ | 539.8 x 266.7 x 63.5 mm |
本体重量 | 2.3 kg |
Blackmagic Design
ライブプロダクションスイッチャー ATEM SDI Pro ISO (SWATEMMXEPBPRISO)
¥123,022(税込)2025-04-27 時点でのAmazonの価格です
4つの3G-SDI入力を備えたポータブルスイッチャー。直接配信とPGM+全入力のISO録画に対応。PI PやDVEも搭載し、小規模配信・マルチカム収録を手軽に。
ビデオ入力数 | 4 | ビデオ出力数 | 2 |
対応ビデオフォーマット | 1080p60まで対応 | ビデオ入力端子種類 | 3G-SDI |
ビデオ出力端子種類 | 3G-SDI, HDMI, USB-C | キーヤー数 | 2 |
マルチビュー出力数 | 1 | オーディオ入力数 | 2 |
オーディオミキサー機能 | 対応(Fairlight内蔵) | 本体サイズ | 270 x 180 x 70 mm |
本体重量 | 0.68 kg |
4つのHDMI入力と直接配信機能を備えた、コンパクトなライブプロダクションスイッチャー。最大1080p HD動画に対応し、手軽に多カメ配信を実現。
ビデオ入力数 | 4 | ビデオ出力数 | 1 (HDMI) |
対応ビデオフォーマット | 1080pまでのHD | ビデオ入力端子種類 | HDMI |
ビデオ出力端子種類 | HDMI | キーヤー数 | - |
マルチビュー出力数 | 1 | オーディオ入力数 | - |
オーディオミキサー機能 | 対応 | 本体サイズ | 237.5 x 104.1 x 35.1 mm |
本体重量 | 0.94 kg |
4つのHDMI入力、5.5インチLCDモニター、録画・配信機能を一体化したビデオミキサー。PCレス操作や高度な合成機能で小規模配信をサポート。
ビデオ入力数 | 4 | ビデオ出力数 | 2 |
対応ビデオフォーマット | 1080p60まで | ビデオ入力端子種類 | HDMI |
ビデオ出力端子種類 | HDMI | キーヤー数 | 6 |
マルチビュー出力数 | 1 | オーディオ入力数 | 2 |
オーディオミキサー機能 | 対応 | 本体サイズ | 228.6 x 152.4 x 127 mm |
本体重量 | 1.8 kg |
フルHD対応HDMI 4入力2出力のコンパクトなビデオスイッチャー。シンプルで直感的な操作が可能で、多彩なエフェクト、オーディオミキサーも搭載。PCアプリ連携にも対応し、VJやライブ配信、教育、企業用途など幅広く活躍します。
ビデオ入力数 | 4 | ビデオ出力数 | 3 |
対応ビデオフォーマット | 1080p/1080i/720p | ビデオ入力端子種類 | HDMI |
ビデオ出力端子種類 | HDMI | キーヤー数 | |
マルチビュー出力数 | 1 | オーディオ入力数 | |
オーディオミキサー機能 | 対応(12chデジタル) | 本体サイズ | mm |
本体重量 | kg |