Arkrocket キュリオシティ ブルートゥース ターンテーブル AR-108A

本製品には、レコードの再生が終了した際に自動的にトーンアームが元の位置に戻り、回転が停止するオートリターン機能は搭載されていません。そのため、レコードの再生が終わったら手動でアームを戻し、電源を切る必要があります。この機能がないと、レコードや針の摩耗が進む可能性があり、特に就寝前など、再生終了時にすぐに操作できない状況では注意が必要です。

本製品は33 1/3、45、78 RPMの3つの再生速度に対応していますが、これらの速度を微調整する機能は搭載されていません。レコードの音程がわずかにずれている場合や、特定のレコードでより正確な再生を求める場合には、微調整機能がないことが制約となる可能性があります。しかし、一般的なレコード再生においては、3速対応で十分な場合が多いです。

本製品には、レコード針がレコード盤にかかる圧力を調整する針圧調整機能は搭載されていません。針圧は音質やレコード、針の寿命に影響を与える重要な要素ですが、本製品では固定針圧での使用となります。これにより、ユーザーが複雑な設定を行う必要がなく、手軽に使える反面、音質を細かく追求したいユーザーにとっては物足りなく感じるかもしれません。

本製品はBluetooth送信機能を搭載しており、内蔵スピーカーだけでなく、Bluetooth対応のワイヤレススピーカーやヘッドホンにレコードの音声をワイヤレスで送信して楽しむことができます。これにより、配線の煩わしさから解放され、リビングや寝室など、様々な場所で自由にレコード音楽を鑑賞することが可能です。Bluetooth受信機能も備えているため、スマートフォンからの音楽ストリーミングも楽しめます。

本製品には、レコードの音源をデジタルデータ（MP3など）に変換してUSBメモリやパソコンに録音するUSB録音機能は搭載されていません。お気に入りのレコードをデジタル化してスマートフォンやポータブルオーディオプレーヤーで持ち歩きたい場合や、レコード音源を長期保存したい場合は、別途USB録音に対応した機器やオーディオインターフェースを用意する必要があります。

本製品には、外部からの振動を吸収し、音質への影響を軽減するためのインシュレーターは搭載されていません。スーツケース型のコンパクトな設計のため、設置場所の安定性や周囲の振動には注意が必要です。特に、低音域の再生時に不要な共振が発生する可能性も考えられます。よりクリアで安定した音質を求める場合は、別途インシュレーターや防振マットの使用を検討すると良いでしょう。